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初めてのKindle出版からペーパーバックまで

いつかは本を書いてみたい。

おぼろげながら、そんな夢を抱いていました。その一方で「できるわけがない」との思いがあったのも事実です。しかし、実際に挑戦してみると、意外と簡単なことに気がつきます。

実は、2021年12月、約2年間続けたメルマガの原稿を元に、Amazon KDPサービスを利用して電子書籍を出版してみました。

かかった費用は……

  • 表紙イラスト:10,000円

  • 参考書籍:625円

  • 校正刷り:1007円✕2回

合計12,639円。
ちなみに、校正刷りに関しては、ペーパーバック化をしなければ不要です。

出版したのは下記の「28回も不合格でしたが、何か?」。剣道七段の昇段審査に合格し、記念として出版することにしました。

素人が出版なんてできるわけがないだろう!

そんな風に思っている方も多いかもしれないので、どんな風に挑戦したのかをスリリングかつミステリアスに紹介したいと思います。(ウソ)


Kindle出版は1万文字程度あれば可能

Webライター界隈ではKindle出版は一般的です。今やライターでなくても、本当に誰でも簡単に出版ができる時代になりました。

もし、あなたがKindle Unlimitedを利用しているなら、「Kindle書籍は本当に何でもありか?」と思っているかもしれません。私自身、無料で読める薄いコンテンツという印象の内容も多く目にしてきました。

それもそのはず、Kindle出版について色々と調べてみると、最適な文字数は1万文字だというのです。2万文字になると多すぎて読者が読んでくれないとまで書いている人もいます。

毎週4,000文字のメルマガを2年間書き続けた私は「えっ?たった1万文字で十分なの?」と頭を100tハンマーで殴られたような衝撃を受けました。Webライターとして、当時は1記事あたり5,000文字前後の執筆をしていたので、2記事分で1冊です。もう少し濃い内容にしようと思えば、4~5記事分程度で十分。

今までは「Kindle出版なんてとんでもない!」と思っていた自分の中の常識が70db以上の音を出してガラガラと崩れた始めた瞬間でした。

もしあなたが、日頃noteやブログを書いているなら、記事をまとめて出版してみるのも良いでしょう。1,000文字の日記記事も10日分あれば1万文字です。「まえがき」と「あとがき」を書くだけで、あなたにしか書けない面白いコンテンツが出来上がるのではないかと思います。

じゃあ、やってみようかな?

あなたもそう感じたはずです。考える前にやってみましょう。

原稿は書けるが出版方法がわからない

書籍の原稿を書くことに関しては小学生でもできます。自由に書きなぐれば良いのです。しかし、原稿を書いてからどうすれば良いのか、残念ながら私には皆目検討もつきませんでした。

そんなときにたまたま知ったのが、藤原将さんの書籍です。実は、藤原将さんの書籍は、その前に出版されているものを読んだことがありました。そんな関係でAmazonのAIがおすすめしてくれたようです。

AIはただのおせっかいではありません。ちゃんと必要なものをおすすめしてくれる……ときもあるのです。

参考にしたのは『「副業出版」の手引き書』。なんと、625円でKindle出版の方法が全て理解できるというお得感。スーパードライを3本買うよりも安いので、1日休肝日を設けて買ってみてはどうでしょうか?

私はビールは飲まないので、何も我慢することなく購入してみました。

書籍に書かれたとおりに作業を進めます。すると、いとも簡単に電子書籍のデータを作成できてしまいました。もちろん、最初から成功したわけではありませんが、少しずつ確認と修正を繰り返して完成という感じでした。

また、執筆と同時に進めていたのが、表紙デザインです。デザイン自体は自分でできるのですが、何か独自のイラストが欲しいと思いました。考えた結果、Twitterの剣道関係でイラストの得意な方にお願いすることに。

価格は1万円也。普段はイラストの仕事を受けていないそうですが、他の仕事と同じような価格を提示していただきました。1万円が高いのか安いのか、その辺りはよくわかりません。

ココナラなどで依頼すれば3,000円程度で描いてもらえるかもしれませんが、個人的には信頼できる人に描いてもらって大満足です。

デザインはPhotoShopを利用しましたが、今どき無料のCanvaでもカッコイイ表紙が仕上がります。したがって、わざわざプロに依頼するほどのものでもないでしょう。

表紙と中身のデータができあがれば、いざ出版です。

発売開始から2週間のみ、キャンペーン価格を設定しました。その期間に多くの方が購入してくださったようですが、今でもぽつりぽつりと売れているのが面白いところ。思い切って挑戦してみてよかったです。

約1年後にペーパーバック化

Kindle出版すると、「紙の書籍は出版されないんですか?」との嬉しいお言葉をいただくようになりました。その頃、運良くAmazonペーパーバックのサービスが始まります。

Kindleのデータを元にすれば、赤子の手をひねるくらいの簡単さで紙の書籍が出版できるというのです。

これは挑戦しなければ……

とは思ったものの、意外と難しい。赤子の手は思ったよりも頑丈だったようで、なかなか思ったようなレイアウトになりません。なぜなら、ペーパーバック化するには、データをPDFに変換しなければならなかったのです。

出版したい書籍は縦書きデータでした。しかし、縦書きの電子書籍データをそのまま縦書きのPDFデータに変換する方法が見つかりません。できたとしても、かなりレイアウトが崩れてしまうのです。

悩み抜いて出した答えが「WordからPDF化」という、最も安易な方法でした。電子書籍のデータからPDFデータに変換する方法ばかりを探していましたが、最も簡単な方法はWordを使って書き換える方法だったのです。

まさに急がば回れ状態。Wordなら、それほど工夫しなくても思ったようなレイアウトに近くなります。悩み続けたあの数ヶ月を返して欲しい。

ちなみに、藤原さんの書籍では、ペーパーバックに関する記載がありません。書籍が発売されたのが、まだペーパーバックのサービスが始まる前だったと記憶しています。

Kindle出版から約1年の時を経て、2023年1月に加筆修正したペーパーバック版を出版できました。

収益は12万円以上

2023年7月までのロイヤリティ合計は127,265円です。もしかすると、
「たったそれだけ?」
と思われたかもしれません。

しかし個人的には、趣味で書いた書籍でこんなに収益が出ることに驚いています。記念に出版したようなものなので、収益は全く期待していませんでした。

むしろ、「誰が買うねん!」と言われてもおかしくないレベルです。

特にペーパーバックに関しては1冊売れても数十円の利益……だと記憶しています。用紙代と印刷代がかかってしまうので、電子書籍と同じ価格に設定していますが、実際の儲けはほとんどない状態です。

それなのに、12万円以上です。素人が書いた書籍としては、上出来ではないでしょうか。サイゼリヤでお腹を壊すほど食べられます。

案ずるより産むが易し

Twitterを見ていると「格安でKindle出版のプロデュースします!」なんて言い寄ってくる人が多いようです。ほとんど詐欺のようなものだと思っているので、気をつけてください。

なぜなら、600円程度の書籍を読めば、誰でも簡単に出版できるからです。ただ、その手間がもったいないという方もいらっしゃるのは確か。お金がかかっても良いから出版したいという方はご自由にどうぞ……という感じです。

しかし、その前にほんの少しチャレンジしてみてはいかがでしょうか。もちろん、Kindle出版に関する相談も受け付けています。気軽にご相談ください。

#わたしのチャレンジ

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