仙台でパッションフルーツ③
越冬は、ちょっと甘やかすくらいがちょうどいい。
7年間育ててきて、越冬方法も毎年試行錯誤してきました。
玄関に置いた年もあれば、暖房のない部屋で冬を越させたこともあります。
でも、去年の冬から今年の春までは、思い切って甘やかしてみました。
リビングの隣の、比較的いつも暖かい場所で冬を過ごさせたのです。
すると、毎年ほとんど落ちてみすぼらしくなっていた葉が、今年は青々としたまま越冬しました。
冬でも蕾がふくらみ、花まで咲いたほどです。
ただ、真冬は日照時間が短いため、その時に咲いた花は受粉させず、実を付けさせませんでした。
室内へ取り込む時に、わたしが毎年気を付けていることがもう一つあります。
それは、土を新しくすることです。
夏の間に土の中へ潜り込んだ虫を室内へ持ち込まないよう、植え替えをしてから鉢ごと30分ほど水に浸けています。
するとアリなどの虫が出てくるので、そのまま室内へ持ち込むことが少なくなりました。
そして、もう一つ大切なのが、春に外へ出すタイミングです。
実は、ここも何度も失敗してきました。
「4月になったから大丈夫。」
「ゴールデンウィークだから、もう外でいいかな。」
そう思って外へ出すと、仙台ではまだ早いことがあります。
急な強い日差しで葉が焼けたり、朝晩の冷え込みで新芽が傷んだり…。
冬の間、大切に育ててきた努力が水の泡になったこともありました。
今年は、過保護なくらい慎重に外の環境へ慣らしながら育てました。
最初は遮光ネットを掛けて日差しを和らげ、少しずつ外の環境に慣らしていきました。
この方法は、今まででいちばん良かったように思います。
パッションフルーツは、実だけでなく香りも大好きです。
半分に切ってそのままスプーンですくって食べるのも好きですが、ヨーグルトやバニラアイスにかけると、爽やかな香りが広がってとても美味しいです。
南国のフルーツを仙台で育て、収穫して味わう。
その一年の手間や時間も含めて楽しめるのが、パッションフルーツの魅力なのだと思います。

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