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台湾を守った戰士たち


ありましたね、台湾特撮みたいなやつ。

僕の小さい頃に台湾は日本と比べるとかなり差はありましたが、特撮っぽい技術はありました。ただそれは神話や武術もののドラマや映画に使われることが多く、日本やアメリカみたいなスーパーヒーロー番組はありませんでした。

そして現れました、台湾のスーパーヒーロー。

その名は太空戰士

一言で言えばスーパー戦隊のパクリです。

僕はすでにそういう認識はありましたが、告知CMを見たときは普通にわくわくしていました。

放送は土曜の夜8時か8時半くらいのゴールデンタイムで、当時の子供番組としてはかなり特別扱いでした。クオリティは期待していなかったんですが、それでもどんなものになるのか気になって仕方なかったです。

実際に見た感想は、「好き」「嫌い」というより、とにかくツッコミどころが多すぎて混乱でした。

まずメンバーは3人で、ブラック、イエロー、ピンクという地味な色合い。

名前も黑豹、地虎、天鳳みたい、カンフー映画の雑魚キャラっぽいでした。

町での戦闘シーンには普通に一般人の野次馬が映っていたり、合体ロボットもなく、車両もそのままで専用デザインもありませんでした。

しかも敵の目的は世界征服だった気がします。

「なんで台湾?もうちょっといいターゲットあるだろう」

って思っていました。

今だったら半導体を狙いに来る話の方がリアルかもしれません。

一方で主題歌だけは良くて、当時の台湾の子供番組は児童合唱団が多い中、これは実力派歌手が歌う熱くてキャッチーな曲でした。あとから知ったんですが、これは宇宙刑事ギャバンの主題歌のカバーソングでした。

そのあと僕はすぐ興味がなくなって見なくなったんですけど、その番組は放送時間が変わったり、コスチュームと武器のデザインが一新されたり(新しい戦隊をパクった感じで)、なんとなく一時期は生き延びておもちゃでも発売されていました。

ちょうど同じ時期に発売されたファミコンのゲーム、ファイナルファンタジーは、台湾では太空戰士という名前で知られていました。

今は最終幻想と訳されることが多いですが、ファイナルファンタジー太空戰士だと認識している台湾ゲーマーはまだ多数です。

もちろんパクリは良くないし、作品としてクオリティが微妙なところも山ほどありました。

でも、予算も技術力も足りない中で、一瞬でも台湾の子供たちに夢を見せたのは事実だと思います。

太空戰士を作ってくれた大人たちには、感謝しています。


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