【コラム日記】虎は午後の光をまとい、静かに呼吸していた。金砂を散らすような毛並みが揺れるたび、空気まで柔らかく波打つ。隣で妹がその姿を見つめる。言葉はなくても、まなざしの奥には澄んだ水脈のような気配があり、触れれば微かな音が生まれそうだった。虎が大きく欠伸をし、ゆるやかに大地へ沈む。その動きは力というより、生の静かな深みだった。同じ景色を共有するだけで、心に細い光が差し込み、姉妹を結ぶ見えない糸がそっと研ぎ澄まされていく午後だった。
長いタイトルを最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
今回も昨日に続いて、
タイトル欄に短い物語をそっと忍ばせました✍️
写真は、妹と動物園に出かけた際に撮影したものです。
一年以上前のことですが、今でも大切な思い出として心に残っています。


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