娘の運転と父親の妄想。
長女が運転免許を取ったのは数年前。
生活は電車で十分に事足りますし、
何より大切な娘です。
事故に遭うのも、
起こすのも心配で、
あまり運転させてきませんでした。
しかし…
最近は大学生活を満喫していて、
友達と車で出かける機会も増えている模様。
これから車での旅行の予定もあるらしく、
「運転の練習につきあって」
と頼まれました。
つきあって...。
何年振りの言葉...。
もちろんです。
長女の運転は、
「寄りすぎ!」
「加速し過ぎ!」
「車間距離、近い近い!」
終始ヒヤヒヤ。
それでも、
娘とのドライブは嬉しい。
しかし…
次第に憂鬱な気持ちに。
運転が上手になればなるほど、
行ける場所は増えていく。
友達と遠くへ出かけ、
世界はどんどん広がっていく。
その一方で、
私と過ごす時間は減っていくのだろう。
嬉しいことなのに、寂しい。
寂しさから妄想が始まる、
急に車の運転に積極的になったのは…
彼氏とのドライブデートのため?
友達って…まさか…。
許さない。
でも待てよ…
俺が彼氏なら…
彼女にはゆっくり助手席に座ってもらうが…
…ということは、
ひょっとして彼氏は免許を持っていない?
それとも、かなりの年下なのか…?
勝手に設定が増えていく。
彼氏はどんなやつだ。
運転は上手いのか。
ちゃんと挨拶ができるやつなのか。
日本史の話ができるやつなのか。
そもそも、本当に彼氏はいるのか。
妄想と心配が止まらない。
そろそろ子離れしなければ。
現在、次女が教習所に通っている。
きっとまた…妄想と心配が始まるだろう。
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