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sakuramochi925
(裏)毎週ショートショートnote 『フローラルの香り』
私が生まれた星では、空気中に発生した有毒なネコフスキー粒子のせいで、防塵マスクなしでは生きていけなくなった。
いよいよこのままでは、滅んでしまう。そんな時、星で1番えらいネコ導師が高らかに宣言した。
「ほかの星を侵略するにゃ!」
というわけで、わたしたちは1番近くて生命が住む地球という星にやってきた。
地球に降り立って、最初に目に付いたのが、色とりどりに咲くきれいな花だった。そこで私は”花”いう名前を名乗ることにした。
ネコ導師をはじめ、同郷の友人たちは地球を気に入ったようだった。特に、地球にはツナマヨというご馳走があることも知った。
「ツナマヨがあるなら、地球に住むにゃー」
「そうしようにゃー」
「にゃーにゃー」
私たちは、地球人と子孫を残すことにした。
幸い地球には、マッチングアプリという便利なものがあり、地球の男と会うのは容易だった。
デートというものの前に、地球のモテない男が理想とする女子のイメージをインプットしておいた。
男は満足そうだった。
よしよし、順調だ。ちょろいにゃー。
ところが、トイレに行った時に問題が起きた。
トイレには有毒なくさい粒子が集まっていたのだ。
にゃんと高濃度な粒子にゃ!?
思わず戦闘モードになり、ライオンの顔になる。
どうしよう?このまま戻るとさすがにあの男もびっくりするだろう。
トイレの中をウロウロしながら、たまたま目に付いたいい匂いのキラキラした丸いつぶつぶを手に取る。
すると、とたんにネコに戻ることができた。
良かった。これで有毒な粒子が薄まるようだ。
とりあえずカバンにつぶつぶを詰め込んで、男のもとに戻った。
(665字)
今週もたらはかにさんの毎ショに参加します。
お題は『集塵トイレ』でした。
今週も表のお題とセットです。こちらも一緒にお楽しみください。
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