患者って、ポンコツになっちゃいけないの?
眼科に行った。
受付で気づいた。
マイナンバーカードがない。
いつも財布に入れているのに。
あ、そうだった。
先日、財布をなくしたと思って焦ったんよね。
結局、別のバッグに入っていただけだったからよかったけど、
「マイナンバーカードまでなくしたら大変だ」
そう思って、家に保管したんだった。
その場で10割を支払った。
国民皆保険なのにね。
後日、カードを持ってまた来れば精算できるらしい。
また来るのか。
めんどくさ。
検査の結果、ドライアイだった。
目薬を処方してもらった。
病院近くの薬局は初めてだったから、
また名前や住所やらを書くのが面倒だった。
家の近くの薬局でいいや。
処方箋をポーチに入れた。
……はずだった。
家の近くまで戻って、薬局へ行った。
ポーチを開けた。
ない。
探した。
ない。
なんで?
来た道を戻った。
探した。
やっぱり、ない。
もういいや。
市販の目薬を買おう。
マイナンバーカードを忘れたのも私。
処方箋をなくしたのも私。
今日の私は、かなりポンコツ。
でも、ふと思った。
患者って、
ポンコツになっちゃいけないんだろうか。
少し前、
ウイルス性胃腸炎になった。
お腹がぐるぐるして。
立っていられなくて。
ただでさえしんどかった。
もし、
あの時だったら。
医師はもう診察している。
薬も処方している。
なのに、その情報を患者が紙で薬局まで運ぶんよね。
情報連携は患者次第。
患者って、
優秀な伝書鳩じゃないといけないらしい。
私はポンコツ伝書鳩。
医療業界ってややこしそうだし、
仕組みを変えるのは簡単ではないんだろう。
きっと、
問題もいっぱいある。
でも、
「問題があるから仕方ない」
で終わっていいんだろうか。
「ちゃんとできる患者」を前提にするのではなく、
「ちゃんとできない日がある人」を前提にする。
医師や看護師、医療事務員だって、患者になるのに。
忘れても、
なくしても、
それだけで治療から脱落しない。
そんな仕組みには、
できないんだろうか。
患者は、
病気だけで十分しんどい。
医療を受けるための仕組みまで、
患者をしんどくさせなくてもいいんじゃないだろうか。
この運用、
何十年やってるんだろう。

