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nekonosara
机の下にはなにがある|恋愛創作ゆるキャンプ Vol.2 いちごつみコースお題
「めちゃくちゃ当たりでしたね今回」
「そうだねえ。続編て大体面白くなくなるけど、よかったよね」
雨町さんが上げた声に、くるみボタンさんが同調する。
わたしたちには、映画というつながりしかない。本名もどこに住んでるのかも知らないけれど、こうやって月に一度集まって映画を観てる。インターネットのある時代は偉大だ。
「秘密の恋ってやっぱり憧れます」
「ふふふ」
わたしの隣に座っていた東雲さんが笑った。雨町さんはまだ学生、くるみボタンさんは今年から新社会人になったばかり。ふたりとも感性が若くて、まぶしいなと思うこともある。
「いつかしてみたいなあ、そういう恋愛」
「ねー、内緒なのにしっかり愛されてて羨ましい」
顔を見合わせて意気投合する二人を見ながら、わたしはドリンクバーのオレンジジュースを飲んだ。
グラスを置いてソファの縁に手をかけたら、東雲さんの手がふれた。そのまま滑らせるように手の甲ごと包み込まれて、指が絡まる。東雲さん──あさひさんの手は、いつもどおりあったかくて、くすぐったい。
あさひさんは何食わぬ顔しておしゃべりに参加している。右手の熱が引かないから、わたしはもう一度ストローにかみつくしかなかった。
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