生後2週間で、たっくさん泣きながら完ミにした記録。
こんにちは🌷
新卒で抑うつ状態と診断され、その後数年間は精神疾患に苦しんだわたし。
うつの既往があるひとは産後うつのリスクも高いと聞いていたので「自分もなるんだろうなあ……大丈夫かなあ」と心配していたのですが、今のところそんな気配もなくニコニコと過ごせています( 夫に対してカリカリしてしまうことは多々あります← )
こうやってにこやかに過ごせている要因の1つが、わたしの場合は「完全ミルク育児」でした。
今回はわたしが生後2週間目で母乳を諦めて完ミに移行した記録です。
元々、わたしは母乳育児をするつもりが一切ありませんでした。
というのも、昔からいわゆる陥没乳頭で。
普通とは違うことにすごくコンプレックスを感じていて、学生時代に親にも内緒で乳頭を引き出す手術まで受けたことがあります。そのときに先生に「将来の授乳は難しいでしょうね」と言われました。
診察の帰りに「まだ学生だし、将来結婚できるのか、そこから子どもを産めるのかなんて知らんけど、みんなできることが既にできないって言われるのつらすぎ!」って無性に悲しくて、泣きながら帰ったのを今でも覚えています。
そんなこんなで、母乳育児の可能性なんて一切期待していなかったわたしですが、出産前の助産師面談で「確かにコツはいると思うけどできると思いますよ!」と言ってもらい、急に母乳育児への希望が湧いてきました。
「全然ミルクでいいじゃん」って思っていたんですが、できるかもと言われると「それなら挑戦はしてみたいです!」ってなっちゃった。
臨月に入ってからは自己流で乳頭マッサージをしてみたり、出産直前に助産師さんから教えてもらった乳頭補正器を試したりしてるうちに無事出産。
まさか出産したときには、このあとの入院生活が「乳」に翻弄される日々になるとは全く想像していませんでした……
出産当日は母体の回復のためか授乳指導は全くなし。
翌日から少しずつ授乳をしてみることになりました。が、全然母乳も出ず。
看護実習で授乳指導の勉強をしたにも関わらず、どこかで「出産したら自然に母乳が出る」みたいなイメージを持っていました。ですが現実はそんな甘くありませんでした。
赤ちゃんは頑張って吸おうとしてくれて『なんて可愛いんだ!!』って母性も爆発。でも吸いにくそうで、助産師さんに促されるまま、搾乳機を併用しつつ授乳を続けました。
うっすらと初乳がにじみ始めた4日目、急に乳が張り始めました。
というか張ってるなんて次元じゃなかった。
まだまだ開通してないくせに、どんどん母乳を作ろうと血液が集まってくる。しかも副乳があったようで脇の下までガチガチのパンパン。
「田中みなみが胸まで顔って言ってたけど、これはデコルテまで乳だな」
なんてはしゃいでられたのも数時間。
あっという間に耐えられないほどの痛みに。
脇も腫れてるから普通に歩けなくて、いかり肩でトイレ行くわたし。動くだけで痛いし横になるのもつらいし、横たわれても仰向けでしか寝られない。
助産師さんも「ひゃ~これは痛いよね」って2人がかりでマッサージしてくれて、ひたすらクーリングして耐え忍びました。
自分の身体が自分のものじゃないようで、変化についていけずにメンタルもぼろぼろ。
母乳育児が序盤からこんな試練があるなんて聞いてないよ!って感じすぎて、助産師さんの前でも号泣しました。
それでも「頑張って吸わせるしかない」と言われていたので、入院中は赤ちゃんに吸わせながら搾乳( 刺激を与える目的 )を繰り返しました。
いろんな助産師さんに代わる代わるみてもらって、退院後の作戦を練ってもらって。本当に産院の助産師さんがみんな親身に相談に乗ってくれて感謝でしかなかったです。
退院してからは怒涛の混合育児の開始。
陥没がゆえに、授乳の少し前に乳首を引き出すためのプチパットをつけてみたり、吸わせるときにはシールドを装着していました。
それでも母乳はなかなか出ず、赤ちゃんにも泣かれながら吸わせて、そのあとは両側10分ずつ搾乳器を使う毎日。
しっかり吸う力のある子だったからこそ『この子はこんなに頑張ってくれているのに、わたしはろくに母乳も出してあげられない』って心底つらくなっていました。
ナーバスな気持ちのまま「準備・授乳・搾乳・片づけ」の一連の流れを3時間ごとに繰り返します。
1回に40分はかかるから、もう一日中おっぱいのことを考えてる日々。
丸まって搾乳器を当てている時間が本当に憂鬱で、にこにこ笑顔でミルクをあげてる夫がうらめしかったときもありました。
産後ケアで助産師さんにも来てもらって、どうにか母乳を頑張ってみようとしてたけど、そんなこんなを数日続けてたら
「あれ?わたしおっぱいのことだけ考えてて赤ちゃんのことあんまり見れてなくない?」
「わたしも笑って赤ちゃんにミルクあげたい」
って思うようになって。
結局2週間健診のタイミングで完ミに切り替えました。
頑張って吸ってくれる我が子がいじらしくて「こんな早くに母乳を諦めるなんて、情けない母親なのかも」ってたくさん悩んで泣いたけど……
そんなこんなしてるうちに初乳から色が変化してるのに気がついて「初乳でもないならもういっか」って区切りがついたのと。
病院から「お守り」としてもらっていた母乳を止める薬を、結局使わずに済むくらい胸の張りも落ち着いてしまっていたことで、きっぱり諦めることができました。
ミルクに切り替えたら、身体になんにも負担もないし、赤ちゃんのお顔をよく見ながらあげられるし、飲んでる量で不安になることもない。
なにより赤ちゃんと笑顔で触れ合える時間が極端に増えた。
赤ちゃんが可愛くて仕方なくなった。
そして自分を責めることもなくなった。
助産師さんにも言われて、自分でも実感したことは「母乳でもミルクでもどちらでもいい。お母さんが赤ちゃんと笑顔で関われるほうが正解」
自分の経験を経て、母乳育児をしている世のお母さんたちを本当に尊敬してる。
母乳育児できるポテンシャルがあることが羨ましい気持ちもあるけど、それよりも軌道に乗せるまでの努力と維持するための努力が本当にすごいと思う。
そもそも出産でかなりのダメージを受けてるうえでだよ。
自分の血液を使って栄養モリモリの母乳を作り出して、乳首を傷めながら子にあげてるなんて本当にすごいこと。
でも、ミルク育児だろうと引け目に感じる必要はなくて、赤ちゃんにいつもニコニコ楽しく関われるほうを、それぞれ選んだらいい!
……とは言いつつ、久しぶりに会った助産師さんに「あのあとすぐミルクにしちゃいました」って報告したときは、反射的に勝手に目がうるうるしてたんだけども。
もしも二人目を授かることがあれば、今回同様に初乳をあげられるくらいには頑張ってみたい。でもすぐにミルクにするだろうな(笑)
もし今、母乳のことで悩んでいるお母さんがいたら。
どうか「母乳で育てなきゃ」って自分を責めすぎないでほしいです。
色んな情報が溢れかえってる今、「こうしなきゃ」って縛られなくても、きっと大丈夫。
お母さんが笑顔で赤ちゃんを見つめられること。
赤ちゃんもお母さんも、毎日ご機嫌で過ごせること。
それが、親子にとっての一番の正解だと思います。
あの日、泣きながら完ミを選んだわたしは間違っていなかったと、今は心から思っています。
