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『黒蜥蜴』観劇感想

先日、ムラで黒蜥蜴を観劇してきました。
その感想を忘れないうちに記したいと思います。



全体感想

まずは簡潔に感想を述べたいと思います。
せーっの!

「乱歩ジジイすげぇ!!!」

いつものように予習せず観劇しましたが、劇中はずっと心のなかでそう叫んでいました。

お恥ずかしい話、私は文学に疎く「江戸川乱歩」も「三島由紀夫」も名前こそ知れども一作も読んだことがありません。昔の文学作品は太宰治の人間失格を漫画で読んだくらいですね。
文豪にぶん殴られそうなほどの知識のなさです。

三人目の女、のくだりもそうですし、明智と黒蜥蜴の間に奇妙な愛情が芽生えるところも、昔の文豪ってどうやってこんなストーリーが思い浮かぶのか???って思ってました

それぐらい、現代の小説家には書けない物語の奥行きと複雑さに感心しっぱなしでした。
あと、私は偏愛が大好物なので(変態)、マイティーの演技をよだれ垂らして見てました(変態2)。

まごうことなき傑作ではないでしょうか。

音楽とともにテンポよく人の運命が交錯している様は見ていて飽きなかったです。

強いて言うなら、昔の言い回しなのでちょっとセリフが分かりづらかったです。
もちろんジェンヌさんの滑舌というのもあるかもしれませんが、どういう意味だっけ?となることがありました。

そういう意味で黒蜥蜴の小説だけでも読んでいけばよかったなと思いつつ、読んだら舞台で見た感動が半減する気もするので、予習ではなくこれから復習をしようと思います。

キャスト感想

【桜木みなと】
スーツかっちょいーーーーーー(語彙力)!それ!それに尽きる!

探偵といえばシャーロック・ホームズでもワトソン役をしていましたが、今回は事件好きの明智役。

あの鬱陶しそうな性格とスリーピースのスーツが、ずんちゃんの良さをこれでもかと引き出してました。

今回は春乃さくら演じる黒蜥蜴の見せ場が多いので、それに比べると見せ場は少ないような気もしましたが、PRINCE OF LEGENDの(私の性癖に刺さらない)王子キャラよりも、彼女の持ち味に合っている役だったと思います。

ラストの去り際?と言ったらいいんですかね、黒蜥蜴が服毒自殺したあとの、喪失感を抱えながらも東京の街に戻っていく演技は素晴らしかったです。
やっぱりずんちゃんは陰の演技が映えますね。

【春乃さくら】

タイトルロールの黒蜥蜴を演じた彼女。話の流れ的にもそうですが、演技への力の入れ具合も凄まじく妖しい魅力を備えた黒蜥蜴の機敏な心を巧みな演技で見せてくれた、という印象です。

可愛くて若い彼女に、破滅的で妖艶な役は難しいのでは…とも思っていました。物語も昭和なので、現代の人間にこのキャラを消化できるのか、と。事実最初の方はオペラグラス越しで覗くお顔の可愛さと妖艶さが結びつかなかったです。

しかし、物語が進むほどにこれまでとは全く違うさくちゃんの陰の演技が素晴らしくずっと彼女ばかり見てしまいました。

闇の女王としての顔と弱い乙女の心を持つ顔。

最後の自分の心のうちを明智に知られたとわかって迷わず服毒自殺するところはもうぞくぞくしました(性癖)。

語彙力がなくてうまく表現できないのですが、ともかく彼女の演技がとてつもなく素晴らしかったです。
あんな癖のある役をよくやりましたよね…。

ただ、あれだけ力を入れて演じたということは、退団の日が近いような気がして複雑です…。

観劇のあとには、彼女の舞台写真を爆買いしてしまうほど、さくちゃんが好きな私なので、見れるうちに何回でも観劇しにいこうとおもいます。

【水美舞斗】
せーっの!
「偏愛マイティー最高!!!」
ええ、これも私の性癖に刺さりましたよ。

あんなに美しいマイティーが黒蜥蜴に奴隷のような扱いを受けながらもそれを悦んでいるかつ嫉妬されたら堪らなく嬉しくなるし、死んでから人形として愛してもらえるから悦んで死にたいと言う、それがもう性癖ぶっ刺さり!(書いててキモいな私)

心の底から黒蜥蜴に心髄している様はもう絵画のようでしたよ。

あのマイティーはどこかに閉じ込めて置きたいですね。

私何書いてるんだろ、キモ!
ま、それぐらい良かったってことで!!!

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