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シティポップ好きに聴いてほしいアルジェリア音楽「ライ(Raï)」の世界

最近、毎週のようにシティポップのCDを買っています。

山下達郎、大貫妙子、杏里、角松敏生…。

昔の日本の音楽を聴けば聴くほど、80年代特有の温かいサウンドや、夜のドライブに合う空気感にどんどん惹かれていきます。

そんな中で、もう一つ、改めて聴き直している音楽があります。

それが、アルジェリアの「ライ(Raï)」です。

私はアルジェリアにルーツがありますが、最近になって、シティポップを掘りながらライを聴いていると、不思議な共通点があることに気づきました。

もちろん、音楽的には全然違います。

でも、

  • 夏の空気

  • 夜の街

  • 切なさ

  • メロディの美しさ

  • 少しノスタルジックな雰囲気

そういう感覚に、どこか近いものがある気がするのです。

日本ではまだほとんど知られていない音楽ですが、シティポップ好きの人なら、きっと好きになる人が多いと思っています。

今日は、そんなアルジェリア音楽「ライ」を少し紹介したいと思います。


ライとは?

ライは、アルジェリア西部の港町「オラン(Oran)」で生まれた音楽です。

アラブ音楽をベースにしながら、

  • フランス音楽

  • スペイン音楽

  • ポップス

  • ファンク

  • シンセサウンド

など、さまざまな影響を受けながら発展しました。

特に1980〜90年代には、シンセサイザーやドラムマシンを取り入れたモダンなライが大きく流行しました。

若者たちの音楽として広がり、
恋愛、自由、孤独、社会への不満などを歌うことも多かったそうです。

まずは有名な一曲。

▼ Khaled – Aïcha

優しいメロディと地中海らしい空気感が本当に美しい曲です。


なぜシティポップ好きに合うのか?

ライを聴いていて面白いのは、「懐かしさ」です。

例えば80年代〜90年代のライには、

  • 温かいシンセ

  • リズムマシン

  • グルーヴ感のあるベース

  • 都会的なアレンジ

が多くあります。

もちろんシティポップとは違う文化ですが、音の質感に共通する部分を感じます。

特に夜に聴くとすごく良い。

車の中でも似合います。

海辺の夜景にも合うし、
夏の湿った空気にも合う。

シティポップが「東京の夜」なら、
ライは「地中海の夜」という感じかもしれません。

▼ Khaled – Didi

この曲の高揚感とリズムは、日本人でもかなり聴きやすいと思います。


おすすめのライ歌手

Khaled(ハレド)

世界的に最も有名なライ歌手。

「ライの王様」とも呼ばれます。

初めて聴くならまずおすすめ。

メロディが非常に強いので、日本人にも入りやすいと思います。

▼ おすすめ曲

  • Aïcha

  • Didi

  • C’est la vie


Cheb Mami(シェブ・マミ)

よりロマンチックで繊細な雰囲気。

少し柔らかく、夜向き。

Stingとの共演でも知られています。

▼ おすすめ曲

  • Desert Rose

  • Le Rai C’est Chic



Rachid Taha(ラシッド・タハ)

ロック色が強く、エネルギッシュ。

パンクっぽさもあり、
かなり個性的です。

▼ おすすめ曲

  • Ya Rayah

  • Rock El Casbah



Cheb Hasni(シェブ・ハスニ)

個人的に、私が一番好きなライ歌手です。

「ライの王様」がKhaledなら、
Hasniは「ライの悲しみ」を象徴する歌手かもしれません。

彼の曲はとても切なく、
恋愛や失恋、孤独を歌ったものが多いです。

派手なエネルギーというより、
深夜に一人で聴きたくなる音楽。

少し演歌にも通じるような、
感情をまっすぐ歌う魅力があります。

だからこそ、実は日本人にもかなり合うのではないかと思っています。

特に、
「メロディ重視の音楽」が好きな人にはおすすめです。

1994年、26歳という若さで亡くなりましたが、
今でもアルジェリアでは伝説的な存在です。

▼ おすすめ曲

  • El Visa

  • Matebkich

  • Tal Ghyabek Ya Ghzali

夜に聴くと、本当に素晴らしいです。


オランという街

ライを語る上で欠かせないのが、「オラン」という街です。

アルジェリア西部の港町で、
地中海に面しています。

昔から、

  • アラブ

  • ベルベル

  • フランス

  • スペイン

など、さまざまな文化が交わってきた場所でした。

そのためライにも、
いろいろな音楽が混ざっています。

個人的には、ライを聴くと、

  • 港町の夜

  • 古いタクシー

  • 海風

  • 夜のカフェ

みたいな風景を想像します。

東京の都会感とは違うけれど、
どこか「夜の音楽」という共通点がある気がします。


日本でももっと知られてほしい音楽

日本ではまだライを知っている人は少ないと思います。

でも、

  • シティポップ

  • ワールドミュージック

  • 80年代サウンド

  • レコード文化

が好きな人には、かなり刺さる音楽だと思っています。

もしこの記事で初めてライを知った人がいたら、ぜひ一曲だけでも聴いてみてください。

もしかしたら、
地中海の夜の空気を少し感じられるかもしれません。

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ヤシンの庭 ありがとうございます。