DX化の弊害を逆手に取った戦略(えせエッセイNo.4)
新型コロナウィルスが流行したことによって、甚大な被害が発生した。一方で、新型コロナウィルスがもたらしたメリットもある。
急激なDX化は、数少ないメリットの一つだろう。
DXとはデジタルトランスフォーメーションの略。DX関連の記事をいくつか執筆したことがあり、進化の速さに驚かされている。DXは政府主導で進められ、企業や学校でのアナログデータは少しずつデジタルデータに置き換わってきていた。
時代が一気に動いたのは、コロナによるリモートワークやリモート授業、ソーシャルディスタンスの影響だ。デジタル化の波は激しく押し寄せてきた。

今やリモート会議やコンビニのセルフレジ、飲食店の給仕ロボットにいたるまで、さまざまな場所がデジタル化してきている。さらにAIの進化も伴い、数年前では考えられなかったような変化が起きていると言ってもいいだろう。
しかし、急激に進んだように見えるDXだが、まだ初期段階ではないかと考えている。書籍『The Long Game』の中には、下記のように書かれていた。
学ぶべきは、初期の段階ではすべてを「実験」ととらえるということだ。
つまり、今は世の中すべてが実験段階なのだ。そして、実験段階に失敗はない。思っていた結果が得られなかったとしても、実験としては想定内の出来事と割り切ってしまうべきだろう。

近年、小学校の授業ではICT教育が取り入れられ、タブレットやPCを扱うようになった。タブレットは一人1台の時代だ。決してツムツムのためではない。
ツムツムは上達しても、まだまだ教育業界としては使いこなせていない印象のあった新たなツールだが、どうやら最近は取り囲む環境が変わってきているらしい。
先日、地元剣道連盟の事業のために『剣道体験』のチラシを作成した。実にテキトーに、サクッと作成した。ベースはCANVAで、あとはオフラインでちょこちょこっと修正。
両面カラーで1,400枚を印刷して、金額は4,500円ほどだった。消費税は高いが、1枚当たり約3円なので、コピー代よりはるかに安い。賃金が上がらないわけだ……

しかも、紙質もコート紙で、コピー用紙よりは明らかに厚い。高級感漂うチラシが完成した。さらに、高速光回線並みに早い。少しでも安くしようと納期に余裕を見ても、依頼してから4~5日で手元に届いた。日本人の勤勉さがうかがえる。
チラシ到着後、担当者は各小中学校の必要数に分けて持って行ってもらったた。ちなみに、担当者=最高責任者である。
昨夜、妻が自治会内のちょっとした集まりがあるというので、チラシを持って行ってもらった。集まる人たちの大半が小学生のお子さんを持つお母さん方らしい。

「このチラシは見ました。最近、チラシがデータになっていて、子どもたちはタブレットで見るんですよ。だから、見ているようで、ほとんど見ていません。この案内だけ紙だったので、すごく覚えています」
最後はアナログが勝つ!!
我が家の子どもたちが小学生の頃、毎日のようにプリントを持って帰ってきた。学校とは関係の無い案内のチラシも多く、今回のようなチラシもその中の1枚にすぎない。そうなるとまったく目立たないし、ゴミ箱直行の可能性も高くなる。
しかし、多くのチラシがデジタル化されたことで、逆に紙のチラシが目立っているというのだ。
アナログ万歳\(^o^)/

以前、Webデザイナーの仕事獲得についてセミナーを受けたことがあった。講師曰く「ハガキを活用しましょう」とのこと。デジタルの時代だからこそ、アナログで攻めるべきだと。
「電子メールが送られてきても、見ませんよね?でも、ハガキって、気になって見るじゃないですか。クーポンなんかも付けられますし」
確かに電子メールの案内は、とくに気に入っているものしか読まなくなった。迷惑メールフォルダに振り分けられていることも多い。
ライターの仕事を獲得するにも、アナログは有効だと聞く。「商工会議所へ行け」と。なかなか知り合いもいないので行けないが、やはり時と場合によってはアナログが有利なのだ。
記事執筆はデジタルとアナログのよいとこ取りでいきたい。
DX関係は得意分野です。
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