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「まだ大丈夫」がとっても危ない。看護師の私が伝えたい熱中症の話



夏祭りが、秋祭りになった日


精神科で働いて、40年以上になります。

毎年、患者さんが一番楽しみにしていた行事がありました。

それが、病院の夏祭りです。

勤務が落ち着く夕方5時過ぎになると、お祭りが始まります。

ナースは朝から大忙し。

焼きそば、たこ焼き、冷やしそうめん、アイスクリーム。

患者さんには浴衣を着てもらい、私たちも法被(はっぴ)に着替えて屋台係になります。

カラオケで歌う人。 ゲームを楽しむ人。 笑顔で焼きそばを頬張る人。

日が暮れると近くのグラウンドへ移動して、最後はみんなで花火を眺めました。

ご近所の方にも来ていただいて、地域とのつながりを感じられる。

病院全体が、温かい空気に包まれる一日でした。

でも今は、その夏祭りはありません。

暑さが厳しすぎて、「秋祭り」になったのです。

「夏は、こんなにも変わったんだなあ」

40年間働いてきたからこそ、その変化を肌で感じています。


子どもたちを守っていた頃


子どもたちが少年野球をしていた頃も、夏は暑い季節でした。

照り返しの強いグラウンドでボールを追いかける子供達。

子どもたちは夢中になると、「のどが渇いた」とは言いません。

だから母たちは30分おきに、「お茶飲もう」と声を掛けていました。

顔色はどうか。 汗で濡れたTシャツを着替えるように言ったり、冷たいタオルを首に当てながら、子どもたちの様子を見ていました。

元気そうに見えても、急に熱中症で倒れた子もいました。

応急処置をして送って行ったり、

近くの病院へ連れて行ったりしたこともありました。

練習が終わると、みんなで食べるアイスクリームが最高のご褒美でした。


今度は、自分が気をつける番でした


あの頃は、子どもたちを守ることばかり考えていました。

でも60代になった今、気づいたのです。
守らなければいけないのは、自分自身でした。

最近、汗をかきにくくなりました。

顔は真っ赤なのに、汗が出ない。

以前なら平気だった暑さでも、体がついていきません。

年齢とともに、体温調節の力は少しずつ低下して、暑さやのどの渇きを感じにくくなることがあります。

だからこそ、「まだ大丈夫」が、一番危ないのです。


私が続けている、3つの熱中症対策

① のどが渇く前に、水分補給

私は普段から、お水をよく飲みます。

そして、汗をたくさんかく日には、無印良品の「水に溶かす ソルティライチ」を持ち歩いています。

500mlの水に溶かすだけなので手軽ですし、ライチのやさしい甘さで飲みやすいので、続けやすいんです。

私はソルティライチを買っていますが、いろんな味があります。

3種類の味がお試しできるリンクを貼っておきます。

私は普段のお出かけには、水や粉末タイプのソルティライチを持ち歩いています。

「今日は汗をたくさんかいたな」と感じた日は、水分だけでなく塩分も意識して補給しています。

私は普段のお出かけには、水や粉末タイプのソルティライチを水に溶かし、持ち歩いています。

市販の経口補水液を備えておくと安心ですが、いざというときは家庭で作れる補水ドリンクの作り方を知っておくと心強いですよ。

市販の経口補水液を備えておくと安心ですが、いざというときは家庭で作れる補水ドリンクの作り方を知っておくと心強いですよ。

【材料】(約1リットル分)

  • 水…1リットル

  • 砂糖…大さじ4と1/2(約40g)

  • 塩…小さじ1/2(約3g)

  • レモン汁…少々(お好みで)

よく混ぜれば完成です。

ほんのり甘く、少ししょっぱい味になります。

※このレシピは家庭で応急的に水分と塩分を補給するためのものです。
嘔吐や下痢が続くときや、熱中症が疑われる症状(意識がもうろうとする、ぐったりしているなど)がある場合は、市販の経口補水液を使用し、早めに医療機関を受診してください。


② 首元を冷やす

首や脇の下には、太い血管が通っています。

私は外出するとき、冷却タオルをバッグに入れています。

濡らして首にあてるだけでも、体感温度がずいぶん違います。 

暑い日は我慢せず、早めに体を冷やすことを心掛けています。


水に濡らして、絞って、振って使用します。

③ 日傘は、夏の必需品

若い頃は、日傘を使うことはほとんどありませんでした。

でも今では、外出するときの必需品です。

日傘を差すだけで、体感温度がかなり違います。

折りたたみタイプならバッグにも入って、急な外出でも安心です。




もうひとつ、大切なこと

外での対策をお話ししてきましたが、実は熱中症が一番多く起こるのは、
家の中なんです。

「そんなに暑くないから」
「電気代がもったいないから」
そう言ってエアコンを我慢する方が多いですよね。

でも、年齢を重ねると、暑さを感じにくくなります。

「暑いと感じなくても、室温が28度を超えたらエアコンをつける」これを、自分との約束にしています。

夜も同じです。
寝ている間の熱中症も、少なくありません。
暑い夜は、エアコンをつけたまま眠る。
枕元には、お水を一杯置いておく。


そして、もし。

めまいや吐き気がしたら。
顔が熱いのに、汗が出ないと感じたら。

そんなときは、我慢しないでください。


涼しい場所で首や脇を冷やして、水分をとる。

それでも良くならないときは、ためらわず救急車を呼んでいいのです。

「大げさかしら」
そう思うくらいで、ちょうどいいんですよ。


おわりに

病院の夏祭り。
少年野球のグラウンド。
そして、60代になった今の私。

どの時代にも共通しているのは、「熱中症は、誰にでも起こりうる」ということ。

でも、少し早めに、水分をとること。

暑いと思ったら、
体を冷やすこと。
日差しを避けること。

そんな小さな習慣が、自分の体を守ってくれます。

今年の夏も、どうか無理をせず。

元気に秋を迎えられますように。


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お読みくださりありがとうございました。

おその|シニアの保健室

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