気が遣えるあなたが、実は一番傷つきやすい理由
「めちゃめちゃ気が遣える人は、されたくない事が、めちゃめちゃ多いよね。」
このフレーズ、SNSで見かけて思わず画面の前で頷いてしまいました。
私、責任感だけは人一倍強くて…人に迷惑をかけたくないから、提出期限は絶対に守るし、お願いされた仕事はできるだけ早く終わらせるようにしてる。それが当たり前だと思ってた。
でも、逆の立場になった時。
自分がお願いしたことをすっかり忘れられてたり、みんなで決めたはずの決まり事が守られてなかったりすると、なんだかモヤモヤした気持ちが残る。
「私だけがこんなに気を張ってるのかな」って。
モヤモヤの正体
このモヤモヤの正体って、たぶん「不公平さ」じゃないかと思うんです。
私は相手の状況を想像して、「今頼んだら迷惑かな」「これくらいの期限なら守れるよね」って、いつも相手基準で動いてる。相手の負担を減らすことを、無意識に優先してる。
でも相手は、そこまで考えてない。
悪気があるわけじゃなくて、単純に「気づいてない」だけなんですよね。私が期限を守るのに使ってるエネルギーとか、決まり事を大事にしてる気持ちとか、そもそも相手の視界に入ってない。
同じ熱量で見てもらえると思ってたのに、実際は全然違う温度差があった。そのギャップに、勝手に傷ついてる。
しかも厄介なのは、これを相手に言葉で伝えるのも苦手なこと。「私はこんなに気を遣ってるのに」なんて絶対に言えない。
だから余計にモヤモヤだけが、自分の中に溜まっていく。
善意が「当たり前」に変わる瞬間
たとえば、仕事でこんなことがありました。
書類を次の人に渡すとき、向きを揃えて、一言メモを添えて。共有フォルダも、次に使う人が迷わないように整理しておく。それが当たり前だと思ってやっていました。
でも自分が誰かから受け取る番になると、書類はバラバラ、説明もなくて何をすればいいか分からない。「ちょっとの配慮で防げたはずなのに」と、自分の時間が雑に扱われたような気持ちになるんです。
会議の後片付けや電話応対も同じでした。誰かがやらなきゃいけない仕事だからと、自分から引き受けていたら、いつの間にか「あなたがやって当然」の仕事になっていて。お礼の言葉すらなくなっていく。
善意でやっていたことが、当たり前として扱われる瞬間。そこで初めて、「ないがしろにされている」という感覚に気づくんです。
気づけることは、弱さじゃない
このモヤモヤ「繊細すぎる自分が悪い」わけじゃない。
だって、これだけ細かいところまで気づけるって、それだけ相手の立場に立って想像できているということ。次の人が困らないように。相手が傷つかないように。常に一歩先を読んで行動できているということです。
逆に言えば、「自分がないがしろにされている」ことに気づけるのも、同じ感度があるから。人の痛みに敏感だからこそ、自分への雑な扱いにも敏感に反応してしまう。それは、繊細さの裏表みたいなものなんだと思います。
だから「気にしすぎ」でも「弱い」でもなくて、ただ人一倍、感度が高いだけ。
とはいえ、感度が高いままだと、モヤモヤは溜まる一方です。私が最近意識するようにしているのは、次の3つです。
1. 「気づいたこと」と「我慢すること」を切り分ける
気づくのは繊細さの強み。でも気づいた不満を全部飲み込む必要はない。「これは伝えていいモヤモヤかも」と一旦立ち止まる。
2. 見返りを期待しない配慮と、期待していい配慮を分ける
バトンを丁寧に渡すのは自分の美学として続けていい。でも「相手も同じようにやってくれるはず」という期待は、手放す。期待するから、裏切られた気持ちになる。
3. モヤモヤを「記録する」だけにする
言葉にして相手に伝えるのが難しくても、自分の中では言語化しておく。メモでもいいし、頭の中で「これは○○だからモヤッとしたんだな」と整理するだけでいい。相手に伝えなくても、自分が納得できれば、モヤモヤは少し軽くなります。溜め込んで爆発するより、その都度「気づいて、流す」を繰り返す方が、ずっと楽になれる気がしています。
おわりに
「めちゃめちゃ気が遣える人は、されたくない事が、めちゃめちゃ多い」
このモヤモヤは、優しさの代償みたいなものなのかもしれません。でも、それは決して悪いことじゃなくて。人の気持ちに敏感になれる自分を、責める必要はないんです。
気づけているだけで、もう十分。
その気づきを、少しだけ自分のために使ってあげてください。
たとえば、「あ、今周りに気を遣いすぎて疲れてるな」と気づいたら、あえて先回りして動くのをやめてみる。
誰かの雑な態度に傷ついたときは、「そりゃモヤッとするよね」と自分が一番の味方になって味方をしてあげる。
人に向けていた優しいアンテナを、ほんの少し自分に向けて、自分をいたわるために使ってあげてくださいね😊
あなたが周りにしてあげている優しさをまずは自分に😊
