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七色のポエジー(書きとめておきたい古今東西の詩句)

第510回 永遠(ウンガレッティ)

Tra un fiore colto e l’altro donato
l’inesprimibile nulla
(摘んだ花ともらった花との間の、言いようのない空しさ)
 
 20世紀イタリアの詩人、ジュゼッペ・ウンガレッティ(Giuseppe Ungaretti, 1888~1970)の短詩「永遠(Eterno)」。
 ウンガレッティはイタリア人の両親のもとにエジプトのアレクサンドリアで生まれ、育つ。父はスエズ運河の工事に携わっていた。1912年、パリ大学に入り、ポール・ヴァレリーやアポリネールと親交した。続いてソルボンヌ大学でベルクソンに師事した。
 第一次世界大戦が勃発すると、イタリアに帰り、参戦する。前線に身を置きながら詩作を始めた。死に包囲された塹壕のなかで、一切の虚飾を排除した短詩を綴る。1936年にブラジルへ移住し、サンパウロ大学でイタリア文学の教授に就任した。その後、帰郷し、ローマ大学で名誉教授としてイタリア近現代文学を教える。
 その間に批評活動や古今の詩をイタリア語に翻訳するなど多彩な活動を行い、20世紀文学の巨人と称えられた。

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