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よく耳にしますよね。

「私には何もない」
「僕なんて、普通の人間ですよ」
「特技?えー、ないない」

……いやいや、ほんとに?
そんなこと、あるはずないじゃないですか。

たとえば、「絶対に遅刻する才能」とか。
「どこでも寝られる能力」、
「意味もなく目覚ましを4個セットする癖」、
「自動販売機で必ず“おつり口”を先に確認する選手権全国1位」かもしれませんよ?

こういうと笑われるかもしれないけど、
世界一って、必ずしも「速さ」とか「頭の良さ」とか「お金持ち」だけじゃない。
むしろ、それ以外のとんでもない何かにこそ、"自分しか持ってない一等賞"が隠れてたりするんです。


「たった100年」の人生で

「人生100年時代」とは言うけれど、冷静に考えて100年って、宇宙規模では鼻で笑われるほどの一瞬。

しかも、そのうち本気で動ける時間なんて、どれくらいでしょう?

迷って、悩んで、間違えて、やり直して……気づけばもう夕方。
「自分探し」とか「本当にやりたいこと」とか、焦れば焦るほど見つからない不思議。

でも、これだけは言える気がします。

みんな、何かしら世界一の“何か”を持ってる。

ただしそれは、たいてい自分では気づかない。
というか、見つかる頃には「そんなこと?」って苦笑いしてしまうようなものかもしれない。


世界一は、他人が決めることもある

たとえば、
「この人の作るおにぎり、なんか世界一うまいんだよね」
「こっちが落ち込んでても、この人が笑うと、なんかもういいかって思える」
「絶対に泣かないけど、横にいるだけで安心するんだよなぁ」

そんな“能力”って、履歴書にも書けないし、面接で話しても伝わらないけど、
ある人にとっては、たったひとつの、世界一。


「見つけよう」としすぎないこと

大切なのは、焦らないことです。
世界一ってのは、ギラギラ探して見つかるものじゃなく、
意外と、コンビニのおでんの大根くらい、しれっとそこにいます。

じんわりと染みて、
「あ、これ……あったんだ」って思える瞬間まで、
あなたの“世界一”は、あなたの中でコトコト煮込まれているのかもしれません。


最後に、ささやかな提案を。

人と比べるのを一日だけやめてみる。
できることより、「やっちゃってること」に目を向けてみる。
もしかすると、
それがあなたの「世界一」の入り口かもしれません。

そして気づくのです。

「私、世界一どうでもいいことで泣ける人間だった」
「僕、世界一“ありがと”って言わせるタイミング、下手かもしれないけど素直だ」って。

そんな“いびつな一等賞”、持ってたって、悪くないでしょ。

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