一家壊滅!?アジは釣れなくても家族のアイは釣れるのか?
正直に言おう。『釣り』を舐めていた。
趣味の代表格で、老若男女楽しめて、スポーツにもなっている『釣り』。
自分で言うのもなんだが、わたしは我慢強い。手先は器用な方だし、なんなら波とか流れを読むのは得意な方だ。
だから大丈夫!
43歳、初めての『釣り』も楽しんでやんよ!
そんな謎の自信とワクワクを胸いっぱい詰め込んで、note友達のmika🌼さんから頂いた釣りのお誘いに、二つ返事でOKと返した。
そう、サラッと流しかけたけど、noteを始めてまさか釣りに誘われるとは思っていなかった。
「いその〜野球しよーぜ」くらいのノリで、「マイトンさん、釣りしましょう」ときたもんだ。
しかも最初は「わたしは行きませんけど。旦那と長男だけ」ってどういうことだよmika🌼さん、アータ。
そのワケワカメな状況に、抵抗なく「OK」と返す自分もどうかしているんだけどサ。
(そんなmika🌼さんがnoteで仲良しのモスキートエリさん、ポンコツさんと会った話はこちら)
結局mika🌼一家も勢揃いすることとなり、ワクワクドキ胸の当日を迎えた。

まさか、この笑顔が後にあんなことになるなんて、この時は知る由もなかったんだ……。
🐟🐟🐟
さて、今回お世話になったのは、漁師さんの船で沖合まで行ってアジを釣るプラン。
釣竿などの道具からコマセ(撒き餌みたいなの)、ライフジャケットまで用意してくれていて、初心者にもとっても優しい😊
我が家も、妻と子供2人あわせて、一家総出で参加だ。
もちろん、全員釣りは初めて。
出発前から子供たちは「おさかなさん見たい!おふね乗りたい!(3歳児)」「釣れるかなぁ?まぁ、釣れなくても仕方ないよね。でも釣れるといいなぁ。ねぇ、どう思う?(心配性の10歳児)」と大騒ぎ。
「基本は手ぶらでいいけれど、釣れた魚を持って帰るクーラーボックスだけはあった方がいいですよ」とmika🌼さんから聞いていた。
クーラーボックスなんて文明の利器は家になかったので、以前冷凍の宅配便が届いた時の発泡スチロールを抱えて持っていった(この時点でちょっと舐めてた)。
3歳児がいる我が家にとって、時間通りに動く難易度は非常に高い。
しかも車のない我が家の移動は基本チャリか電車だ。時間の融通が効かない。
結局家を出る時間はギリギリになり、ゴールデンウィークだからなのか通勤ラッシュのような満員電車に揺られること1時間弱。
発泡スチロールと、凍らした飲み物や子供の着替えなど沢山の荷物を抱え、ようやく目的地に到着した時には、大人ふたりの体力はかなり削られていた。
それでもどうにか集合時間に間に合って、いざ乗船!

船に乗り込むと出発前に、しかけのセットの仕方、釣竿の基本的な扱い方から、アジを海底からのどのくらいの高さで待てばいいかまで、しっかりレクチャーを受ける。
でもぶっちゃけ説明聞いただけだとよくわからない。妻の顔を見てもやっぱり「ワカラナイ」と書いてある。
まぁやってみるしかない!っしょ!
待ってろよアジ!!
天候は晴れ。
船は白波を立てて順調に進んでいく。
風を全身に受けて、「もうこの時点で既に楽しいよ✨️」と長男もご満悦だ。

見る見るうちに陸が遠ざかり、釣りのポイントに到着。船長さんの合図でいざスタート!
と、ここまでは最高だった。
🐟🐟🐟
10分後
なかなか動きのない釣竿の先と、揺れる波を見続ける。
まぁ、まだまだこれからっしょ!!そんな簡単に釣れないっしょ!!
30分後
うん……
酔った。
もうこれはアレだ。
調子に乗って飲みすぎて、三次会の途中で便器を抱き抱えてうずくまるやつだ。
これまで何度となく後悔し、涙したシーンと重なる。
あ、そうだ。か、家族は無事か……!?
キョロキョロまわりを見ると、次男は「しんどい」と言って泣きながら妻の膝の上で寝てしまっていた。
当然妻も身動きが取れず、釣りどころではない。
ちょ、長男は……!?
10歳の長男はと言うと、これまた真っ青な顔で横で動けなくなっている。
そして私も自分で手一杯で、家族を助けにいく余裕もない……
はい、マイトン一家壊滅シマシタ(ちーん)
いやぁ、『釣り』舐めてましたね。
というか、船を舐めてました。
そして酔い止めの飴は舐めてませんでした(おい)。
そうなのだ。わたしはブランコで酔う男だということを忘れていた。飛行機が着陸体制に入るたびに、あのアップダウンの揺れで酔う男だということをすっかり忘れていた。
そんなグロッキー状態で、釣竿だけはかろうじてセットしていたら、なんと視界の端で明らかに今までと違う釣竿の動きが……!
これはそのぉ、アレですよね。いわゆるヒットってやつかな?
リ、リールを巻かなきゃ……!
ゆうて動けないので、非常にゆっくりと巻き上げる。
横でダウンしている子供たちよ。
父ちゃんの生き様みとけよな……!!(おおげさ)
なんとかリールを巻き取り、釣り糸を手繰り寄せ……
待望の……1匹目
ふぅ。行く前はあんなに釣れるのを楽しみにしていたのに、いざ釣りあげた時の感動を味わう余裕もないとは(泣)
とりあえず皆に写真撮るよと言ってもらってパチリ。

小ぶりだけど美しく輝くアジ。

そして……この後もう1匹釣り上げたところで……わたしは静かに力尽きたのだった……。
もう1ミリたりとも動けねぇ。
動くと何かが(主に口から)キラキラと溢れだしそうだ。
家族の声が遠くに聞こえる気がする。
ん?なにゆってはるんやろ?
もちろん、反応する余裕は無い。
とにかく……
とにかく早くぼくを陸に連れてって(切実)
そこからの1時間半をなんとか耐え抜きようやく帰港。
後で知ったのだけど、船首は揺れるので酔いやすいらしい。知らずに思いっきり先頭に座ってたわ(途中、船長さんが移動を勧めてくれてたらしいけど、もはや耳に届いてなかった)。
命からがら陸に着くと、可哀想に思ったのか横にいたおじさんが沢山アジをくださった。

陸に上がって少し落ち着いたら、mika🌼さんと写真を撮ってないことに気が付いた。

そんなこんなで、想像の100倍つらかった初めての『釣り』。でも良かったことも沢山あった。
まず、家族そろって写真が撮れた

いつぶりだろうか。
長男は最近一緒に出かけることがほとんどない。色々誘っても、「やっぱいいや」と家を出ない。動物園も花見も誘ったけどダメだった。
だから、4人で写真を撮れたのはおそらく2年ぶりくらいだ。本当に嬉しかった。
初釣りついでに、初三枚おろしも経験できた

キッチンで、醤油と青じそ乗っけて食べる。

まぁ、この下処理に2時間くらいかかったけどねっ!!
その後風呂入ったら、湯船で1時間寝ちゃったけどねっ!!(あぶね)
3枚に下ろした身は、あまりに美味しくってほぼ刺身で食べちゃったけど、残ったのはふわっふわのアジフライに。
中骨はカリッカリの骨せんべいに。
エラとワタを取っただけのものは、これまたふわっふわの塩焼きに。
いやぁ、最高だった。
翌日には速攻で売り切れて、「もっと食べたかった」の子供たちの声も嬉しかったなぁ。
嬉しかったけど、父ちゃんもう下処理はコリゴリだぁ。
さらに妻が3枚におろしたアジを見て歓声をあげる。「うわ!めっちゃ綺麗にやってくれてる!」
「そうやろ?初めてにしては上出来やろ?」
と鼻の穴をふくらませるわたし。
「うん、パパと結婚してよかったよ」
「お、おう(照)」
ちょっと世のお父さん方!
魚を3枚に下ろすと奥さんに感謝してもらって、株が上がるみたいですぜ!
とにもかくにも、めちゃくちゃ疲れたけど、めちゃくちゃ充実した1日だった。
お誘いくださった、せせらぎ みかげさま。ありがとうございました!
おかげさまで家族のアイを再確認できました。
しばらく釣りはお腹いっぱいでもういいかな、って感じだけど、また遊びましょう。
今度は小田原港にアジフライ食べに行くとかどうでしょう?
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