見出し画像

在宅フリーランスと子育ては相性がいい。でも、気づけば私だけが回している

自宅で働くフリーランスの私。
会社員だった自分と比べると、子育てはしやすいと感じています。

急なお迎えも、突然の欠席も、誰かに許可を取らずにすぐ動ける。
時間の使い方を自分で決められることは、やっぱり心強い。

でも、正直に言うと、在宅フリーランスの子育てもラクではありません。
「家にいるんでしょ」のひとことで、気づけばいろいろなことが私のところに集まっていました。
役所の手続きも、税金などの支払いも、郵送などの雑務も、保育園からの連絡も、急な体調不良の対応も。

仕事、家事、子どものイレギュラーな対応。
休日のはずなのに、スマホやパソコンを開いてしまう日も。

在宅フリーランスと子育て。相性はいいと思います。
ただ、「家にいる私」にしわ寄せがこないようにするには、意識して仕組みを作ることが必要でした。

今回は、在宅フリーランスで子育て中の私が、そのリアルを書いていきます。


在宅フリーランスと子育ての相性がいい理由

私が在宅フリーランスと子育ては相性がいいと感じるいちばんの理由は、時間の主導権が自分にあることです。

保育園から「お迎えに来てください」と電話が来ても、上司に頭を下げる必要はありません。
朝、子どもの体調が悪そうなら、その場で「今日は休もう」と決められます。

誰かにお伺いを立てなくていい。
それだけで、想像以上に気持ちは軽くなります。

仕事のスケジュールも、ある程度自分で調整できます。
午前中に締め切りのある原稿を書き上げて、午後は集客や収益化のためにブログとSNSに力を入れる。

そんなふうに一日の流れを組み替えられるのは、フリーランスだからこそだと感じています。

子育ては、イレギュラーの連続です。
熱を出す、行事が入る、保育園が急に休みになる。
そのたびに予定を組み直す必要はありますが、自分でスケジュールを握っている分、対応しやすいのも事実です。

子育てと向き合う今、この働き方でよかったと心から思います。

でも、「家にいる私」に全部集まる

在宅フリーランスと子育ての相性はいいと思います。
けれど、自由に動ける分、家のことも子どものイレギュラーも、自然と私の担当になっていきました。

夫が会社員で、私が在宅フリーランス。
「動けるほうが動く」。理屈としてはわかります。

保育園からの急な呼び出しや体調不良の対応は、いつも私。
さらに、役所への書類提出、書類の郵送、税金の支払いといった夫の用事までも、いつのまにか私の役割になっていく。

「家にいるんだから」というひとことが、じわじわ効いてきます。

仕事の納期が迫っているときでも、「ちょっとこれお願い。今日までなんだけど」と声がかかる。
働いている場所が自宅なだけで、「今は仕事中」という前提が抜け落ちてしまう感覚がありました。

オフィスに通っていれば、物理的に「仕事中」だとわかってもらえます。
でも家にいると、仕事とそれ以外の境界線が、まわりからは見えにくい。

家にいる。でも、仕事している。
その当たり前が、思っていた以上に伝わらなかったのです。

夫に「在宅でも仕事」と伝え続けた

私は、納期をできるだけ月末にまとめるなど、子どもの体調不良や急な予定変更に対応できるようにスケジュールを組んでいました。

それでも、「今日までだから、役所行ってきて」と急に夫の用事を頼まれることが増えていきました。

お願いするなら、なぜ前もって言ってくれないのか。
そんな小さな不満が、少しずつ積み重なっていきました。

夫は会社員で平日休み。
当時は、副業の不動産投資の予定を休日に詰め込んでいました。
「子どもは保育園にいるから大丈夫」という考えだったのだと思います。

夫が休みでも、子どものことは私。
呼び出しがあれば私が迎えに行き、小児科にも連れていく。
それが、いつのまにか当たり前になっていました。

でも、あるときから、自分の気持ちを言葉にするようにしました。

「納期が近いから、今日は仕事したい」
「この時間は仕事に集中したい」
「休日も頭が仕事から離れなくて、正直つかれている」

丁寧に、何度も伝えました。

すぐに状況が変わったわけではありません。
それでも、数年かけて話を続けるうちに、夫の受け取り方は少しずつ変わっていきました。

今は、在宅でも仕事をしているということを理解してくれています。
休日に子どもを見てくれる日も増えました。

最初からわかってもらえたわけではありません。
しかし、言葉にしなければ、きっと今も変わらなかったと思います。

休日でも、頭は仕事から離れない

在宅フリーランスの悩みのひとつが、「仕事モードが切れない」こと。

私は、クライアントに最初から「土日祝はお休みで連絡できません」と伝えています。だから、返信はしません。

それでも、スマホを開いてしまう。
メールを確認し、チャットをのぞいて、「これは月曜に返そう」と頭の片隅に置いてしまう。

返信はしない。
でも、見てしまう。

仕事でSNSを使っていることも、切り替えを難しくしています。
プライベートのつもりで開いた画面に、仕事のアカウントが並ぶ。
気になる投稿があれば、ついメモを取りたくなる。

オフィス勤務なら、会社を出た瞬間に仕事から物理的に離れられます。
でも在宅フリーランスは、仕事道具も連絡ツールも、すべて生活の延長線上にあります。

休日のはずなのに、頭のどこかでずっと仕事のことを考えている。
家族と過ごしながら、ふと仕事のことが浮かぶ。
完全にオフになれた気がしない。

自由に働けるということは、いつでも働けてしまうということでもある。
私は、そう感じています。

自由な働き方こそ、仕組みが必要だった

在宅フリーランスは、自由です。
時間も、場所も、仕事の進め方も、自分で決められる。
子育てとの相性は、やっぱりいいと感じています。

しかし、何も決めなければ、家族の用事は自然とこちらに流れてきてしまいます。

仕事も、家事も、子どものイレギュラーも、夫の雑用も。
「動けるから」「家にいるから」という理由で、いつのまにか私の役割になっていました。

だからこそ、意識して線を引く必要がありました。

クライアントには最初に休日を伝える。
夫には、仕事の状況をこまめに言葉にする。
納期はできるだけまとめ、急な対応ができる余白を残しておく。

スマホの問題は、まだ模索中です。
返信はしなくても、つい見てしまう。
だから最近は、仕事用のSNSはパソコンでしか開かないようにしてみようか、とも考えています。

ひとつひとつは小さな工夫です。
でも、そうした線引きを重ねることで、「自分だけが回している」という感覚は少しずつ薄れてきました。

在宅フリーランスと子育ては、相性がいい。
ただ、その自由を守るためには、自分で境界線をつくり続けるしかありませんでした。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後もnoteマガジン「地方移住フリーランスの子育て記録」で、地方での働き方・暮らし方・子育てについての体験記を更新していきます。

よろしければスキ・フォローしていただけると嬉しいです!


いいなと思ったら応援しよう!

小花 絵里 eri obana 読んでくださることが何より励みですが、チップも大切に受け取っています。 いつもありがとうございます。