127. 基礎編 / 鉱物資源の小部屋 / 粉体技術の歴史
粉体技術、それは人類史上普遍的なテーマ、そして無限の応用展開が出来る基礎技術の世界...。
こんにちは、加来各論です。
そんな訳で今日は粉体技術にまつわる話です。
店主が粉体と聞いて思いつくのがカーボンナノであったりナノチップとか。カーボンは昔からあるのでいいとして、ナノチップとか言うと動植物トラッキングとか人体認証か?とか連想してしまいます。生物の商品化がいよいよヒトにも、なんて。カーボンはゴムや樹脂の強度補強材として練り込まれてます、なのでタイヤは黒い。最近だと電磁波対策で黒い建物や塗装に使われていると思います、カーボンが電磁波吸収してくれます。
今回は粉体なのですが店主的な狭い視野で見た八女地域発祥の粉体技術をご紹介します。

実は八女@福岡は粉体技術のメッカなのだ。
で、なぜ 八女 Yame なのか...。店主が好きな古い街で更にハイセンスだから。
・代々ものづくりを続けているので心が落ち着いている。異空間的な落ち着いた街並み。
→安定した波動は安定した良い製品が出来る。使い心地、着心地に影響します。
・矢部川中流域の黒木町が臼に適した石材の産地である。
・上流域は臼の石材加工職人が豊富。時代時代の先端案件依頼が集まりやすい。
・粉体を活用した応用商品を生み出す素養がある。
・上流の資源が豊富。べんがら、金、樟脳、漆の加工等。
実際どんな粉体を生産してきたか...。

保管されてます。
界隈の神社の特徴です。
<素材 / Software>
・打製石器時代・
どんぐり粉 / 消化の良い食料として。リスの様な食っちゃ寝の生活から粉末化で消化が良くなり人の生活が活動的に。陶器の目止め剤。
べんがら粉末 / 顔に塗る化粧として。木造船・建築の防触塗料として。
カーボンブラック / 黒色顔料。黒いゴムはこれを添加することで強度が上げられている。隣の久留米にはブリジストン、旧月星化成現ムーンスター。近年では電磁波の吸収体としての利用が広がる。

最近やたら街に黒が目立つのは電磁波対策品ですね、ピアノブラックとか。今は地球磁場が落ちてるので人工電磁波、太陽風等が優位になって不具合を起こしてる訳です。夏場は赤外線を吸収して加熱されるはずですが最近の建築材・自動車等の黒色製品は吸熱しない様になっています。この辺は触れれば解る感じです。
黒曜石粉 / 陶器の釉薬 Yuyaku 、どんぐり粉からガラスコートの時代へ。
粘土粉 / 瓦・陶器用の精製された土
胡粉 Gofun / 貝類を粉砕した粉。提灯の絵付、仏壇・人形の彩色
灰 / 染め物のPH調整剤として
水銀朱 / べんがらの赤より鮮やか。防腐剤として古墳、石棺の内部に撒かれる。
にかわ粉 / 仏壇の接着剤として使用・矢じりの接着。
滑石粉 / 土器に混ぜ込み耐熱性を向上
白粉 Oshiroi / 2種類あって鉛白は鉛、平安貴族を中心に使用された。軽粉は水銀を原料として舞子・芸者に使われる。共に中毒が問題となり使用中止に。
薬石 / 飢饉になるとミネラル欠乏になります。そこでミネラル分の多い石を削って粉末化、お湯で煎じてミネラルを補給します。白米もミネラル欠乏になるので五分づき米に変えると体調が良くなります。
・臼と水車の時代と商品展開・

小麦粉・米粉 / うどん・そば・そうめん
消石灰 / 漆喰に使用
硫黄 / 火薬の主材料
硝石 / 火薬の副材料。土・尿・蚕の糞などを発酵させて抽出する技術が白川郷や富山の五箇山などで発展。強烈な白煙。現代ではハーバー・ボッシュ法による合成が主流。
樟脳 / 火薬の副材料。楠木を蒸留して結晶を得る。江戸期の本草学者によって製法開発される。硝石に代わる火薬の原料(無煙火薬)。世界的な銃・大砲の増加による硝石の高騰・需要増に対応。
杉粉 / 線香・花火の原料、線香花火
抹茶 / 日陰で栽培、蒸らし乾燥、茎・筋取り、石臼でひいて粉末化で完成。
砥石粉 / 漆塗りの仏壇の磨きに必要
櫨粉 Hajikona / 和蝋燭の原料であるハゼの実を粉砕して粉を作ります。
くず粉 / 高級食材
菜種粉 / 菜種油の搾りかすを粉砕、肥料として撒く。
石炭粉 / 低質な石炭を粉砕、型で成形し練炭として商品化。
大豆粉 / 保存食としての団子文化
蕨粉 Warabiko / 保存食として。精製に大量の水を要するため豊富な清流が必須。
<道具 / Hardware>

山口市歴史民族博物館にて
石器 / 川石・石棒で叩いて粉砕
臼杵 / 臼に素材を入れて杵で叩いて粉砕
石臼 / 上下対の臼、上臼を回転させ素材をすりつぶす。
薬研 / 船形の器に素材を入れ円環型の石器を往復回転させすり潰す。
水車 / 2の動力として水車を組合わせる。人力から動力による量産化。
<石材 / Stone>
凝灰石 / 上流の黒木町に産する適度な硬さと均一性を持つ石材。石材加工で出る屑を更に粉体に加工、漆喰の混ぜ物や磨き粉として利用。
凝灰角礫岩 / 古代から石室の材料として使われましたが、その粉砕された粒子は、硬度を活かした「研磨剤」として利用。
滑石 / 縄文・弥生時代、土器を焼く際に割れないよう、滑石を粉にして粘土に混ぜる技法あり。石に字を書く石筆。
閃緑岩・花崗岩 / 非常に硬く石臼の材料に利用。食文化の発展を支える。
安山岩 / 耐熱性が非常に高いため、古くから鍛冶屋の炉の壁材や、鋳型(いがた)の材料として、粉末状にして練り固めて使われます。
拾い集めると硬い石と柔らかい石の共存という八女ならでわの阿蘇からの贈り物を時代に合わせて上手に生かした歴史が見えてきますね。
あと岩は重量が重いので外乱磁場の影響を受けにくい安定した磁場環境を作るので惑星からの影響を受けにくいかと思います。なので八女に行くと精神的に安定する、心地良いとなるのかと推察します。
結論 / Conclusion
静かなる八女、
粉体技術で時代を支える。
面白い街です、この街だけで古代から現代までのグローバルなネットワーク産業史を語れます。店主もビックリです。
注意 スキ大歓迎、リンク歓迎、禁不許可転載複製、応相談、少人数出張座学承ります。
*写真はうきは歴史博物館の入口に置いてある石臼です。近くには製麺所があり川沿いにあるので昔は水車を使って粉を挽いていたと思います。

護岸の丸石の意味を理解できますか?
初期の製粉道具である川石です。
昔使ってた道具を再利用して後世に伝えてる訳です。
じっちゃんが子供の頃になぁ、って。
