ニコチンの大神
島根県の出雲大社が好きでよく行く。
出雲大社といえば、日本一大きな「しめ縄」。
見るたびにその迫力に圧倒される。
あのしめ縄を見たことある人なら分かると思うが、もうクジラみたいにデカい。
人生で一度はクジラを見てみたいなあ、と思っていたが、もうこれでいい。クジラ欲も満たされている。
歴史とクジラを同時に味わえる、貴重な神社だ。
なのだが…
私は喫煙者なので、観光地へ行くと、まず喫煙所を探す。景色より先に灰皿だ。すぐに飛び込んでスパスパではないが、喫煙所の場所を確認して頭に入れておかないと観光どころではないのだ。
出雲大社は何度も来ているので知っている。あの長い参道には喫煙所がない。
なので、しめ縄のある本殿まで脇目も振らず早足で進む。
しめ縄に到着する頃には、吸いたい欲はピークに達している。しめ縄の乾いたワラがタバコに見えてくる。
歴史ある「しめ縄」を、「クジラみたいなデカいタバコだ」と思いながら見上げている参拝客は私くらいだろう。
今年の7月21日に、8年ぶりとなるしめ縄の架け替えがあるそうだ。
あの巨大なしめ縄が外されるところも見てみたい。
しかし外したあと、どうするんだろう。
捨てるのかな。
……。
いや、違う。
タバコだ。
バラしてタバコに加工して販売すればいい。
銘柄を考えて差し上げよう。
「大国主ストライク」「しめ縄スター」
「イズッモモリス」「古事記スピリッツ」とか。
……。
大バチがあたりそう。
来月、新しいしめ縄を見に行く予定だ。
