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なぜか爆弾解除をやらされた話

ストッキング型の靴下を買った。

 

そしたら、
値札とか商品説明のタグが、
がっつり縫い付けてあった。

 

しかも、
ストッキング素材だから怖い。

 

ハサミを入れる隙間もない。

カッターなんて論外。

 

下手したら、
開封した瞬間に終了する。

 

で、慎重に慎重に、
呼吸止めながら外してたんだけど、

そのタグに書いてあった。

 

「デリケートな商品ですので、
爪やアクセサリーの引っかかりにご注意ください」

 

——いや、
先に引っかけてきたのお前やん。

 

こっちはまだ履いてすらない。

 

利用者側は、
まだ何もしてない。

 

なのに、
最初に一番危険なことをしているのが、
販売側なのである。

 

で、結果。

 

1足つった。

 

もう、
「え、今つった…?」

「これタグの糸?」

「ストッキングじゃないよね」

みたいな、
あの絶望確認タイムまで含めてのセット販売。


つった靴下を履く日は、
靴を脱がない日であることを祈る。

 

でもこれ、
ただの靴下の話じゃない気がした。

 

世の中って結構ある。

 

「迷わずにお進みください」
って言いながら、
どこに向かったらいいのか混乱する構造。

 

「狭いのでご注意ください」
と張り紙あるのに、
向かってくる店員を避ける構造。


早く見たいのに
「おすすめの商品はこちら」
のポップアップ構造。

 

しかも厄介なのが、
たぶん誰も悪気はない。

 

・売り場で並べやすい
・管理しやすい
・タグが取れにくい
・説明を見せやすい
・返品対応しやすい

そういう、
“運用上の合理”を積み重ねた結果なんだと思う。

 

だから会議では、
ちゃんと「利用者目線」が存在している。


靴下の履き心地や素材は確認している。


でも実際には、
商品を開封する人だけが、
爆弾解除ゲームをやらされる。


そして、
つった時には、

「ちゃんと注意してって書いてあったじゃん」
になる。


なぜか利用者側が

「私が不器用だったのかな」

って空気になる。


いや。


構造が普通に危険なんよ。



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