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必勝法を見つけたので誰か買ってほしい【えせエッセイNo.3】

必勝、それは、「必ず勝つ」こと。つまり、必勝法がわかれば、勝ち続けることも可能となる。

世の中には必勝法と名の付く商材で溢れている。心躍るネーミングだ。世の中には多くのマーケティング手法がある。

「期間限定」「限定商品」に騙された人も多いのではないだろうか。『必勝法』は、これらに匹敵するマーケティング手法なのではないかと考える。否、それ以上のマーケティング手法に違いない。

『必勝法』さえ知ってしまえば、負けて辛酸をなめることがなくなるのだ。

今日は、私が考えた『必勝法』を紹介しよう。よく聞くような成功法則などではない。必ず勝つ方法だ。だから、勝ちたい人はぜひ読んでほしい。


シルバー剣道大会での出来事

シルバー剣道大会の紅白戦の様子(筆者は白組の6番手で出場)

先日、『シルバー剣道大会』に出場した。この大会は『ねんりんピック』の県予選を兼ねた大会だ。ねんりんピックの出場権は60歳以上となっているが、予選会には50歳になる年から出場できる。

「シルバー」の定義は、概ね60歳以上となっているらしい。近年の60歳は血気盛んな人が多く、「シルバー」の定義を65歳以上や70歳以上としている団体もある。

そう考えると、私はまだまだ50代前半の若輩者。本物のシルバーから見れば、青二才ともいえる。青いとも思えないので、青から銀への化学変化途中といったところだろうか。

全国大会の『ねんりんピック』に出場できるのは60歳以上となるため、50代で勝っても大きな意味はない。しかし、私は60歳までにその素地を作るべく参加している。

初めて参加したのは、50歳になる年(満49歳)だった。今年で3回目の出場となる。じつは、個人戦では3年連続で3位となった。実に中途半端な成績である。去年、一昨年は勝てそうで勝てなかった。今年に至っては、完敗だった。

必勝法があれば知りたい……

60歳以上は5歳区切りの部門分け

シルバー剣道大会は、年齢ごとに下記の6部門に分けられている。

  1. 50歳以上~60歳未満

  2. 60歳以上~65歳未満

  3. 65歳以上~70歳未満

  4. 70歳以上~75歳未満

  5. 75歳以上~80歳未満

  6. 80歳以上

私が出場したのは50歳以上~60歳未満の部で、参加者もそこそこ多かった。60代の参加者はガチ勢だ。ねんりんピック出場を本気で狙っている人ばかりなので、構え合ったジジイ達の剣先からは真っ赤な火花が見える。

70歳以上の参加者になると、勝敗よりも楽しさ優先のようになってくる。参加者もやや少ない印象だ。中には、蹲踞そんきょの姿勢すらままならない選手もいた。

一方、80歳以上になると……

サバイバルゲームだ。ガチである。

例年は参加者が1~3名で熾烈な争いが繰り広げられていた。しかし、今年のエントリーはゼロであった。ゼロなのだ。何が起こったのだ……

必勝法が見えた

帰宅後、妻に80歳以上の部は参加者が居なかったことを伝えたところ
「何かあったら大変やし、私が家族やったら止めるわ」
とのことだった。

健康のために運動を……のレベルではない。稽古中に亡くなられた高齢者を実際に知っているので、言い返すことができない。

しかし、逆に試合場に立つことさえできれば優勝なのだ。必ず勝てる。敵が諦めるまで、敵が居なくなるまで、戦い続ければいい。

そんな話を、69歳の出場選手M氏と熱く語っていた。

M氏は先日も大阪マラソンを完走した、スーパージジイだ。大阪マラソンの翌日、LINEメッセージが送られてきた。

えっ?
まだ走ってるんですか???

LINEを読む私の目は、米粒くらいの小さな点になってしまった。以前はトライアスロンにも出場していたという。背中に「100キロマラソン」と書かれたTシャツを愛用している、憎めない小っちゃい鉄人である。(身長は160cm弱くらいと思われる)

フルマラソンを走った翌日に、剣道の稽古をしようと思っていたのだ。異常だ。どことは言及しないが、膝以外にも壊れているところがある。間違いない。

そんなM氏は、11年後に80歳になる。M氏ならきっとやってくれるはずだ。11年後には、人生のサバイバルゲームに勝ち残ってくれると期待している。

ちなみに、M氏が試合で勝ったという話を聞いたことがない。

打席に立ち続けろ

私の祖母は106歳である。驚きだ。頼めば、兄弟が捕虜になって眼球をえぐられたなどという、約80年前の生々しい話なども聞かせてくれる。そんな祖母は完全優勝だ。

長生きして、打席に立ち続けることこそ、確実な必勝法に違いない。

DaiGo氏推薦の『The Long Game』にも、こう書かれていた。

挑戦が報われることもあれば、そうでないこともある。それでも挑戦しなければならない。成功とは、自分の仕事で卓越した能力を発揮することだ。だが、たとえ卓越した能力があっても、打席に立たなければ、その能力を発揮することはできない。

The Long Gameより

ちなみに、私は職場の健康診断で心電図を受けた際の心拍数が46だった。
「えっ?死にかけ?」
と思い、係員の方に聞いてみたところ……

「1分間に45回以上あれば大丈夫ですよ」

ぎりぎりやん。
80歳までも生きられないかもしれない。

人生はロングゲームである。生き残った者が勝つ。あなたも、このサバイバルゲームに勝ち残ってほしい。

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