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【FIREの代償】早期リタイアで年金受給額はいくら「激減」したのか?

はじめに

こんにちは。「X世代のFIREライフ」です。

自分は「結構あっさりFIREを決断した方」だと思っています。
でも、そんな自分でも、FIREの決断には色々と悩みました。

その悩みの最たるものが、「年金」です。
世間では「財源が足りない」「破綻する」などとネガティブに言われがちですが、年金は国が用意してくれている最強の「老後のセーフティネット」です。

しかし、40代や50代で早期リタイア(FIRE)するということは、「人生の中で最も年収が高くなるはずだった時期に、厚生年金を納めない」ということを意味します。
当然、将来もらえる年金額は激減します。

今回は、51歳で会社を辞めた私が、公的年金シミュレーターを使って試算した「リアルな年金受給額」と、意外と見落としがちな「年金にもかかる税金」についてお届けします!

早期リタイアで年金はこう変わる!

実際に公的年金シミュレーターで試算した、私のリアルな数字を公開します。

① もしFIREせずに「60歳」まで働いていたら

まずは早期リタイアせずに60歳まで働いた場合。
こちらは「ねんきんネット」でダウンロードしました。
※ねんきん定期便でも同様の額が記載されています。

  • リタイア年齢: 60歳

  • 年金受給開始: 65歳

  • 年金受給額(年額): 約204万円(2,044,084円)

  • 年金受給額(月額): 約17.0万円

ねんきんネットよりダウンロード

会社員を60歳まで全うしていれば、200万円を超えていました。
これが私のベースラインです。

厚生年金(国民年金部分を含む)の平均年金月額(※厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より)が、
・全体:15万289円
・男性:16万9967円
・女性:11万1413円
なので、まあ平均程度の年金は受給出来ていただろうという試算です。

② 51歳でFIREしたら(現在の状態)

こちらが現在の状態です。

  • リタイア年齢: 51歳

  • 年金受給開始: 65歳

  • 年金受給額(年額): 約167万円

  • 年金受給額(月額): 約13.9万円

公的年金シミュレーター:65歳年金受給開始

なんと、年間で約37万円も減るという現実が待っていました。
これが自由を手に入れた代わりに支払う「FIREの代償」です。

③ 受給年齢を「67歳」に2年繰り下げたら

年金は受給開始を遅らせる(繰り下げる)と、1ヶ月ごとに0.7%ずつ増額されるルールがあります。そこで「2歳」我慢してみると……

  • リタイア年齢: 51歳

  • 年金受給開始: 67歳

  • 年金受給額(年額): 約195万円

  • 年金受給額(月額): 約16.2万円

公的年金シミュレーター:67歳年金受給開始

受給を2年遅らせるだけで、年間約28万円も回復し、60歳まで働いた場合(204万円)にかなり近い水準まで引き戻せることが分かりました!

【盲点】年金からも「税金・社会保険料」が引かれる

ここで満足してはいけません。サラリーマンの給料と同じように、年金からもガッツリ税金と社会保険料が天引きされます。

納めた税金・社会保障額から、また税金・社会保障額を徴収するのかよ、と文句言いたくなりますが、まあ文句言っても仕方ありません。

それぞれのケースで、いくら引かれて「手取り」がいくらになるのかを計算してみました。

こちらについても公的年金シミュレーターで試算可能です。

▼ 65歳受給:年額167万円(月額 約13.9万円)の場合

  • 所得税: 0万円

  • 住民税: 1万円

  • 介護保険料: 9万円

  • 国民健康保険料(税): 8万円

  • 天引き合計: 18万円

  • 👉 実際の手取り: 約149万円(月額 約12.4万円)

▼ 67歳受給【2年繰り下げ】:年額195万円(月額 約16.2万円)の場合

  • 所得税: 0万円

  • 住民税: 3万円

  • 介護保険料: 9万円

  • 国民健康保険料(税): 11万円

  • 天引き合計: 23万円

  • 👉 実際の手取り: 約172万円(月額 約14.3万円)

年金を増やすと、その分、国民健康保険料や住民税も大きくなるという罠があります。ただ、それを差し引いても繰り下げた方が「手取りの絶対額」は多くなりそうですね。

さいごに

「死ぬまでずっと貰い続けられる」という点で、年金は民間では絶対に用意できない最高の保険です。だからこそ、将来いくら貰えるかを正確に知っておくことは、リタイア生活の命綱になります。

しかし、年金の受給額を増やすことだけに固執すると、今度はFIREのタイミング(人生の黄金期)を逃してしまいます。

年金が減るリスクをデータとして正しく恐れ、それを補うための資産計画(年金繰り下げ戦略や資産の取り崩し)をあらかじめ立てておくこと。
これさえできていれば、過度に怖がる必要はありません。

みなさんは、ご自身の老後の年金を試算されてますか?

今回の内容が、これから退職を迎える方や、FIREを目指して資産形成を頑張っている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
それでは、また次回!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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