本が変わったのではない。私が変わったのだ。〜DIE WITH ZEROを読み返して〜
前回記事
「思い出の配当金。旅をしたくなったら昔の家族旅行を思い出した」
という記事を書いた。
旅をしたくなった時、ふと思い出したのは昔の家族旅行だった。
子どもたちが小さかった頃の笑顔。
夫と過ごした時間。
その時は当たり前だった景色が、今では心を温めてくれる。
記事を書きながら、私はふと考えていた。
「思い出の配当金」という言葉は、どこから来たのだろう。
調べてみると、それは1年前にKindleで読んだ
『DIE WITH ZERO』
の中にあった言葉だった。
私は確かにこの本を読んでいた。
けれど正直、その時はさらっと読んだだけだったとおもう。
「お金を貯めるだけではなく、経験にも使おう」
そんな内容の本だと思っていた。
ところが最近、友人と話していてその本が話題に出て、
なぜかKindleではなく、紙の本を手に取って読みたくなった。
そして気づいた。
本が変わったのではない。
私が変わったのだと。
この1年の間に、私は乳がんの手術を受けた。
そして今は股関節の不調で、思うように動けない日もある。
以前なら、
「いつか旅行に行こう」
「いつかボランティアをしよう」と思っていた。
でも体を通して知った。
「いつか」は当たり前じゃないと。
だから今は、やるべきことだけじゃなく、やりたいことも大切にしようと思っている。
振り返れば、私の人生は長い間ワーク中心だった。
看護師として働き、家族を支え、子どもを育てる。
目の前のことに精一杯で、「いつかやりたいこと」は後回しになっていた。
でもこの1年で、その「いつか」が当たり前ではないことを知った。
だから今は考える。
私にとって本当に大切なことは何だろう。
noteを書くこと。
花を楽しむこと。
子どもたちの成長を見守ること。
精神疾患を抱える人たちの力になりたいという思い。
そして、まだ見たことのない景色を見に行くこと。
もう一つ、この1年で変わったことがある。
noteを書き続けたことだ。
自分の人生を振り返り、言葉にし、人とつながる。
その中で、私は自分が何を大切にしたいのかを少しずつ知っていった。
家族との時間。
子どもたちの成長。
友人との交流。
誰かの役に立つこと。
そして、これから作る新しい思い出。
『DIE WITH ZERO』を読み返して気づいた。
これはお金の本ではなかった。
時間と健康の本だったのだ。
そして、人生の限られた時間を何に使うのかを考える本だった。
思い出の配当金は、あとから受け取るものだ。
だからこそ、今という時間を大切に使いたい。
これからも働くと思う。
でも、働くことだけの人生にはしたくない。
子どもたちの成長を見守りながら、
誰かの役に立ちながら、新しい思い出を作っていきたい。
未来の自分が受け取る配当金のために。
この1年で、私はもう一度この本を手に取った。
あの時と同じ本なのに、全く違う本に見えた。
読む人が変われば、本も変わる。
そんな体験をしたい方に、ぜひ読んでみてほしい一冊です。
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お読みくださりありがとうございました。
おその|シニアの保健室
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