#読書感想文 須賀敦子さんと、向田邦子さんと、日曜日のエッセイサンド
おふたりの本をかわるがわる読んでおりました
そうしましたら
おや?
向田邦子さんのお父様は、そんなタイプでしたっけ?
ご自身(お父さま)が、泉鏡花がお好きだからと言って
奧さん(お母さま)に気に入っている
本の作中の主人公のセリフ
「似合いますか」と言ってみろと声をかけるような
ああ‥違う
今、読んでいるのは須賀敦子さんで
向田邦子さんじゃなかった
須賀敦子さんを読んでいるのに
一瞬、向田邦子さんの本だと思ってしまった
エッセイを平行読みして
こんがらがっちゃってました
なぜわざわざそんな
どちらを読んでいるのかわからなくなるような
組み合わせの平行読みをしてしまうのか
ばかものー
わたしの中の小さな小さな
昭和の頑固オヤジ登場させて
みずからを叱ってみます
肩にでも乗せて
叫ぶだけさけばせてみましょう
バカモノー
バカモノー
バカモノー
ちょっぴり声色は裏返り気味
そう気がつきながらも
その日曜の午後はそのまま
ありのままのわたしのままってすてき
須賀敦子さんと
向田邦子さんのエッセイを平行読みを突き進みます
時折り
甘い昼寝をはさんで
まあ、美味しいエッセイサンドの出来上がり
ふと
お二人のご経験された
戦争の様子など読んでいて
もしかして?
おふたりは同じくらいの年代かしら?と
おふたりの生年月日を確認してみましたら
1929年
同じ年のお生まれでした
そして偶然に、
向田邦子さんも
須賀敦子さんも
最後の作品であることに気が付きました
向田邦子さんは、この作品を刊行予定していた中
思いがけ無い飛行機事故で亡くなられており
須賀敦子さんは
病院で最後まで推敲をされておられたという作品
なんだか不思議な偶然なのだなぁと思いました
『夜中の薔薇』
向田邦子
講談社文庫

『遠い朝の本たち』
須賀敦子
ちくま文庫

「遠い朝の本たち」という題名であるので
須賀さんが子供の頃に出会った本の事
ご家族やその素敵な本の贈り物をしてくれる人々が
おられた環境がとっても羨ましく思いました
読んでいると
須賀敦子さんの子供の頃を自分も過ごしたつもり気分に
つい‥
本の中に出て来た本を引っ張り出して喜びました
例えば
「海からの贈り物」を

須賀敦子さんの言葉で知ることが出来たことで
作品がいっそうすてきに感じました
それから
グリム童話集を
ごそごそごそごそ

読まれていて、「ぞっとしてみたい」という言葉で家族で楽しまれたエピソードが微笑ましく‥
残念ながらわたしの持っていたグリム童話集にはそのお話しは載っておりませんでした
そんなことしている自分に‥すごく満足
それから‥
須田敦子さんは宮沢賢治さんの詩にぞっこん?だったの
ですね?
やっぱり本棚から文庫の宮沢賢治さんの詩集を持って来たり‥

「星の王子様」が出て来たので
ごそごそごそごそ‥

あれ?
子供が子供番組をみて同じもの欲しがる
みたいな‥そんな感じで‥
我ながら子供っぽいなぁなんて思いつつ
エッセイの中で、出会った「愛の妖精」(ジョルジュ・サンド)は、
いつか読んでみたいと思いましたし
若いときに手元にありながら読めなかった
サン・デクジュペリの「夜間飛行機」と「人間の土地」
本屋さんで出会うことが出来たのであらためて購入して来ました

向田邦子さんは
これまでも他のエッセイを読んで
しゅっとしたイメージのまま
欲しいものは欲しいと
謙遜したりせず心のまま
凛としておられる感じに憧れます
いっけんとても豪快な雰囲気であるのですが
本のことについて
〜外国旅行の時にも本を持って行って置いて帰ろうと
思うけれども日本語の本を置いてけぼりにするのは
捨て子をするようで情において忍びない
と、思われる繊細さに
向田邦子さんのあたたかさを感じます
それから
読書は、開く前も読んでいる最中もいい気持ちだが、
私は読んでいる途中、あるいは読み終わってから、
ぼんやりするのが好きだ。
砂地に水が染み通るように、
体のなかになにかがひろがってゆくようで、
「幸福」とはこれをいうのかと思うことがある 1981・1・1
「幸福」というのはこれをいうのかと思う
とてもいい気持ちの
素敵なおふたりのエッセイサンドの日曜日でありました
須田敦子さん
翻訳家・エッセイスト。主な著書に『ミラノ、霧の風景』など
本のカバーより
向田邦子さん
脚本家、エッセイスト『花の名前』『かわうそ』
『犬小屋』で直木賞を受賞
本のカバーより
最後まで読んでくださりありがとうございました😊
こうして好きなこと出来ている今に感謝します。
いつも読んでくださるかた
はじめましてのかた
ありがとうございます!
マガジンに入れてくださりありがとうございます
こちらでお礼申し上げます😊
