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【スコットランド】キルトを追い求めたらタータンの沼にハマった話

スコットランドといえば

バグパイプとチェックスカート!

スコットランドではエディンバラに4泊し、1日はグラスゴーに行きました。
エディンバラでの滞在時間は実質2.5日ほど。
この短い時間の中で、国立博物館・国立美術館・エディンバラ城・セントジャイルズ大聖堂などを訪れ、ハギスを食し、インドカレーを食し、スコーンと紅茶で一息つき、ロンドンで入手した日本のカレールーでカレーを作って食し、というシャカリキ充実日程の中で、お気に入りのキルトを入手するため奔走し、おまけにアンティークセンターで可愛すぎるミルクジャーをゲットしました。
そんな思い出いっぱいのスコットランド旅の思い出を更に鮮やかに色付けしてくれたのは、キルト探しのために訪れた3軒のお店の方とのやり取りと、キルトとタータンについて一から調べて知っていく心躍るような時間でした。

動機は、「チェックのスカートほしいなー」でした。
日本のセレクトショップによく置いてあるアイルランドのメーカーのキルトが可愛くて。
でも服にあまりお金をかけない私からしたら、3万円のスカートは高くて、どうせなら現地で見てみようと思っていました。(結論、アイルランドでは同メーカーのキルトは見つけられなかった)
スコットランドを訪れる直前に、スコットランドこそキルトやないかいと、ハッとしまして、調べてみたら、私が思っているようなものは簡単には手に入らないことが分かります。
観光地にあるようなお店の商品は中国製だったり。
ローカル向けのお店にあるのは完全に民族衣装仕様のものだったり。
日常的に着用できる女性用のロングシルエットのものはどこに?そもそも既製品があるのか?オーダーだと高いんじゃないか?いつ受け取り?
色々な疑問が湧いてくる中で、あとはお店で見て聞いてみようと、3軒ピックアップしました。


そもそも「キルト」「タータン」とは

まずはごっちゃになっているキルトとタータンを識別するところから。
キルトは伝統衣装を指し、タータンは柄を指します。
キルトは用途によってプリーツの数が違ったり、使う生地の長さが定められていたりするようです。
また、タータンはスコットランドのタータン登記所に登録されているもので、なんと7000種類以上柄があるそうです。
身近なところでは、伊勢丹のチェック柄や、神戸タータンなども登録済みだとか。
更に、タータンの中にも種類があります。
イギリス王室のために作られたタータンは、王族のみが使用できるものと、一般人でも使用できるものがあります。
他には軍隊が使用するタータン、各地域に伝わるタータン、氏族が持っているファミリータータンなどがあります。
スコットランド人を祖先に持つ国外の方が、ファミリータータンを探す旅にやってくることもあるそうですよ。
ロマンス〜〜〜〜
この辺りのことを調べているときに、スコットランドで修行した後、日本でキルトを制作している日本人女性の方がいらっしゃることを知りました。
Hitomi Kiltmakerとして、オンライン販売や受注会などをされている、野村瞳さんという方です。
インタビュー記事などでキルトのことを解説されていたので、参考にさせていただきました。
とんでもなく可愛いキルトを作られているので、よかったらInstagramのぞいてみてくださいね。

STEP1:価格帯を知る

まずは滞在先からそう遠くないところから。
ロイヤルマイルにある「Celtic Craft Centre Kiltmakers」に伺いました。

迫力

こちらでは、珍しく既製品が複数置かれていました。
まずはそちらを見させていただきました。
気に入った柄でサイズが合えば、即買いできる状態ですね。
男性の店員さんがとても親切に対応してくださり、試着もさせていただきました。
しっかりサイズも確認してくださり、既製品を買う場合の自分のサイズが分かりました。
並んでいた既製品は、ロング丈のもので1着165ポンドということでした。
オーダーメイドの場合、採寸とタータン選びが必要です。
価格は240ポンド〜ということでした。
日本への送料込みで、受け取りまで8〜10週間とおっしゃっていたように思います。
生地見本も見てみるかとお声掛けいただきましたが、1軒目だったのでもう少し調査したいと思い、ショップカードをいただいてお暇しました。
メールでも注文できるよ!と言われたような気がします。
キルトはショート丈もありました。
その他、ネクタイやマフラーなどの小物もたくさん置かれていたので、お土産によさそうです。
※価格等は、2024年2月にお店に伺って提示していただいたものです。正確な情報は、直接お店にご確認をお願い致します。

試着させていただいたキルト。色も柄も形も気に入りましたが、タータンの登録名が「USアーミー」と聞いて躊躇してしまいました。タータンの沼にハマりかけています。
留めてある糸を切ってプリーツの揺れまで確認してくれてました。恐れ入ります。

STEP2:オーダーに必要なサイズを測る

次に日を改めて伺ったのは、「ScotClans」で、行ってみたところお店というより工房に近い感じでした。
よく行ったなぁと今では思います。エディンバラの観光中心部からバスに乗って15分くらいだったような。

周辺景色ヨシ

なぜ行ったのか。そう。前述の瞳さんが修行されたところなのです。他に行きたかったお店にも近かったので、寄らせてもらいました。

勇気を出して入りました
中は少し小物の販売スペースがありますが、他は職人さん方が机を並べて作業をされていました。

こちらでも同じような相談をしました。
キルトを探しているが、既製品かオーダーか決めてなくて、オーダーするならどんな手順を踏むのか、知りたいなー。といった具合で。
サイズとタータンが分かれば、ネット注文できるということでした。
ご厚意で採寸してくださいました。
メモに書いてくださったのを写真に撮って残しましたが、何を測ったのか忘れました。そして数ヶ月の間に体は成長しました。ネタバレしますが、結局キルトはまだゲットしていません!
ウエストからヒップの長さを測ったのは覚えています。プリーツの作り方に関係があるんだったような。(うろ覚え)
価格としては、手縫が528ドル。(海外からの発注用のサイトで確認したのでドル表記だったんだと思います)
機械縫いは377ドルで納期は4週間ほど。送料別。
また、注文を受けてから生地を注文するため、生地の在庫状況によって納期が変わるので、生地メーカーのサイトを確認するように、と教えてくれました。
生地メーカーのサイトを教えてくださったので、タータン選びができるようになりました。
お話の途中で、「以前日本人の女の子が修行に来てね〜」と壁に貼ってある写真を見せてくれました。
「その方をきっかけに、ここに来ました」と言うと、大いに盛り上がりました。
とても愛されていた方だったんだということが伝わりました。
そしてそのおかげで、見ず知らずの日本人にも親切にしてくださったんだと思います。
Amandaさんは連絡先を書いたメモをくれました。
胸熱な気持ちそのままに、ひとみさんのInstagramにお礼DM送ってみたところ、設定の都合で届きませんでした。
熱い想いも届きませんでした。

STEP3:タータンを決める

無理。結局タータンはどれも可愛くて決められない。
オーダーのキルトは価格も高いので、よほど思い入れと意味を持っていつか注文したい。
と、結論づけるに至った最後の訪問先が「Kinloch Anderson」です。
日本でも服の販売あるみたいですね。
イギリス愛伝道師である友人が教えてくれました。
予約して行ってみたら?と提案してくれましたが、ひやかしになると申し訳ないので(得意技)、様子見兼ねてふらっと立ち寄りました。

王室御用達の老舗タータン&キルトメーカー。キルトだけでなくタータンも作っているそうな。
サンプルはあるけど基本はオーダーになるようです。かわいい、、!

またしても同じような相談をしました。
予約してませんでしたが、タイミングが良かったのか、話を聞いてくださいました。
ロング丈は325ポンドで、送料別途。
6万円超えますよねぇ。即決はできんわ。
生地見本を出してくれて、テーブルで見ていいよと言って放置してくれたので、見漁りました。
こちらもネットで発注できるということです。
発注時の参考にするため、写真も撮らせてくださいました。
もう決定することは諦めて、とにかく後々の参考にするためお気に入りのタータンを撮影し続けること、44種類!
全然絞れてない…!!!
かわいいのがありすぎるし、同じ色味でも少しずつ違うし、縁もゆかりもない地域の柄はなんか違う気がするし、もはや見た目だけでは決められない。となって、タータンの沼にハマったことに気付きました。

お気に入りのタータンをひとつ。

結局どちらのお店でも購入には至らず(今のところ)、お店の方には手間と時間ばかり取らせてしまって申し訳ない思いはありますが、この過程がそれはもうとても楽しかったです。
お店の方が教えてくださったように、サイズと柄を伝えれば日本から注文して日本で受け取ることもできます。
でも、現地の方に相談して少しずつ商品のことを知っていくことができたのが、スコットランドでしかできないことでした。
そして対応してくださった皆さんがとても親切でした。
スコットランドに来る前に過ごしたイングランドの方々は少々早口で…言っていることが分からない時もありました。
スコットランドでは、分かるように話してくれました。
胸がいっぱいになる貴重な体験でした。
せっかくなので何か持って帰りたくて、ウールのスカーフを買いました。

カシミヤは高かったけど、ウールは手が届く価格でした。

店内の一部は博物館も兼ねたスペースになっていました。

おまけ:アンティークセンターでミルクジャー

3軒目のお店から徒歩で行ける距離にありました。
閉店間近だったので駆け込みました。

戦利品。不思議なくらい大幅にまけてくれました。

おまけ2。
エディンバラ城のお土産屋さんで買ったくまちゃん。

ラスト。エディンバラのアパートで夫が作ってくれたカレーライス。
涙ちょちょぎれる美味しさでした。

追記:キルト買いました

2024年10月阪急うめだ英国フェアにて

2024年2月に行ったスコットランドでの思い出を5月に書いた記事がこちらでして。
同年10月に買ったスカートの報告を2025年10月に追記しています。
なんとなんと阪急うめだ英国フェアに出展されてるところに突撃してhitomiさんご本人に接客していただいて念願のキルトが買えました🥰(しかも誕生日に!)
ビスポークもやってらっしゃるのだけど、一般的なサイズのスカートの販売(オンライン、催事)もされていて、タータンの種類が多すぎないことと催事で在庫品にお会いできたら試着させていただけることにより、私のような優柔不断でも、決めれるんですね。買えるんですね。幸
サイズ測ってタータン選んで海外にオーダーはやっぱりハードルが高い。
スコットランドで修行して日本で販売してくださっているhitomiさんのおかげでお気に入りの1着がゲットできました。
ちょうど追記している今現在も英国フェアが開催中。今年もこのスカートを履ける時期が近づいてきた喜びを噛み締めながら。

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