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【詩のような散文】 うすきみどり色


つい先日に見ていたはずの

枝先にあった白いお帽子はどこへ

白茶けた枝先



雪の消えた道端

春に降るものは雨


枝先からほんの薄い黄緑色の息が吐かれている

ふーっと、まるく

あの枝先にまるく

あちらにもまんまるく

その一本の木の枝先にはどれにもまんまるくまんまるく

枝先からのまあるい息がはかれる


明日になると変わる色をもってまるく

ころころときみどりが濃く濃く転がってく


あちらの木はまだ

これからはかれるいきをまつ

まあるい、いきをまつ

ごくごく薄いきみどり色のいきを

白茶けた枝先は軽やかにまつ

それから

ころころと濃く濃く転がっていく


春の先に降るのも雨

けぶる向こうに

ころころと転がったみどりが

あちらにこちらに



ちょっぴり遠くの堤防の方

けぶるきみどり色

そぼふる雨と

近視の自然進行のかすみ具合いと

あいまって

けぶる具合がじつによろしいようで


年を重ねてから見える

けぶるうすきみどり色を

まんまるくみる





最後まで読んでくださりありがとうございました😊
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