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地方移住フリーランス母、家事代行・ファミサポ・ベビーシッター全部使ってみた

地方に移住して、フリーランスで働きながら子育てをしていると、「全部自分でやらなきゃ」という気持ちになることがよくありました。

知らない土地でのワンオペ育児。
コロナ禍で、気軽に出かけることもできない毎日。

上の子はまだ入園前で、同じ景色がずっと続いていました。

もともとそんなに丁寧な性格ではないので、育児をがんばることで閉塞感を埋めようとは……正直、なれなかった。

そこで、まずは滞りがちな家事を外注することにしました。
最初は、それだけのつもりでした。

ところが、頭が少し空いたら日商簿記2級を取り、ブログを再開し、仕事が少しずつ舞い込むようになってしまって。
「保育園なしでもいけるかも」と思い始めたのが、そもそもの間違いでした。

その後ファミサポを使い、ベビーシッターに切り替え、保育園入園でいったん終了。
下の子のときに再びファミサポに頼ろうとしたら、断られるという経験もしました。

家事代行、ファミリーサポート、ベビーシッター。
使ってわかったこと、しんどかったこと、地方ならではの事情、全部まとめて書いていきます。


なぜ地方移住フリーランスの私が外注を考えたのか

私が外注を考えた理由は、シンプルに限界だったからです。
当時は朝から晩まで子どもと二人きりで、誰とも会話しない日が続いていました。

夫は当時、大型店舗の店長をしていました。
帰宅は遅く、有給はおろか年間休日もまともに取れないような状況でした。

シフト制のため、夫が休みの日もお店は営業しています。
休みの日でも頻繫に電話がかかってきて、そのまま出社してしまうこともよくありました。
繁忙期は、帰れないスタッフと一緒に使えるように、職場の近くにアパートを借りていたことも。

ここまで忙しくなるとは思っていなかったけれど、子どもを産む前から、夫がほぼ家にいない人だということは、わかっていました。

それでも、はじめての育児+ワンオペで、頼れる親族も近くにいない。
想像以上につらかった。

夫がいないなら、誰か別の人に手伝ってほしい。
そう思って、家事代行を調べ始めました。

ファミサポとベビーシッターは、仕事の依頼が増えてきてから考えるようになりました。

最初は子どもが寝ている時間だけこなせる量にしようと思っていたけれど、引き受けたい仕事がどんどん舞い込むようになって。

そんなとき、SNSで「0歳を育てながらベビーシッターを使って仕事をしているフリーランス」の投稿を見かけて、私もそうしてみようと思ったのがきっかけでした。

家事代行・ファミサポ・ベビーシッター、それぞれの違い

3つのサービスは、料金も使い始めるまでの流れも、心理的なハードルもまったく違いました。

家事代行は、最初にマッチングサイトを検討しました。個人に依頼できるタイプのサービスで、料金が抑えられると聞いていたので。
ただ、田舎なので登録しているスタッフがほぼいない。

結局、全国規模で展開している企業のサービスを選びました。
月2回、主に水回りの掃除をお願いしています。
換気扇や空気清浄機の中など、自分では後回しにしがちな場所も頼めるのが助かっています。

特別な機材を持ち込むわけではなく、家にある掃除用品で対応してもらいます。

ホームページには子守りサービスの記載もあったのですが、うちの地域は対応していないと言われました。地方あるある。

ファミサポは、まず役所での登録が必要でした。
その後、担い手の方との顔合わせがあり、利用開始という流れです。

私はたまたま近所のおばあちゃんとマッチングして、歩いてこられるので交通費もいらないと言っていただきました。
近所の方にお願いする安心感はありましたが、距離が近いぶん気を遣う場面もありました。

ファミサポは自治体によってサポート券のような補助があるようで、私の場合は1万円分使うことができました。
始めるまでの手続きは少し重たいですが、料金は3つの中でいちばん安く済みます。

ベビーシッターは、ネットで検索してたどり着いた、企業向けに保育士を派遣している団体に電話で問い合わせました。
個人宅にも対応しているとのことで、そのままお願いすることに。

手続きはいちばんスムーズで、電話一本で話が進んだ印象です。
ただし料金は、ファミサポの倍ほどかかりました。

地方での子育て支援サービスは、都市部と比べて選択肢が少ないというのが正直な印象です。
そのため、「今ある選択肢の中でどう使うか」を考える必要がありました。

実際に使ってみてよかったこと、気になったこと

家事代行は、使って本当によかったと思っています。
もともと家事が大嫌いなので、苦手なことを誰かにやってもらえるというだけで、気持ちがだいぶ楽になりました。

ただ、過去に1回だけ困ったことがありました。
いつもの担当者が来られない日に、突然、男性スタッフが来たことがあったのです。

後日、自宅に男性が入るのはちょっと……と正直に伝えたところ、それ以降は女性スタッフが来てくれるようになりました。

ファミサポは、相性の問題が出やすいと感じました。
最初にマッチングしたおばあちゃんはおしゃべりが大好きな方で、来るたびに楽しそうに話すのですが、ハイハイで動き回る赤ちゃんの子守りは大変そうで。

「家の中より外に連れ出したい」と言われたとき、正直ちょっと不安になってしまい……。最初の方とは2ヶ月で終了しました。

その後、もう一人とマッチングしましたが、初めての電話でかなり圧を感じて……。

「私は60代だからあまり元気に遊べないけどいい?あと、私は言いたいことははっきり言うから、合わない親も結構いるのよ」
と言われて、そっとお断りしました。

地域の善意で成り立っているサービスなので、合う合わないは仕方ない。
地方だと担い手の数が少ない分、選びにくいというのが正直なところです。

ベビーシッターは、保育士さんが来てくれるので安心感がまったく違いました。
子どもへの声かけや遊び方が自然で、見ていて不安がない。
ファミサポと比べてしまうと申し訳ないのですが、正直、全然違った。

子どもを任せて仕事に集中できるという感覚を、初めてちゃんと持てた時間でした。
ただ、お金だけは別の悩みでした。

お金の話と、罪悪感との折り合い

かかった費用をざっくりまとめると、こんな感じです。

家事代行は月2回で7,500円ほど。
夫に負担してもらっています。

最初、夫は「家事を外注する」という発想に戸惑っていました。
ただ、自分自身がほとんど家にいなくて家事も育児もしていない現実があったので、お金を出すことにはわりとすんなり納得してくれました。

ファミサポは1時間700円(土日祝は900円)。
平日の午前中に頼んで、月1万円ほど使っていたと思います。
自治体のサポート券が1万円分あったので、あまり負担せずに済みました。

ベビーシッターは1時間1,400円+交通費600円。
平日の午前中にお願いして、月2万円くらい使っていました。
こちらは私が自分で負担していました。

ファミサポとベビーシッターの使い方について。
サポーターさんやシッターさんにリビングで子どもと過ごしてもらいながら、私は別室で仕事をするスタイル。
完全に外出していたわけではなく、私も家にいる状態でした。

ちなみに、私が利用していた自治体では、留守宅での預かりは不可。
原則サポーターさんの自宅での保育というルールでした。

実は、夫はファミサポとベビーシッターについては、あまり良い顔をしませんでした。
知らない人を家に上げることへの不信感と、子どもを任せて大丈夫かという不安で。
私が家の中にいる状態だったので、ギリギリOKという感じでした。

家事代行やファミサポ、ベビーシッターといった外注サービスを利用することへの罪悪感について。
正直、私自身は、あまりなかったです。
それだけ必死だったし、誰かに頼りたいという気持ちが勝っていたので。

ただ、「外注なんてお金持ちだね〜w」と言ってくる人は、数人いました。
そういうことを言ってくる人はみんな、夫婦ともに地元出身で、頼れる親族がたくさんいる人たちです。

頼れる人がそばにいれば、お金をかける必要はないですよね。
環境が違うのだから仕方ないとわかっていても、ちょっとだけモヤっとしました。

地方移住フリーランスなら「頼る」も戦略の一つ

家事代行は、今も続けています。
もう4年以上のお付き合い。とても助かっています。

ファミサポとベビーシッターは、上の子の入園とともにいったん終了しました。
下の子の自宅保育中にもファミサポを使おうと思ったのですが、指定難病で手術も控えているという状況を説明したら、断られてしまいました。

断られてしまったことは悲しかったけれど、仕方ないとも思っています。
正直に状況を説明した結果なので、納得しています。

もうすぐ下の子も入園するので、これからは外注が必要な場面はかなり減るはず。
それでも、また必要になることがあれば、家計と相談しながら使っていくつもりです。

振り返ってみると、外注を使っていた時期があったから、仕事を続けられたし、自分を保てたと思っています。

「母親なのに人に頼るなんて」という空気は、地方にいると特に感じやすいかもしれません。
でも、頼れる親族も、気軽に出かけられる環境も、都市部ほどの選択肢はない。
その中で、お金を使って手を借りることは、サボりでも贅沢でもないと思っています。

地方移住フリーランスにとって、「頼る」は戦略の一つだと思っています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後もnoteマガジン「地方移住フリーランスの子育て記録」で、地方での働き方・暮らし方・子育てについての体験記を更新していきます。

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