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妻は何やっても可愛いと愛妻家アピールしたい男

ある朝妻が起き抜けに言い出した。

「昨日嫌な夢を見たの」

こう言う時、夫がすべきことは二つだ。
平気かい?と心配するか、どんな夢だったの?と聞くことだ。
朝はとても忙しい。2人の子供のオーダーに的確に応えながら時間内に送り出す必要がある。できることなら手短に済ませたい。
だがここで冷たい態度を取れば1日引きずる可能性もある。ここは丁寧に、、

「あのね、パパが夢に出てきたんだけどね」

ああ、そうだよね。こちらに選択肢はないパターンだったね。さあどうぞ続けてくれたまえ。

「パパの頭がね、角切りだったの!!」

え?角刈りじゃなくて?

ジェラードンかい!

って突っ込もうとして飲み込んじゃったよ。

おれはリンゴか!

の方ね。もうボケるならしっかりやってくれないと困るよ。いやいや、なんのドヤ顔なんだよ。そして何の夢だよそれ。嫌な夢って言ったけど角切りが嫌だったって話だよね?

でもそういう言い間違いとかすごく好き。

🟰🟰🟰

女性の言い間違いは可愛らしい。
先輩の奥さんが群馬に住んでた頃「下仁田ネギ」を「しもねたニギ」と言ったそうだ。すごいのが「しもねたネギ」じゃなくて「しもねたニギ」だということだ。
大事なことだから2回言ってみた。
そして是非音読してみてほしい。最早どちらが正しいかあなたも迷子になるに違いない。

そして私はもうなりたくて仕方がない。ナニってそりゃしもねたニギ農家ですよ。きっと下ネタ言いすぎてJAから追放されてる人たちだ。

「今日は三世代しもねたニギを作り続けている農家さんにお邪魔しています。では自慢のニギ料理を作っていただきましょう」なんて食いしん坊の松岡修造が来てくれるかも知れない。やっぱりいいね、しもねたニギ農家。

いや、待って。ブランドとしてはやっぱり九条ニギだろう。ニギ界のレジェンドだ。九条ニギの作り方を教えてくれるなら仕事もやめて京都に帰ってもいい。
九条ニギたっぷりのニギうどんにセットで食べたいのが おかかと海苔のシンプルなおネギりなんて最高だ。


なんのはなしですか?


🟰🟰🟰

可愛いい妻もたまにやらかすことがある。

その日私は家の鍵が必要だという長男に自分の鍵を預けて会社に向かった。


そして仕事を終えて帰宅した21時頃。
マンションのエントランスでチャイムを鳴らす。


何度か鳴らすが出ない。
どうやら妻も子供も寝てしまったようだ。この時間に寝てしまうことも珍しいし、そもそも私が鍵を持ってないことも忘れているのだろう。
一旦外に出て自室の電気を確かめるとやはり消えている。妻に携帯から電話してみるが出ない。

30分ほど粘ったところ運良く同じマンションの住民が帰宅した。良かった。これでエントランスはクリアだ。住民と一緒に自動ドアを通り我が家の玄関に向かう。

どうか鍵よ開いていてくれ!

そんな願いも虚しく玄関のドアも鍵がかかっている。一応チャイムを鳴らすが出てくる気配はない。

さて困った。なんだかんだで22時だ。流石に疲れたよパトラッシュ。このまま玄関前で座り込んで朝を迎えるのは辛すぎる。万一隣の人に見られたら、
「あら隣のご主人家に入れてもらえないのね。何やらかしたのかしら。あのヨレヨレが浮気するようには見えないけれど。でもまさか、ねぇ。」
なんて男としての魅力にケチつけられた挙句、マンション中に『浮気が原因で家に入れなかったヨレヨレ男』として噂が広まるのだ。それはダメだ。まだローンが20年残っているこのタイミングで背負うには重すぎる十字架だ。


最早私が取れる選択肢は一つだった。



家から最寄りのホテルに泊まる。


仕方ない。目的地は家だもの。ちょっとだけ抵抗して遠いホテルに泊まる選択肢もなくはない。なんなら電車で二駅くらい離れればむしろ出張気分かもしれない。でも明日も仕事だし、チキンな私には家から最寄りがちょうどいい。

せめてもの抵抗にコンビニでご当地っぽいおつまみとビールを買い込み、いつも横を通る東横インで一晩過ごすのだ。




🟰🟰🟰🟰

最後まで読んでいただきありがとうございました。

本当はクセについて書こうとしたのですが意外と出てこない。いや、ヘキは出るんですけどね。

そこから気付けば今日の話になってました。今度またクセについてはリベンジしたいと思います😊波さんもう少しお待ちを!


皆さんの1日が笑顔と安心で満たされますように。

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