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hiiro_archive153
「海にある家」【詩】
遠くから迫る波
瞳に映るそれは
私の焦燥を投影して
起き上がっては海に沈む
耳の奥にこだます大海の音は
絶えずはりつき
私の苦悩を表す
裸足で遊んで
海を見ているけれど
ふとした瞬間に
不安がよぎる
それを生きていることだと
自分に納得させて
また首を上げる
もうじき日が暮れ夜が来る
人間らしい生活から
夜はむしろ解放されて
私の心は休まっていく
私の感情を映した水面を離れ
静かな静かな家々に近づくとき
まるでピンと張ったギターの弦が切れたように
一時の安寧が訪れる
明日もまた不安を隠して
文明的な音楽を
私は奏で続けるだろう
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