【VIVANT間違い探し】実は自衛隊関係者の密かな愉しみ
VIVANTの「ザルすぎる」最大の急所。
日曜劇場『VIVANT』を観ながら、自衛隊員や元自衛官たちが思わず吹き出した瞬間がある。
公安・野崎がイスラエルへ向かうため、机の引き出しから赤い「一般旅券」を取り出す場面だ。
公務員が仕事で海外へ行く場合は…緑色のパスポート。
「偽装身分での渡航だから公用旅券じゃない」という擁護すら、現場を知る人間には通用しない。
旅券は厳格な管理が求められる「公文書」である。
例えそれが赤いパスポートでも…それは日本国のモノ、不正使用すれば旅券返納を命令すると書いてある。
もしそれが偽装用の別名義パスポートならなおさらだ。
保全金庫で集中管理され、作戦決行の直前に厳格な手続きを経て手交されるのが筋である。
いくら公安の敏腕捜査官とはいえ、そんな重要公文書を個人の執務机の引き出しに「常備」しておくなど、公文書管理としてあり得ない。
ましてその部屋は、遠隔操作で遮断されるような重厚なサイファー区画だ。
私物スマホが平然と持ち込まれ、引き出しを開ければ公文書の旅券がポロッと出てくる。
一般視聴者が「野崎が動いた」と手に汗握る裏で、経験者は
「管理簿はどうなってる」
「持ち込み点検と公文書監査で全員アウトだろ」
と画面越しに突っ込まずにはいられない。
壮大な国際謀略のリアリティを、机の引き出し一つで台無しにしていく小気味よさ。
「VIVANT間違い探し」は、身体感覚が染みついた人間だけに許された、最高に贅沢な副音声なのだ。
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チップのお返しは・・・なにができるのか?思案橋です