【短編小説】シャボン玉を割る係
シャボン玉が放課後の校舎に残っている日は、たいていあまりよくない日だ。
別に天気が悪いわけじゃない。
むしろ逆で、風が弱くて、光が斜めに長く伸びる、きれいな夕方に多い。
そういう日のシャボン玉は、妙に長く飛ぶ。普通のシャボン玉なら、せいぜい数秒だ。
中庭で子どもが吹いたやつが、ふわっと上がって、少し傾いて、どこかで割れる。
それで終わる。
でも、まれに終わらないやつがある。
風に逆らうみたいに校舎のほうへ戻ってきたり、渡り廊下の下をくぐったり、ありえない高さで止まったりする。
そういうシャボン玉は、飛んでいるあいだに現実の並び方を少しだけ変えて見せる。
たとえば、窓の本数が一つ多く見える。
たとえば、さっき閉めたはずのロッカーが開いている。
たとえば、そこにいないはずの人の影が、一瞬だけガラスに映る。
たいしたことじゃない。
でも、たいしたことじゃないまま積み重なるのがいちばん困るから、この縁町には昔からシャボン玉を割る係がある。
名前だけ聞くと、幼稚園の手伝いみたいだ。
実際にはもう少し地味で、もう少し面倒だ。
僕はその係をやっている。
「いた?」
中庭の端から、柊が言った。
「まだ二つ」
「今日多いな」
柊はそう言って、伸縮式の細いポールを肩に担ぎ直した。先端に小さな輪がついていて、見た目は虫取り網を雑に細くしたみたいだ。その輪でシャボン玉に触れると、少し遅れて、ぱちん、と乾いた音がして割れる。
僕も同じ道具を持っている。
高校二年の春に渡されたときは少しだけ笑った。
こんなもので現実の歪みを防げるなら、世の中はだいぶ簡単だ。
柄の根元には、去年の先輩の名前を消した跡がまだ白く残っている。
そういうところだけ、この係は妙に実在感がある。
でも実際、防げてしまう。
校舎裏の生垣の上に、一つ目が浮かんでいた。
夕日を受けて薄く虹色になっている。見た目はふつうのシャボン玉とほとんど変わらない。
ただ、風が吹いても流れない。
僕がポールを伸ばして輪を近づけると、シャボン玉の表面に職員室の窓が映った。
本物の職員室は一階にある。
でもそのシャボン玉の中では、三階の高さにあった。
「軽いやつ?」と柊が訊く。
「たぶん」
「じゃ、割っといて」
言いながら、柊はもう一つのほうへ走っていく。
僕は輪を玉の表面に触れさせた。
ぱちん。
小さな音と一緒に、三階の職員室は消えた。
跡形もなく。
最初は、それが少し気味悪かった。
今でも、たまに思う。
あの中に映っていたものは、ただの歪みだったのか。
それとも、どこにも採用されなかった別の世界だったのか。
でも係のマニュアルには、そういうことを考えるなと書いてある。
映像の意味を解釈しないこと。
長く飛んだ玉は、ただちに割ること。
特に、自分に関する像を映した玉には長く近づかないこと。
最後の一行だけ、いつも少し引っかかる。
自分に関する像。
要するに
自分の顔
自分の席
自分の名前
自分の家
自分がいない教室
そういうものだ。
係の先輩たちは、みんなもっと雑に言っていた。
「自分の顔入ってるやつは見るな」
「自分の席入ってるやつは報告」
「自分がいない教室入ってるやつは、絶対一人で触るな」
新入生はたいがい笑う。
僕も最初は笑った。
でも、一年の秋に一人だけ、本当にやらかした先輩がいた。
自分の映ったシャボン玉を面白半分で割って、そのあと三日間、自分の机の位置が教室でだけ少しずれて見えるようになったらしい。
その先輩はいまでもたまに、廊下ですれ違うたびに何かを確かめるように自分の靴を見ている。
だから、笑い話としては定着しているけれど、誰も本気では試さない。
「水守!」
渡り廊下のほうから柊が呼んだ。
「そっち、風乗ってる!」
言われて顔を上げる。
校舎の角を回るようにして、一つのシャボン玉が流れていくのが見えた。
少し大きい。
しかも、飛び方が変だった。
普通、長く飛ぶシャボン玉でも、どこかしら迷いがある。
上に行くか、下に落ちるか、壁に寄るか。そういう微妙な揺れがある。
でも、そのシャボン玉は違った。
行き先を決めているみたいに、まっすぐ校舎へ向かっていた。
「どれくらい?」
「見つけてもう五分超えてる」
柊が走りながら言う。
「やばいかも」
五分を超えた玉は、たいてい少し厄介だ。
十分を超えると報告案件。
三十分を超えると、学校より先に管理局の担当が呼ばれる。
僕と柊は、同時に走り出した。
シャボン玉は渡り廊下の下をくぐり、理科室の前を横切って、夕方の光を吸い込むみたいに膨らんだ。
妙にきれいだった。
こういうとき、きれいなものはあまり信用しないほうがいい。
「右回る!」
柊が叫ぶ。
僕は逆側へまわる。
二人で挟めば、たいていのシャボン玉は逃げ場を失う。
でもそのシャボン玉は、僕が輪を差し出すより少し早く、するりと上へ抜けた。
「え」
思わず声が出る。
今の高さは、おかしい。
風向きじゃない。
シャボン玉のほうが、こっちの動きを読んだみたいだった。
「ちょっと待って、それ嫌なやつだな」
柊が足を止めた。
普段はだいたい軽口ばかりのくせに、本当にまずいと思ったときだけ声が少し低くなる。
シャボン玉はそのまま二年三組の教室の前で止まった。
二年三組。
僕の教室だった。
そこで初めて、嫌な感じがした。
夕方の窓ガラスに、教室の中が映っている。
そこへさらに重なるようにして、シャボン玉の表面にも教室が見えた。
最初は、ただの反射かと思った。
でも違った。
シャボン玉の中の教室では、黒板の右端に書いてある日付が一つ前だった。
窓際のカーテンが開いていた。
それから、教卓の横に置かれているはずの段ボールがなかった。
「見える?」と柊が言う。
「うん」
「中?」
「教室」
「報告する?」
僕はすぐには答えなかった。
シャボン玉が、こちらを見ているみたいだったからだ。
そんなはずはない。
ただ薄い膜が光を反射しているだけだ。
でも、見返されている感じがした。
僕が一歩近づくと、教室の映像も少しだけ寄った。
そこでは、放課後の空気のまま、何人かがまだ残っていた。
窓際で喋っている女子が二人。
ロッカーの前で鞄をいじっている男子。
後ろの席でスマホを見ているやつ。
どれも見慣れた配置だった。
なのに何かがおかしい。
僕はそこでようやく気づいた。
僕の席が、空だった。
正確には、空というより、そこだけ最初から誰の席でもなかったみたいに見えた。
机はある。椅子もある。
でも鞄がない。筆箱がない。机の横にいつも掛けている紺のパーカーもない。
そして何より、その席のまわりだけ、誰も視線をやらない。
不自然な空白じゃなかった。
ものすごく自然な空白だった。
「……あれ」
自分の声が、少し遅れて聞こえた。
「どうした」
「僕、いない」
柊は一瞬黙って、それから
「マジか」
とだけ言った。
冗談みたいな返事だったけれど、ちょうどよかった。
変に深刻な声で言われたら、たぶんもっと気持ち悪かった。
シャボン玉はふわりと一度揺れた。
その表面で、教室の映像が少しだけ角度を変える。
そこには僕がいない。
それでも会話は続いている。
誰も困っていない。
何も足りなさそうに見えない。
そのことが、少し怖くて、少しだけ納得できた。
たしかに僕は、教室の中心ではない。
いなくてもホームルームは進むし、笑いは起きるし、黒板は消される。
そんなことは知っている。
知っているのに、実際に“僕のいない教室”を見せられると、思っていたよりきつい。
しかも、シャボン玉の中の教室は、僕がいないという一点を除けば、妙に本物だった。
シャボン玉の中に佐伯の姿が映った。
佐伯は几帳面だ。
帰る前に、いつも窓を閉める。誰かに頼まれているわけでもないのに、最後にそれをやる。
そういう小さい癖まで、その中ではきちんと残っていた。
「水守」
柊が隣で言った。
「それ、たぶん長く見ないほうがいい」
「うん」
「見すぎてる」
「うん」
「それでも見るんだ」
「見たいんじゃなくて」
言いかけて、やめた。
見たいのだと思う。
認めたくないだけで。
シャボン玉がまた動き出す。
理科準備室の前を通り、非常階段のほうへ向かう。
僕と柊はついていく。
階段の踊り場に差しかかったところで、玉は一度だけ大きく沈んだ。
そこで初めて、本物の校舎と、シャボン玉の中の校舎が重なって見えた。
僕は手すり越しに下を見た。
現実の一階の廊下には誰もいない。
でも玉の中では、下の廊下を誰かが横切っていた。
横顔だけでわかった。
佐伯だった。
胸の奥が、少し変な音を立てた。
僕は佐伯のことを、好きというにはまだ少し曖昧なまま好きだった。
よく喋るわけでもないし、毎日一緒に帰るわけでもない。
でも、目が合う回数とか、話したあとの余韻とか、そういう中途半端なものだけが少しずつ増えていた。
シャボン玉の中の佐伯は、僕の席のほうを見ない。
というか、見る理由がない。
そこには最初から誰もいないからだ。
「水守」
柊の声が少し近くなる。
「それ、たぶん見ちゃだめな段階入ってる」
「何段階」
「自分に関する像に、わりと納得しはじめる段階」
僕は思わず笑いそうになった。
ひどい言い方だ。
でも、その通りだった。
怖いだけなら、もっと簡単だったと思う。
ただ怖いなら、すぐに割っていた。
でも、そこに映っている教室は、思っていたより自然だった。
僕がいないことに、誰も苦労していない。
空気も、机の並びも、笑い声の角度も、全部ちゃんとそのまま続いている。
そのことが少し怖くて、少しだけ救いでもあった。
玉は階段を上がるのではなく、逆に下へ落ちていくみたいに滑って、一階の廊下へ降りた。
僕と柊も駆け下りる。
ポールの先が手すりに当たって、金属音が小さく響いた。
「割るなら今だよ」と柊が言う。
「自分に関する像を見せる玉は長く見るなって、お前も言ってたろ」
「言ったよ」
柊は息を切らしながら言った。
「でも、こんなに育つ前の話」
育つ。
この町では、長く飛び続けたシャボン玉のことを、そう言うことがある。
最初はただのシャボン玉だったものが、時間を吸って、景色を吸って、だんだん現実っぽいものになっていく。
だから怖い。
だから割る。
でも、もしそれが“現実っぽいもの”じゃなくて、
現実が取りこぼした別の世界
だったらどうするのだろう。
シャボン玉は一階の廊下を抜け、昇降口のほうへ向かった。
ガラス越しの校庭が赤く染まっている。
その途中で、シャボン玉の中の教室にまた変化が起きた。
僕の席の後ろに置いてあるはずの掲示板が、少し左へずれている。
窓際のカーテンの色が薄い。
そして――僕の机の位置に、別の机が一つ入っていた。
知らない机じゃない。
でも、僕のものではない。
「うわ」
柊が本気で嫌そうな声を出した。
「そこまで行くのか」
「どういうこと」
「たぶん補完してる」
柊はシャボン玉から目を離さずに言った。
「お前がいない分の自然さを、向こう側が勝手に整えてる」
「自然さって何だよ」
「世界が、抜けた穴をそのままにしないってこと」
その言い方が妙に残った。
世界が、抜けた穴をそのままにしない。
もしそうなら、僕は本当に、簡単に埋まる側の人間なのかもしれない。
そのことに傷ついているのか、安心しているのか、自分でもわからなかった。
昇降口の前で、シャボン玉はようやく止まった。
靴箱の並ぶ薄暗い空間に、夕方の光だけが斜めに入っている。
そこで初めて、柊が僕のほうを向いた。
「水守」
「何」
「それ、本当に偽物かな」
僕は答えなかった。
「いや、玉の中が本物だって意味じゃなくて」
柊は少し言い直した。
「お前がいない教室があるとして、それをただの間違いって決めるの、誰なんだろうなって」
「……マニュアル」
「マニュアルは便利だけど、答えではないだろ」
その一言に、僕は少し腹が立って、少しだけ力が抜けた。
柊はこういうとき、ちゃんと面倒なほうを言う。
「お前、それ簡単に言うなよ」
「簡単じゃないよ」
柊はポールを床につけた。
「俺だって、自分のいない教室見たらたぶん嫌だし」
「嫌とかじゃなくて」
「うん」
「……変なんだよ」
ようやく出た言葉が、それだった。
「変って?」
「僕がいないのに、ちゃんと回ってる」
言った瞬間、それがあまりにもそのままで、逆に少し笑えた。
もっと難しく言えると思っていたのに、結局それしかなかった。
僕がいないのに、ちゃんと回ってる。
柊は黙っていた。
笑わなかった。
それはありがたかった。
「でもさ」としばらくして柊が言った。
「お前、回ってなかったら回ってなかったで、それも嫌じゃない?」
僕はそっちを見た。
「たとえば、シャボン玉の中で教室が止まってたら。みんな困ってたら。お前の席だけ変に騒がれてたら」
柊は肩をすくめた。
「それはそれで、だいぶ嫌だろ」
たしかにそうだった。
僕がいないのに平気なのは、少しきつい。
でも、僕がいないと困る世界も、たぶんしんどい。
そのあいだに、ちょうどよく立てる場所があるのかどうか、僕は急にわからなくなった。
シャボン玉がふっと揺れる。
表面の教室が、今度はもっとこちらに寄る。
見えたのは、僕の席の横の窓だった。
そこに誰かの手がかかる。
佐伯だ。
シャボン玉の中の佐伯は窓を閉めて、それから誰にも話しかけずに鞄を肩にかけた。
僕の席のほうは見ない。
当たり前だ。
そこには最初から誰もいない。
その仕草が、妙に胸に刺さった。
僕がいない世界でも、佐伯は窓を閉めて帰る。
たぶんそれだけのことだ。
でも、その“それだけ”が、思ったよりきれいに成立している。
「割る?」
柊がもう一度訊いた。
僕はポールを持ち直した。
輪の先が少し震える。
割るのは簡単だ。
触れれば終わる。
このシャボン玉の中の教室は消える。
僕がいない世界も、ここではなかったことになる。
でも、それを割るのは、ただ危険だからじゃない。
僕はたぶん、これ以上見たくないのだ。
自分がいなくても、世界がちゃんと続くことを。
そこまで考えて、僕は急に嫌になった。
その嫌さは、玉に対してじゃなかった。
僕自身に対してだった。
世界が自分抜きで回ることなんて、最初から知っている。
大げさにショックを受けるようなことじゃない。
それでも、いざ見せられると、見なかったことにしたくなる。
その幼さが少し情けなかった。
でもたぶん、人はそのくらい幼くていいのだ。
世界の中心じゃないと知っていても、ときどき確かめたくなる。
自分がいない教室を見て、少し傷ついて、それでもまだ自分の席へ戻りたいと思う。
たぶん、それでいい。
僕はポールをまっすぐ上げた。
「水守」
「うん」
「今ならまだ、報告でもいい」
「知ってる」
「じゃあ」
僕はシャボン玉を見た。
シャボンの中の教室を見た。
僕のいない席を見た。
そして初めて、そこにほんの少しだけ安堵も混ざっていることを認めた。
僕がいなくても、世界は壊れない。
それは少し寂しい。
でも、少しだけ優しい。
誰かが全部を支えていなくても、世界は続く。
じゃあ僕は、世界に必要不可欠でなくても、ここにいていいのかもしれない。
そう思った瞬間、ようやく輪の先がぶれなくなった。
「割る」
僕はそう言って、ポールを伸ばした。
輪がシャボン玉に触れる。
ほんの一瞬、薄い膜の向こうで、教室の光景が揺れた。
佐伯が窓際で振り返る。
空っぽの席。
静かな放課後。
それから、ぱちん、と乾いた音がして、全部消えた。
昇降口には、夕方の光と、僕と柊だけが残った。
何も変わっていない。
靴箱の並びも、そのままだ。
床の砂も、ポスターの端のめくれも、見慣れたままだ。
でも、僕の中の何かだけが、少しだけ位置を変えていた。
「大丈夫?」
柊が言う。
「わからない」
「正直でよろしい」
僕は少し笑った。
笑えるくらいには、もう現実の床の上に戻っていた。
そのとき、昇降口の扉が開いた。
外から風が入る。
夕方のにおいが少し濃くなる。
そこにいたのは佐伯だった。
「あれ、水守くん」
僕は一瞬だけ息を止めた。
でも今度は、玉の中じゃない。
ちゃんとこっちの佐伯だ。
「まだ帰ってなかったの?」
佐伯が訊く。
「係」
僕が答えると、佐伯は「ああ」と頷いた。
柊が横から小さく会釈して、「お疲れ」とだけ言う。
佐伯は僕のほうを少し見てから、
「じゃあ、先帰るね」
と言った。
たったそれだけだった。
シャボン玉の中と同じように、佐伯はたぶんこのあとどこかの窓を見て、鞄を持って、帰っていく。
でも、決定的に違うことが一つだけあった。
今の佐伯は、ちゃんと僕を見た。
声もかけた。
その短いやりとりがあるだけで、教室の中の僕の席も、この昇降口の床も、急にこっち側のものに戻る。
「佐伯」
呼ぶつもりは、たぶんなかった。
でも声が出た。
佐伯が振り返る。
「何?」
僕はそこで少しだけ迷って、それから言った。
「今日、窓閉めるの早かったね」
佐伯はきょとんとした顔をしたあと、少し笑った。
「見てたの?」
「たまたま」
「そっか」
それだけ言って、今度こそ佐伯は帰っていった。
柊が隣で吹き出す。
「何それ」
「うるさい」
「もっとあるだろ」
「なかったんだよ」
「いや、あっただろたぶん」
僕はポールを縮めながら、靴箱の上に残る夕日の線を見た。
たしかにもっと何か言えたのかもしれない。
でも今日はそれでよかった気もした。
世界は、自分がいなくてもたぶん続く。
教室も、放課後も、窓を閉める音も、僕が知らない角度でちゃんと続いていく。
でも、だからといって、僕がここにいてもいい理由がなくなるわけじゃない。
必要不可欠じゃなくてもいい。
中心じゃなくてもいい。
それでも、自分のいる側の現実を自分で引き受けることはできる。
「帰るか」と柊が言った。
「うん」
僕たちは昇降口を出た。
校庭の端で、もう一つだけ、誰にも気づかれない小さなシャボン玉が夕日に光っていた。
でもそれは、風に押されてすぐに割れた。
ふつうのシャボン玉だった。
(終)
本作の作者ノート
縁町関連の他作品
