見出し画像

だからやめられない

競馬が好きだ

そのキッカケを書くのは少し抵抗があるけど、これを機に書いてしまおうと思う。

キッカケは元旦那。
ね、抵抗があるっていうのがわかりますよね?笑

その元旦那とお付き合いしている時にですね、週末のデートの日だっていうのに東スポ(東京スポーツ)を持参してたんですよ、ヤツは。聞けば20歳からハズレ馬券を積み上げてるって言うじゃないですか。

ぬぬ、だからお主は貯金が皆無なのか。
もちろん本人には言ってません。言えばよかったかもしれませんね。貯金よりも、それほどまでに競馬にハマってるというのに、競馬場に行ったことがないというのが驚きでした。

当時の私は、『競馬=ギャンブル=悪いこと』でしたから、当然、元旦那の競馬話はうわの空で聞いてました。ただ、宮本輝さんの小説『優駿』は大好きだったので、競馬が好きになる下地はあったのかもしれません。

だからでしょうか?
ある日「なんでそんなに好きなのに競馬場に行かないの?好きなら行った方がいいと思う。」と、うっかり口に出してしまって、次のデートは競馬場にという流れになり…

はい、行きました
東京競馬場へ

それはオークス(優駿牝馬)といって、3歳の女の子限定のGⅠレースの日。

初めての競馬場は想像以上に広く、キレイで、何故かギャンブル臭が漂ってない。ギャンブル臭どころか、ターフ(芝)の緑が心地よく風が爽やかで気持ちいい。ピクニック気分の家族連れも多い。しかも5月だったから、ローズガーデンの薔薇が満開で…不覚にも素敵なデートスポットだと思ってしまったんですよ。

しかし、ここは鉄火場。
目の前の華やかな雰囲気に騙されてはならないと、少々冷ややかな目で馬を見ていてた私の目の前にオークスに出走する1頭の可愛い女の子が!
その子の名前はハッピーパス。名前も可愛いじゃないですか。あっという間に心を奪われ目が釘付けになりました。

思いがけず推しが爆誕

レース中、頑張れっ!
手をギュッと握りしめて心の中で叫んでました。結果は7着。その後の競走馬生活から決して適距離ではなかったレースだったのに、よく頑張りました。

以来、すっかり競馬にハマり、テレビや競馬場でレースを見たり、ちょくちょく馬券を買ったりする日々が始まりました。

ハッピーパスが唯一重賞を勝った京都牝馬ステークスの時には自宅で飛び跳ねながらバンザイをし、ラストGⅠ出走のスプリンターズステークス、そしてラストレースの中山牝馬ステークスには中山競馬場に駆けつけ声を張り上げて応援しました。両レース共に残念な結果となりましたが、無事に競走馬生活を終えることができたのが何よりです。

競馬場でサラブレッドが懸命に走る姿を見てほしい。大地を蹴る音、息遣い、最後の直線の追い比べ。美しく迫力のある姿を応援する人々の歓声。
ここ数年は健気に仕事をする誘導馬にも注目してます。推しは東京競馬場のシュガーヒルさんです。


もちろん競走馬生活を引退して繁殖に上がったハッピーパスの子供たちにも注目してましたよ。堅実に走るけどGⅠまでは届かない。そう甘くはないとわかっていてももどかしい日々が続いて、そして2024年。オークスに出走したあの子を応援してました。

その子の名前はチェルヴィニア

頑張れっ!
いつかと同じように手をギュッと握りしめて心の中で叫ぶ。
ハッピーパスがオークスに出たのは2001年。その娘のチェッキーノは2016年。そして、2024年、チェッキーノの娘でハッピーパスの孫娘のチェルヴィニアは5月の爽やかな風と共に先頭でゴールを駆け抜けた。

堅実に走る血統が大輪の花を咲かせた。

これだから競馬はやめられない。

いいなと思ったら応援しよう!

ゆず菜|yuzuna サポートありがとうございます。いただいたお金はクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。