#81 なぜ補欠は回るのか?'24(小学校受験・小受)
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補欠の玉突きは壮大です。一つの辞退が巡り巡ってずっと先まで繋がります。12月の筑波大附属小学校の結果によって、9月に合否の出てた埼玉校の補欠が動くことも大袈裟な話ではありません。大手企業の人事異動の風景にも似ています。
なぜ「補欠は回る」と言われるのでしょうか?
その答えは、その玉突きが「入学者数が全学校の定員数に達するまで続く」からです。
通えるのは「一人1校」です。よほどの定員割れの学校がない限り、全学校の総定員の数だけ入学者は生まれます。出願倍率の5倍や10倍の数字ばかりがクローズアップされる昨今の小学校受験ですが、「収まるところは総定員数」であり、全体倍率(本noteでは志願者数÷定員数)となります。
■全体倍率(首都圏)
では、その全体倍率はいかほどでしょうか?
昨年12月の「一家庭あたりの出願数」アンケートから導かれた、首都圏の主要私立小学校77校での全体倍率は1.17倍、参加は6,700家庭です(2023年秋)。メディアや受験産業の煽る数万人の市場規模とは全く異なる世界線です。

倍率1.17倍の目線で捉えると、「全落ち」の言葉はかなり薄れます。それゆえ、出願・併願戦略が肝要ですし、「どこまで私立に拘るか?」の線引きはさらに重要となります。
「何が何でも私立」なら、全体倍率の実態は受け皿の多さを物語っていますし、「◯◯は譲れない」と線引きがあるならば、全落ちのリスクも覚悟して公立進学も受け入れておく必要があります。
【御礼とお願い】
昨年は23年組の皆さまの多数の回答をありがとうございました。
小学校受験を解き明かす非常に重要なデータとなりますので、本年も改めてアンケートを実施させていただきたいと思います。まだお気持ちが整わない方もいらっしゃるかと存じますが、ご協力賜われれば幸いです。
よろしくお願いします。
[速報]
— 狼侍[小学校受験編] (@wolf_samurai_x) December 12, 2023
アンケートのご協力、誠にありがとうございました。
合計939票もの投票を頂きました。大手教室に匹敵する母数かもしれません。
一家庭あたりの出願数は平均3.9校になりました(1〜2校は1校、5校以上で詳細ない数は5校として計算)。
先日の考察に当てはめると、全体倍率は1.29倍となります。 pic.twitter.com/RMqephFy9c
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