Webライターの私が、行政書士を目指す理由
私はこれまで、不動産業界での経験や資格を活かして、不動産ジャンルに特化したWebライターとして活動してきました。
しかし、少し前から限界を感じるように……。
会社員を辞めて、フリーランスになった私。
不動産の現場を離れて実務から遠のくにつれ、書くことが以前より難しくなっていきました。
そして何より、気づいてしまったのです。
私が好きだったのは不動産そのものではなく、契約であり、法律だったと。
また、私は解説記事を書くのが得意です。難しい内容を、知識のない人にもわかるように、要点をまとめて伝える。
ただ、それってもうAIにもできますよね。
では、私の存在意義って何だろう?
その答えを探す中で、行政書士という道に心が向くようになりました。
今回は、Webライターの私がなぜ行政書士を目指すのか、その理由を正直に書いていきます。
Webライターとしての限界
不動産業界で働いていた頃、私は日々、実務に携わっていました。
最初の2年は賃貸仲介、その後は社宅代行関連の契約業務やテナント契約。住宅メーカーへ転職してからは、建売住宅などの土地の仕入れにも携わりました。
業界で働きながら宅地建物取引士を取得し、続けて賃貸不動産経営管理士、FP2級にも合格しました。
契約書を作成し、お客様と向き合い、現場の空気を知っていたからこそ、現場を知らないWebライターには書けない記事を書けるという自負がありました。
ところが、フリーランスになって数年。
現場から離れれば離れるほど、書くことが難しくなっていったのです。
私が会社を辞めてフリーランスの道に進んだのは、2019年。
あれから社会情勢が大きく変わり、不動産業界にも変化がありました。法改正もあれば、実務の運用も変わる。
さらに、私は結婚を機に関東から北陸へ移住しています。もう、都市部の状況は、感覚としてよくわからなくなってしまいました。
現場にいれば自然と入ってくる情報も、離れてしまえば自分で取りに行かなければなりません。
もちろん、調べれば書くことはできます。
でも、それって本当に私が書く意味があるのだろうか?
現場感のない記事は、どこか上滑りしている気がして。読者に届けられる価値が、どんどん薄れていく感覚がありました。
実際、私が担当する記事は、法改正などの解説が中心になっていきました。
不動産ジャンルを専門としてきたWebライターとして、このままで良いのだろうか。
そんな疑問が、日に日に大きくなっていったのです。
好きなのは、不動産ではなく法律だった
Webライターとしての限界を感じながら、私はあることに気づきました。
そもそも、私は本当に不動産が好きだったのだろうか?
不動産業界で働いていたとき、一番楽しかったのは契約書と重要事項説明書を作るときでした。後々トラブルに発展しないよう、リスクを洗い出して、書面に落とし込んでいく。
法改正があれば、内容を理解して実務にどう影響するかを考える。民法改正のときは、夢中になって条文を読み漁りました。
宅建の勉強も、賃貸不動産経営管理士の勉強も、楽しかった。FP2級も、法律や制度を学ぶのが面白くて、すんなり合格できました。
そして、ふと気づいてしまったのです。
私が好きだったのは不動産という「業界」ではなく、契約であり、法律であり、制度を理解して人に説明することだということを。
不動産はあくまで、その法律や契約が活きる「舞台」だっただけ。
この気づきが、私の進む道を大きく変えることになりました。
AI時代に、私の存在意義とは
法律が好きだと気づいた私ですが、Webライターとしての道を続けるかどうか、悩みは深まるばかりでした。
私は解説記事を書くのが得意です。難しい不動産の法律や契約の話を、要約して、要点をまとめて、知識のない人にもわかるように伝える。
これが私のWebライターとしての強みでした。
しかし、この強みは、今やAIにもできることです。
生成AIの登場で、誰でも簡単に「それなりの解説記事」が作れるようになりました。もちろん、正確性や読みやすさでは人間が勝る部分もあります。しかし、その差は日に日に縮まっている。
一方で、人の想いを引き出すインタビュー記事や、感情に訴えかけるストーリー記事は、AIには簡単に真似できない、人間にしかできない素晴らしい仕事だと思います。
ただ、私のスタイルとは少し違う。私は人の感情を深く掘る記事よりも、仕組みや制度を整理して伝える方が、自分の力を発揮できると思っている。
だから私は、別の道で勝負したい。
このまま解説記事を書き続けても、AIとの差別化はどんどん難しくなる。
それなら、実務経験という「本物の専門性」を身につけて、現場を知る専門家として発信する方が、もっと価値を届けられるのではないか。
「専門家として実務をしながら、その知識を発信する」という形で。
解説記事を書くだけのWebライターではなく、実務を持った専門家として、本当に価値のある情報を届けられる存在になりたい。
そう考えたとき、選択肢の一つとして浮かび上がってきたのが「行政書士」という資格だったのです。
働きにくい人の選択肢を増やしたい
行政書士を目指そうと思った理由は、もう一つあります。
私自身、会社員として働くことに限界を感じていました。どの会社でも仕事内容は楽しかったけれど、会社内の人間関係に悩んでいました。
私には、「会社員」が合っていなかったのです。
そして今、結婚して北陸に移住し、家庭の事情で働き方に制約がある生活をしています。
下の子は、両大血管右室起始症という国の指定難病とされている難しい病気をもっています。これまで3回の手術を経験し、入退院を繰り返してきました。
そのたびに、私も付き添い入院。もし前職のまま会社員を続けていたら、退職せざるを得なかったでしょう。
この経験を通して、私は知りました。
子どもの病気や障がいをきっかけに、仕事を辞めざるを得なくなった親がいることを。
医療的ケア児を支える家族の大変さを。
働きたくても、働けない人たちがいることを。
私だけじゃない。世の中には、病気や育児、介護で会社員として働くのが難しい人がいます。
地方に住んでいて、希望する仕事が近くにない人もいます。
そういう人たちの選択肢の一つとして、「起業」という道があってもいいのではないか。
ただ、起業のハードルは高い。
何から始めればいいのか、どんな手続きが必要なのか、どんな許可が必要なのか。
わからないことだらけで、一歩を踏み出せずにいる人も多いのではないかと思うのです。
だから私は、行政書士として専門的に起業支援をしていきたい。
会社設立の手続き、許認可の申請、補助金の活用。困っている人が一歩踏み出すためのサポートをしたい。
実務経験と専門知識を持った専門家として、本当に役に立てる存在になりたいと思うようになりました。
行政書士、そして司法書士へ
実は、2025年の行政書士試験はすでに受験していて、いま合格発表を待っているところです。
自己採点では記述式を除いて168点。予備校2校の無料採点では196点で、合格ライン(180点)を超えていました。
記述式の採点は蓋を開けてみないとわかりませんが、合格している可能性は高いのではないかと思っています。
万が一不合格でも、来年必ず合格して、行政書士になります。
(1/28追記:合格していました!)
そして、その先に司法書士も見据えています。
行政書士ができることは多い。会社設立や許認可申請、補助金申請など、起業支援に必要な業務を幅広くカバーできます。
しかし、会社設立の登記業務は司法書士の独占業務。本当の意味でワンストップの起業支援をするには、司法書士の資格も必要です。
それに、正直に言えば、私は法律を学ぶこと自体が楽しい。
民法も、会社法も、不動産登記法も、もっと深く学びたい。
Webライターを辞めるわけではありません。
これまでのWeb集客の経験も、フリーランスとしての苦労も、地方で働く難しさも、すべてが起業支援という仕事に活きるはずです。
ライター×行政書士×司法書士。
このかけ算で、誰かの選択肢を増やせる専門家になりたい。困っている人の役に立てる存在になりたい。
それが、私のこれからの道です。
まだ始まったばかりですが、一歩ずつ、進んでいきます。
ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました。
まだ行政書士試験の合格発表待ちではありますが、既に開業に向けて動き始めています。
今後は、以下のnoteマガジンで更新していこうと考えています。
・行政書士試験 合格までの勉強記録(勉強方法や試験対策について)
・行政書士 開業までの準備記録(開業準備のリアルな記録)
よろしければ、noteマガジンもフォローしていただけたら嬉しいです!
いいなと思ったら応援しよう!
読んでくださることが何より励みですが、チップも大切に受け取っています。
いつもありがとうございます。