見出し画像

「海にある家」【詩】

遠くから迫る波

瞳に映るそれは

私の焦燥を投影して

起き上がっては海に沈む

耳の奥にこだます大海の音は

絶えずはりつき

私の苦悩を表す

裸足で遊んで

海を見ているけれど

ふとした瞬間に

不安がよぎる

それを生きていることだと

自分に納得させて

また首を上げる

もうじき日が暮れ夜が来る

人間らしい生活から

夜はむしろ解放されて

私の心は休まっていく

私の感情を映した水面を離れ

静かな静かな家々に近づくとき

まるでピンと張ったギターの弦が切れたように

一時の安寧が訪れる

明日もまた不安を隠して

文明的な音楽を

私は奏で続けるだろう


いいなと思ったら応援しよう!

グラン よろしければ応援お願い致します☺️ 頂いたチップはnote投稿のための活動費等に使わせて頂きます!!