26. 基礎編 / 象徴の世界 / 色
なんか最近黒い建物増えたよね。黒は熱線吸収して発熱するから都市温度上昇すると思うけどね。そうなるとエアコン付けて電気消費増えるなぁ。天神は地下街があるからいいなぁ、あそこは照明控えめで落ち着いた雰囲気だし涼しい。地下生活で日に当たらなくなるとビタミンD作れなくなるから人工太陽が必要になるなぁ。これをやるには量子コンピュータが稼動すると演算しまくって瞬時にRGBの最適化出来るようになるんだろなぁ…。医療にも使えるなぁ、音波治療とか主流になりそうだなぁ。身体の部位に合わせて固有振動数を調律してあげる感じ、これはヒットだな。
こんにちは、加来各論です。
そんな訳で今日は色にまつわる話です。
そんな調子で再開発真っ盛りの街を歩いてた訳ですが日本には草木から取った四季を感じさせる様々な色がありますね。
colorful world 色とりどり
紅葉の時期の落ち葉なんか連想してしまいます。まだ早いですがこの秋は紅葉狩りなんて良いかもしれませんね。
小学生の頃、女性の担任教諭が絵が好きで、ある日煮干しを持ってくるようにと。
鉛筆で輪郭を描いて次に観察させるんですね。
色を見つけましょう。何色がありますか?
皆思い思いに見つけた色を口に出します。
そこで干物に隠された無数の色を見つけるんですね。
意識によって見える世界が変わる…。
では、見つけた色を紙の上に塗っていきましょう。
色を探して絵の具を置くという、自分にしか分からない正解のない宝探しの様な授業が楽しくて夢中で色を探したのを覚えてます。
前置きはこの辺で、歴史を遡って色について確認していきましょう。
最初の色は…炭で描く黒です。

焚き火を囲んで談笑しながら棒っきれで地面に絵を描きます。朝になって消えた炭を拾うと黒く手が汚れた。洗っても中々取れない。誰かが顔に塗った。皆が笑った、そして自分も。皆同じ柄の模様を描く様になった。墨を通して仲間意識が生まれた。洞窟に動物の絵を描いた。皆も真似して好きな動物の絵を描いた。

黒で描くには対照色の白い壁が都合が良かった。
そして2つの色に加えて赤が加わります。生命誕生に伴う血の色、古代の死にも血が見られたことでしょう。
赤で始まり赤で終わる。
赤は根本原理、源としての色、大きな変化を与える色として認知されます。

以上から黒、白、赤が基本の三色となります。
ローマ人も衣服に赤系の染色を好んで使ったそうです。
では次に中世へと時間を飛ばします。
中世世界では南部と北端部とで種族の違い、言語、風習の違いから主導権を持つ南部の人達は北部を蛮族と見ていた様です。アイルランドやスコットランド、北欧に住むケルト人です。彼らは青い目、褐色の肌、ドルイドと呼ばれる宗教儀式を行う多神教です。ローマ帝国の支配層、一神教であるキリスト教に異質として敵視されることになります。こういった背景からケルト人の特徴である青い瞳の色は不浄で野蛮な色と認識されます。ローマ人にとっては深い青は喪中を示す色でもあり、青は蛮族と死の色、つまり不浄、野蛮、不吉な色となりました。
その後、12世紀に入って騎士の盾に青が使われる様になり貴族間に流行色として服飾にも広がります。この辺はラピスラズリなど染色材の色素発色の向上も人気を押し上げます。初期の盾の色は一般的に赤色、生と死の世界観を示していますね。
余談ですがフランクフルト発祥のユダヤ人富豪ロスチャイルドはドイツ語でRot schild ロートシルド 赤い盾、仏語読みでロチルド、英語読みでロスチャイルドとなります。
原色として白、黒、赤、青が出揃いました。ここでそれぞれの色が示す意味について解説していきます。
白 善、昼、成長、反射、勝利、征服、疫病、カトリック最高位である教皇
黒 悪、夜、死、吸収、プロテスタント、飢饉
中世の考え方として…
善と悪はチェス盤に市松模様として示されています。敵と味方、相手からするとこちらは敵ですね。市松模様はバランスが取れた善悪拮抗した状態を示します。戦闘前夜と言ったら所でしょうか、そこに駒を置き戦闘準備となります。
日中に草木は育ち、夜は成長が止まる。
夜寝て朝目覚めなければそれは死、
1日は生と死の繰り返し。
中国では陰陽で示します。
赤 生と死、情熱、キリスト教、血、戦争
青 高貴な、冷静、忠実、疫病
青が紋章に使われるのはフランスカペー朝からでそこから貴族間に広がって人気色となります。黒と赤では選択肢が限られて限界がありますよね。

さてここから店主の本気の領域、色彩のゲートをくぐることになります。本日もシビレて頂きます、シートベルトはお締めでしょうか?今一度ご確認を…。
Please make your seat belt securely fasten.
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