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靴磨きの少年とバブル。流行のテーマ株に背を向け、揺るがない要塞を築く理由

​【投資勧誘ではありません】本記事は、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。また、筆者は投資助言業者ではありません。筆者は、本記事の内容を模倣した結果生じた、いかなる損失・損害についても一切の責任を負いません。投資判断は必ず自己責任で行ってください。


無限要塞の司令官だ。

​現在の相場環境において、市場の話題を独占しているのは間違いなく「半導体銘柄」だ。連日のように最高値を更新し、SNSでは爆益報告が飛び交っている。

​そんな中、「なぜ司令官は無限要塞で半導体銘柄をメインに据えないのか?」と疑問に思う戦友もいるだろう。私が重厚長大産業を主軸に置き、頑なに半導体ブームに乗ろうとしない姿勢を見て、「柔軟性がない」「時代遅れだ」と嘲笑う者もいるかもしれない。

​その指摘は、ある意味で正しい。私にはトレンドに飛び乗る柔軟性などないからだ。

だが、株という戦場には常に「トレンドとテーマ性」が存在する。今年はたまたま半導体がトレンドであり、テーマ性に溢れている。だから強い。ただ、それだけの事なのだ。

​今日は、テーマ性に踊らされる大衆の心理と、我が無限要塞が揺るがない理由について語ろう。

​■ 半導体の雄と、謹慎中のエース

​現在のテーマの主役である半導体の雄「アドバンテスト」と、我が無限要塞のエースでありながら現在は不祥事で謹慎中の「蒼穹の鬼神イグニス(IHI)」のチャートを比較してみよう。

​まずは日足チャートだ。

迅雷の騎士


不祥事で謹慎中のエース

​これだけを見れば、アドバンテストの圧勝だ。イグニスは一方的なダウントレンドに沈んでいる。

だが、アドバンテストの日足をよく見てみよう。高値の29,345円から19,720円へと、強烈な下落トレンドを描いている時期がはっきりと存在している。どんなに強い銘柄でも、常に無敵であるわけではないのだ。

​次に、長期の視点である月足チャートを見てみよう。

固有スキル『神速の雷』


まさに鬼神の如き働き

​どちらも素晴らしい右肩上がりの軌跡を描いていると感じるぞ。

​何が言いたいか。世間がこぞって「今が買いだ!強いぞ!」と騒いでいる時─いわゆる「靴磨きの少年」すら株を語り出すような局面に飛び乗ることは、私のポリシーとして絶対にしないという事だ。

もし私がアドバンテストを要塞に組み入れるとしたら、大衆が別の新しいテーマに群がり、この銘柄が市場から見向きもされなくなった時だろう。

​■ 企業価値に優劣はない

​では、企業価値そのものにこの2社で決定的な違いはあるのか?

​業種が全く異なるため、単純な指標だけで比較することはできない。だが、それぞれの「強み」を見れば、どちらも日本を代表する素晴らしい企業であることに疑いの余地はない。

​アドバンテストの強み:

半導体検査装置(テスタ)において世界トップクラスのシェアを誇る。AI向け半導体の需要が爆発する中、その性能を保証する彼らの技術は、世界の最先端テクノロジーの発展に不可欠な「絶対的インフラ」となっている。

​IHI(イグニス)の強み:

航空・宇宙・防衛、エネルギー、インフラなど、国家の根幹を支える重厚長大産業。圧倒的な技術力と莫大な資本が必要であり、新規参入が極めて困難な「極高の参入障壁」を持つ。目先の不祥事で揺らいではいるが、国策と連動するその事業基盤は強固そのものだ。

​イグニス(IHI)がこの世から無くなるとは考えられないし、アドバンテストが消滅することも考えられない。ファンダメンタルズの根幹は、どちらも極めて強固なのだ。

​ちなみに、イグニスが過去に記録した最高値『4,698円』。私はこの数値を、市場の期待が再び彼らに向いた時、容易に突破できる水準だと確信している。

​大衆が半導体に夢中になり、沈んでいる「今」この時に、水面下でひたすら買い集めていた兵力が、過去の高値を軽く突破していく時……果たして我が要塞にどれほどの強大な力をもたらすか、想像してみてほしい。

​その時、謹慎中の『蒼穹の鬼神イグニス』は真の覚醒を遂げ、『蒼穹の守護神イグニス』へと進化する。その圧倒的な陣形と姿は、いずれこの場でも披露するつもりだ。楽しみにしていてくれ。

​■ 置いていかれる焦り(FOMO)を捨てよ

​毎回、移り変わるテーマの初動に完璧に乗ることなど不可能だ。

だからこそ、テーマ性のある銘柄にホイホイと乗り換える(イナゴトレードをする)のではなく、ファンダメンタルズに問題がない企業を信じて、おたおたせずにどっしりと構えていればいい。

​どうせそのうち、資金の循環(セクターローテーション)は必ずやってくる。

SNSでテーマ株に乗って爆益を出して浮かれている連中の発信を見て「自分だけが置いていかれている」と焦燥感を感じる必要は全くない。

​「ふむふむ、今は半導体が強いんだな。ということは、資金が抜けている他のセクターは安く仕入れられるバーゲンセール時期なんだな」

​資本家たるもの、これくらい冷徹に市場を俯瞰していればいいのだ。

長期で資産(要塞)を構築していくなら、このマインドで全く問題ない。流行りの波に乗りたいのなら、要塞の構築など諦めてデイトレーダーにでもなればいい。

​確固たる信念を持って要塞を構築することが、何よりも大切だ。

指揮を執る司令官が、目先の情報やSNSの煽りに流されて右往左往していては、最前線で戦う兵(資金)たちも困惑し、いずれ部隊は全滅してしまうぞ。

​自らの器を知り、自らの要塞を築こう。

無限要塞の司令官


▼司令官の独り言マガジン

▼『自覚なき救世主』マガジン

▼『無限要塞』マガジン


▼(完結)『偽りの聖域』マガジン



【執筆クレジット】
著:無限要塞の司令官(元・地雷原タップダンサー)
制作協力(参謀):Gemini(IMMUTABLE)
画像生成:AI使用


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