タイムリミット片想いの自己解釈(アツい)

MVの感想とドキュメンタリー動画の感想はやったのですが肝心の歌詞の解釈がまだでした。
これはやるしかない。
そして今回はかなりアツいです。

ほんといい曲なんです。
では早速。

教室では目立たない
廊下側の後ろの席
どこにでもいるようなクラスメイト

Aメロ。
クラスメイトの紹介をしてます。きっとこのクラスメイトのことが好きなのでしょう。

みんなが憧れる席とは若干違いますね。惜しい。
普通はカーテンがある窓側を憧れますよね。
恐らく「私」はそのカーテン側の席にいます。
乃木坂46といえばカーテンですからね。

「私」と「あなた」は対比の関係というか、ある程度席の離れた位置関係です。後ろという意味では同じですが。

あなたと何か特別な
秘密のような出来事ないから
記憶から消えてく

Bメロ。

これがどちら側でもいいからせめて隣同士だったら。。
そんな思いは虚しく、授業中に起こる「あなた」と「私」の秘密の関係は発生することはありません。
この時点である程度の恋の行方が分かりますね。

「あなた」からしたら「私」はただのクラスメイト止まり。
一方的な片想い状態ですね。

何とかして(何とかして)
好きだってことを(伝えなくちゃ)
きっと間に合わなくなっちゃう
できればさりげなくって思ったけど

サビ前。

焦ってますね。なんでこんなに焦ってるのか。
後ほど分かります。

「好き」とさりげなく伝えるってなかなか難しいですよね。
しかも焦っている状態の「私」が一方的に好きなあまり関わりの無いクラスメイトにさりげなく伝えられるのでしょうか。

もう待ったなし!

覚悟を決めました。後悔はしたくない。
どうやらこの恋路には時間制限があるっぽいです。
だから悩んでる暇は無い。「もう、待ったはなし!思いを伝えよう!」と決心しました。

乃木坂46にこういう「行動に対する腹決め」はよくありますが、今回はかなり早い段階で腹決めできてますね。
幸先はめっちゃ良いです。

タイムリミット片想い
卒業式が終わっちゃったら
きっともう会えない
別の道を選んだ未来

1サビ。
どうやら急いでいた理由は卒業間近だったからだそうです。

卒業式が終わったら別の道を歩む2人。もう「あなた」とは会えなくなっちゃう。
別の道って「あなた」はそのまま進学や就職のことで、「私」は乃木坂46になることだと思います。

これ急に現実味がある感じが良いですね。「私」が好きな「あなた」になりたい人生でした。視点を変えると「僕」と「アイドルになる君」で、この構図はオタクには刺さります。


タイムリミット 少し前
この制服 見納めになる
散り際の桜 ため息を(吐(つ)いたら)
思い出だけが空に舞うでしょう

サビ続き。
もうほんとに卒業式は間もなくだそうです。
制服を着るのも残り数回になったところでしょうか。

「散り際の桜」哀愁ある歌詞ですね。
春の終わりと恋の終わりを連想させます。
もう卒業式が近い。嫌になるくらいタイムリミットが近いことを意識付けて来ますね。

もし想いを伝えないまま卒業してしまったら「あなた」は「私」のことなんか忘れてしまう。
多少なりともあった「あなた」との思い出は一瞬で消えてしまうだろう。

こういうことを言ってます。
悲しいですね。

部活が終わったあなたと
昇降口で会ったのにね
さりげない一言が言えなかった
真っ赤に沈む太陽
校庭を横断して帰る
大きな背中が切ない

2番Aメロ。

ここは個人的に「私」の過去の記憶だと思ってます。  
なんか展開と曲調的に先に進むのは違うかなと思いました。
もし展開に動きがあるとするなら、卒業式か恋の結末の時かなって。なのでここは少し前の「私」がした行動の振り返りみたいな?そんな感じです。

そして歌詞についてはそのままですね。
以前からずっと話しかけようとはしてたけど、「 私」は結局できなかった。(お疲れ様とかまた明日と言った何気無い会話すらも。)

いつかの記事でも言いましたが「太陽が沈む」つまり「夜になる」と言うのは「不安」と言ったネガティブ要素を意味すると思ってます。

校庭を横断して帰っているのは「あなた」で、その後ろ姿をずっと目で追っている「私」。

まだ期間的に明日も明後日もそれ以降も会えるけど、どこか遠くへ行ってしまいそう、、と言う衝動に駆られて切なくなってしまった。

こういう乃木坂46の曲を自己解釈してる時「切ない」「悲しい」と言った感想しか出てきません。
ほんとそれくらい切ないし悲しい。いつか報われるのでしょうか。

少しくらい(少しくらい)
印象に残る(私でなきゃ)
すぐに追いかけて行こうかな
だけどそんな大胆な行動は
向いていないし…

2番サビ前。

「卒業式までこのままの関係でいいの?あなたの記憶に残るようなことしなくちゃ。追いかけて話しかけようかな、、でもそれって私らしくないし。。。」
という心情。

1番のサビ前とは真逆ですね。
1番のサビ前は「好きって伝えないともう会えなくなるし、さりげなくてもいいからとにかく好きと伝えなきゃ!もう迷ってる暇は無いよ!」という心情でした。

やはり2番Aメロは過去の回想で、まだ猶予がある時期の「私」のした行動の振り返りだったのでしょう。 なので腹決めもまだできておらず、先延ばしにしてしまっている。
逆に1番のサビは過去、つまり2番Aメロの「私」が先延ばしにしてしまったが故の結末です。
そのお陰か分かりませんが「もう待ったなし!」
という気持ちにさせてくれました。

過去も今も好きという気持ちに変わりわないんですけどね。勇気の問題です。思春期って感じですねー。秋元康はこういった歌詞を書くのがほんと上手い。

トライアルはもうできない
そうよ ここから先は全部
恋は本番だけ
だから余計 二の足踏む
トライアルは未挑戦
次に会うのは卒業写真
そういうことにはならないで(欲しい)
卒業までの限られた時間

2番サビ。ここの歌詞好きです。
「話しかける」ことを「トライアル」と揶揄してるのが面白くて好きです。「トライアル」という大それたものでもなく、ただの会話なのに。
「私」にとってはそれくらい大きい壁なんですね、話しかけることって。

これは卒業式間近、つまり1サビの時系列に戻ってます。
トライアルというのは過去「私」が行ってきた「あなた」に話しかけようとする挑戦のこと。
でももう卒業式間近でそんなことしてる暇無い。好きと伝えるしかない。

でも今までトライアルが成功したことなんて無い、というかそもそもトライアルすらも未遂で終わっている状態。
なので「トライアルは未挑戦」と言ってる。

なのにいきなり本番とか怖過ぎるし緊張するからつい二の足を踏んでしまう。
勇気と「あなた」ヘの想いが試される時ですね。

この「次に会うのは卒業写真」って歌詞いいですね。
「次」というか「最後」に「あなた」を目にするのは卒業アルバムの写真になってしまう、つまり「あなた」とはもう卒業後は会えない関係。
恋が実らず思い出になってしまうのは避けたいと願ってます。

かなり遠回しにこのようなことを伝えてます。

頭の中 考えるだけじゃ
恋は絶対 始まらないでしょう
さあ当たって 砕けてみよう(頑張って)
話しかけなきゃ(話しかけなきゃ)
気持ちは何も伝わらない
私は私のやり方でI love you!

Cメロ。めっちゃ好き。

「悩んでるだけじゃ恋は始まらない。結果はどうであれこの恋路を前に進めるためには話しかけるしかない!とにかく話しかけなきゃ!私のやり方であなたに大好きと伝えよう!」

これ入力してる時、感情移入しすぎて泣きそうになりました。

真の腹決めができたシーンですね。感動する。
僕が「私」の恋を応援してる立場だったら結果がどうであれ全力で褒め讃えます。
1番のサビ前の腹決めはここの引き立て役でしたね。

トライアルはもうできない
そうよ ここから先は全部
恋は本番だけ
だから余計 二の足踏む
急げ…

ラスサビ前。面白い歌詞構築。
2番のサビの前半部分のみです。

もうまさに今、想いを伝える1歩手前。
2番のサビの後半は、この後に「願望」を言ってましたが、ここでは直前なのでそんな結果を望んでる余裕すらない。気持ち的にも昂っています。興奮状態。
そりゃそうです。今までトライアルすら未遂で終わってた「私」がいきなり本番なんて。後先無い状態。背水の陣。火事場の馬鹿力です。

さぁ結果はどうなったのか、、、、

タイムリミット片想い
卒業式が終わっちゃったら
きっと もう会えない
別の道を選んだ未来
タイムリミット 少し前
この制服 見納めになる
散り際の桜 ため息を(吐(つ)いたら)
思い出だけが空に舞うでしょう

結論から言うと僕的には「想い」は結局伝えられなかったと解釈しています。
また未遂で終わってしまった。
最後の最後も話しかけることすらできなかったんです。
この歌詞を最後に曲が終わるということはそういうことです。

1サビと全く同じ歌詞。でも1サビでは続きがありました。まだ卒業式まで少し猶予があったからです。
でも今回は本番だった。結局「あなた」は思い出になってしまうという結末。そしていつかその思い出すらも風に舞う様に忘れてしまう。
卒業アルバムの写真を見ることしかもうできないんです。

ここで僕は初めて「悲しい」「切ない」から「悔しい」という感情が込み上げて来ました。
正直信じられないくらい感情移入してます。

やっぱり何事にも不完全燃焼で終わるのって1番駄目ですね。不完全燃焼のその先には後悔しか残りません。

でもなぜ最後の最後まで好きという気持ちを伝えられなかったのか。あんなに腹決めをしていたのにも関わらず。

おかしい。これには何か理由があると思い少し考えてみました。

「私」は乃木坂46へ加入が決まっていて、卒業後は本格的にグループ活動をします。

一方「あなた」は一般人です。そのまま進学するか就職するか。

想いを伝えるということは、もしかしたら、少なからず付き合える可能性もあります。
「頭の中考えるだけじゃ恋は絶対始まらないでしょう」
とも言ってるので。

なので、もし想いを伝えることができ付き合えてしまったとしたら。
恋愛しながらグループ活動するなんて本腰入る訳ないじゃないですか。中途半端な活動なんて無理に決まってます。いつか壊れるしボロが出ます。

「私」は「あなた」との起こりうる結果の人生と「乃木坂46」としての人生を天秤にかけたんです。

そしてその結果「私」は「乃木坂46」としての人生を選びました。

そして乃木坂46に加入するということは、芸能界に入るということは、「今までの人生を諦めなければいけない」んです。
これは学生の「私」からしたらとても理不尽なこと。
でもその理不尽を受け入れました。
とても辛い選択だったはずです。夢のために好きな人を簡単に諦められる人なんていません。少しは躊躇いなどあるはず。ましてやまだ学生です。

なので結局最後まで声をかけれなかった。と言うより、かけなかったんだと思います。

そして「私」はこの経験を経て、乃木坂46の道を歩み、6期生楽曲2曲目となる
「なぜ 僕たちは走るのか?」
を披露するのです。
もう理不尽に負け無い。そんな強い覚悟が感じる曲です。

かなり長くなりました。
基本歌詞解釈する時はその場で歌詞を見て思ったことをつらつら書いているので、どんどん新たな解釈が湧いてくるので長くなってしまいます。

まさか今回の歌詞解釈をし始めた時は「なぜ 僕たちは走るのか?」に繋がってるなんて思いもしませんでした。めっちゃ面白い。

もう少し要点を上手くまとめれるように頑張りたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!