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purleymay
闘う女性たちの物語。『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』北村紗衣
What are little girls made of ? Sugar and spice and everything nice
ステキでキャッチーなタイトルはこの古いイギリスの童謡から来ているとか。サブタイトルの「不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門」もいい感じです。
著者がwebで発表したエッセイをまとめたもので、主にシェイクスピア以降の小説や劇なんかを題材にした話。イギリス文学に詳しくなくても、なんとなくわかる、読みやすいところがうれしい読み物です。
おもしろかったのは、アガサ・クリスティやアイザック・ディネーセンみたいな、昔自分が読んだ小説の話について。高校生とか大学生の頃に読んだ物語が、実は思いもよらなかった要素を含んでいるという指摘に驚きました。子供の頃や、学生の頃にはわからなかった表現とか、結婚して年を重ねた今ならわかる表現とか、きっとたくさんあるんだろうなと思わせられます。
あと、古典ミステリが「犯罪解決で社会秩序を回復を主題とするジャンル」なんだというのは納得。ということは、今どきのミステリは全く別の主題があるはずで。そういうのも、いろいろ意識して、また読んでみたいです。
娘や夫にもすすめてみましたが、かなり好評価。
この本で紹介されている映画も面白そう。
『バベットの晩餐』、『未来を花束にして』、『華麗なるギャッツビー』などなど。いくつかメモしておきます。
