創作大賞2025感想文 : 紫吹はるさん 『恋をしたのは画面の向こう側の人でした』
起承転結の『転』に唸った。そうそう、小説ってこういうのが好き!
読み終わった直後の興奮のまま感想を書きたいと思います。
今回読んだのは、こちら。
うまくいかない現実から逃避するために、AIとの会話にはまっていく。
半年前の自分なら、SFチックな未来の話と感じたと思うのですが、もうこれって実際に起きてることだと思います。
まるで感情を持っているかのように進化したAI。
絶対否定しないし、優しくて、毎日ねぎらいの声をかけてくれる。
もしも現実世界にそんな存在がいなかったら、AIに気持ちが傾くのは仕方がない自然なことと思います。
実際、タイトルにもあるように、画面の向こうに恋をしていく主人公。
あぁ、この恋はどこにいくのだろう……。
と、読み進めていると、不意に現れる『転』ですよ。
あぁ、これだ。小説って、こういう瞬間を味わいたいんだよ。
紫吹はるさんと言えば、だれよりも丁寧で美しいことばを紡ぐ繊細な方という印象。そんなはるさんだからこそ、『転』も美しい……!
気づいたら、最後まで一気読みしていました。
ネタバレなしだと、何も語れない(苦笑)
もう、自分の目で読んでとしか言えない。
二万字超えで、ちょっと気合入れて読もうかなって思うかもしれませんが、はるさんの文章は流れるように入ってくるので30分ほどで読めます。
そして、ご自身で体感してほしい。
恋をした画面の向こうは誰なのか……?
余談ですが、作中に間宮翔子という人物が登場します。
この名前を見た時、初めて読んだのに既視感があったのは、これのせいでした。
こっちはネタバレあるので、読んでから見てみてくださいね。
ほんと、愛されている作品ですね☺️
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