出張回想録Vol.4
お店周りの旅
ヨルダン2日目は早朝から取引先の社長&息子さまお二人とご一緒に、8カ所のサブ店周りを実施。
当社の商品は、当社(メーカー)→商社経由→中近東各取引先(親会社)→営業所・特約店(サブ店)→お客様のルートで販売されています。1〜2年に一度、定期的に取引先やサブ店に訪問し、年間の取引台数、価格、販促、インセンティブ等、その他諸々の商談を行います。今回は、親会社との交渉ごとの他に直接お客様に販売をする営業所やサブ店に訪問者し商品の販売状況や評価「ナマの声を聞く」CSを兼ねた訪問が目的です。
朝靄が立ち込める首都アンマンから車でどこをどう回ったのか?記憶は定かではありませんが、移動の車中で「向こうに見えるのが死海だよ」とドライバーが言ってましたので、アンマンから南下しているようでした。
久々の日本メーカーからの訪問を聞きつけて、熱烈熱波大歓迎の嵐が待ち構えていました。
「検討します!」は、NG!
回答は「YESかNO!」
「出来るか出来ないか!」の2択。。
キツネ目の上司からは、「旅立てば、アナタが会社の代表、全てにおいて責任をもってYESかNOか、速決しなくてはいけないのよ!」と教訓を言い渡され、出張前に営業的な事は悪い頭にかなりぶち込んできましたが、想定を超えた技術面での質問が多く大苦戦、、
安易に「YES!」などと答えると保証問題にもなるので、慎重には慎重を期して回答をしなくてはならないが、「持ち帰り検討します!」などの戯言は通じない、言わば、伸るか反るかの崖っぷち、
これこそが、中東ビジネスの醍醐味とかと酔いしれる余裕もなく、時間ばかりが刻々と過ぎていきました。
現代では携帯電話で日本に問合わせるか、魔法のランプのスマホをチョイチョイと擦れば、技術的なベストアンサーが湯水の如く溢れる出てくるのに、この当時は魔法のランプはなく裸一貫、質問されるたびに小さい脳がオーバーヒートし、汗が湯水の如く全身から溢れるばかりでした。更に英語からアラビア語の往復、私の乏しい語学力が拍車を掛け、会話がなかなか進まず四苦八苦している情けない私を見て、魔法のランプから現し大魔人、取引先の無口な社長の「彼を信用しろ!」の一言で、何とか厳しい状況を乗り切れた次第でした。
ヨルダンでの2日目は、そんなこんなで、クタクタ〜ヘロヘロ〜で、私の人生で1番長い一日となりました。
アンマンへの帰路に、傷心している私の姿を見兼ねて、取引先の社長が気分転換に、「シタデル」って名の観光地に連れて行ってくれました。ガイドブック等には、「アンマン城」と書かれているみたいですが、アンマンでは一般的に「シタデル」と呼ばれていました。
シタデルはアンマン市内を見下ろせる丘にあり、古代から人が住んでいた場所で、政治的にも軍事的にも、とても重要な場所だと社長が教えてくれました。
ここからのアンマン市内の眺めはとても素晴らしく、暮れゆく中東の景色が傷ついた心を癒してくれました。
続く、、、、

