文を作る時間
2026/07/27 10:41
なんでも、ひとまず書けばいい。とにかく、書きたいのだから、それでいい。
こんな書き出しをいつまで続けるつもりなのか。別に、ずっと続けてもいいじゃないか。この世で続けちゃ悪いことなんて、それほど多くないし、書き出しに、勢いをつけるために、前口上のようなものを書くことで、誰かに迷惑をかけるわけでもないし。
まあ、どんな風に思われるのか、というところに、恐れが働くのだろう。そしてその恐れは、きれいに、うつくしく、書きたいという何かを駆動させるわけで。そのおかげで、文章を書くことが鍛えられたから、それはそれで、悪くないし、そのことは、ほんとうにあることだから。
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自室のエアコンを入れ替えた。おかげで、とても気持ちよく過ごせている。以前のエアコンは冷房の効きが悪く、時々によって冷房と除湿を使い分け、冷たい風が出る方を選択していた。新しいエアコンに変えて冷たい風が常時放出されるようになった。快適だ。
あとは、カビ臭さからの解放。今までのエアコンは、積年の汚れから、かなりのカビが内包されていたと思われ。メンテナンスは適当で、ほとんど放置状態。毎年夏が来て、はじめての冷房をつけると、カビ臭さに一瞬息が詰まるほどだった。だけど、そのまま過ごしていると、身体がなれるのか、気にならなくなっていく。
今回エアコンを入れ替えたことにより、こんなに空気がおいしいのか、という気持ちになっている。入れ替え初日、私の鼻は、まだカビ臭さを警戒していたのか、少しずつ空気を吸い込んでいたようで、おっ?空気澄んでる?となって、徐々に空気を吸い込むという感じ。
今までどうやって生きてきたの?という感じだったが、今も、鼻から入ってくる新鮮な空気に、気持ちいいーとなっている。
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昨日は、ほんの入り口さんで開催された「作文の入り口」というイベントに参加。内容は、参加者でそれぞれ作文を書く、というもの。
書く時間は1回5分の2セット。1回ごとに書いた作文を参加者が音読し皆で感想をシェアする。
1回目、2回目、それぞれテーマを決めて書くのだけど、1回目は店主セレクトのテーマをくじ引きのようにして決定。2回目は参加者が思いついたテーマを書き、シャッフルしてくじ引きして決定。
参加者は店主含め7名で、手書き6名で、私はポメラを使用した。
参加者それぞれの言葉、文体、にじみ出てくる何か。5分で書いた文章から、その人自身が表出される。作文の感想をシェアすることで、感じたことが交差して受け取り合われ、それはそれは豊かな時間になった。
毎月リアル参加で開催されているので、お近くの方で興味のある方は参加おすすめです。
せっかくなので、その時に書いた文章(後刻手入れ済み)をシェア。
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昨夜、枕元に死んだはずの父が現れた。ぼくは天井の模様をみていたものだから、にゅっと現れた父の顔に、若干の驚きの表情を見せたのだと思う。若干の驚きと書いたが、なぜかその時、天井の模様を見つめながら、父のことを思い出していたので、驚きは若干ですんだのだと思う。父はぼくの顔をのぞき込みながら、目を丸くして何かを言おうとしていた。久しぶりの下界で、言語体系を忘れてしまったのか、口のなかをもごもごしながら、お口の体操をしているようだった。私の身体はやはりというか、当然というか、身動きがとれず、いわゆる金縛りという状態だった。目だけが動くのだけど、目を動かして、枕元に立つ父の全体をみようとするが、どうも顔の部分しかみえない。なぜ父が枕元にやってきたのかを想像するが、思い当たるふしもない。仏壇は1階にあるので、仏壇から出て階段を上ってやってきたのか、もしくは歩いて20分程度の場所にあるお墓からやってきたのか。そう思って、父の顔を見上げていると、父の口から小さな声が漏れた。
「もう…、時間切れだよ…」
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夏風邪になった。意識はもうろうとしている。エアコンは冷房にして20℃設定だ。ぶんぶんとまわるエアコンのファンは冷たい風を送り出して、顔の上をなでていく。隣の部屋からは誰かがテレビをみているのか、高校野球の中継をするアナウンサーの声が聞こえる。
「セカンドを守る松木君、足がつって動けなくなっています。熱中症でしょうか。あー担架が用意されて、乗せられています。大丈夫でしょうかー」
「だいじょうぶじゃねえし」と妻の声がきこえる。
夏風邪はたいへんだ。外は暑いし、身体も熱いし、エアコンで身体を冷やそうとすると、余計に体調が悪くなる。
「ねぇー、だいじょうぶー」と隣の部屋で高校野球をみている妻が私に向けって声を放つ。
布団にくるまり震える私は枕に顔を埋める。
「だいじょうぶじゃねえし」
さてさて、今日も書くことができました。
