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おもいでを形に残すひと

先日、弊社初の社員旅行を実施しました。……といっても、役員である私以外のメンバーは全員フリーランスなので、“社員”ではないのですが。

宿木屋は完全在宅ワークのフリーランスがチームを組んで仕事をしていて、メンバーの居住地はばらばら。今回は、そのなかの一人であるいずみさんに会いに行くことを目的として、宮崎県に向かいました。

その旅行の話は別で文章として出すことが決まっているので、ここでは別の話をします。

楽しい旅行が終わったあと、しばらくしてメンバーの一人であるayanさんから郵送物が届きました。

中身はなんと、旅行中に撮影した写真のアルバム。目的地に到着してから帰るまでの楽しかった時間が、一冊にぎゅっと詰まっていました。

ayanさんは旅の間、ずっと写真を撮影してくれていました。スマホでパシャリ、一眼レフカメラでパシャリ。ときには周りにいる人に声をかけて、3人で集合写真を撮れるよう段取りもしてくれました。

あとから聞いた話では、ayanさんはもともとアルバムをサプライズで作ろうと計画していたそうです。「(撮ってくれて)ありがとう」と旅の間たびたび伝えると、「趣味だから気にしないで」と笑っていました。私だったら、つい口がすべって「あとからアルバムにするんで!」って言ってしまいそう……(笑)。

私はふだんからあまり写真を撮る習慣がないし、楽しい時間になると周りが見えなくなる人間なので、旅先のおもいではほとんど形に残りません。今回も、自分自身が撮った写真は数枚しかありませんでした。もしもayanさんが写真を撮影してくれていなかったら、これほど色濃く、おもいでは形に残らなかったでしょう。

ページをめくると、そこにはたくさんの笑顔が刻まれています。私ってこんな顔を崩して笑っていたのか。びっくりするくらい、アルバム全ページ、ずっと笑っていました。そして、出会ってから7年越しでようやくいずみさんと対面できた瞬間、ふたりして顔を見合って泣いてしまったことも、アルバムを見返せばそのときの感情と共に思い出せます。

形に残してくれたから、自分が楽しんでいたことを改めて知ることができた。形に残してくれたから、何度でもありありと大切な瞬間をおもいだせる。おもいでを形に残すことって、こんなに素敵なことなんだと、しみじみと感じました。

何より、このアルバムにはayanさんという人の人柄や強みが詰まっていると感じます。アルバムという形にしてこの旅を残そうと思いつける発想力と、それをサプライズで贈ろうと考える心意気。あと、すべての場所で確実に笑顔を撮影してくれた計画力も、旅行から間もなく私たちの手元にアルバムを届ける実行力も。

きっと私は、このアルバムを見返しては、何度でも「このメンバーと一緒に働けてほんとうによかった」と思うはずです。

そういう形でおもいでを残してくれた、大切なことに気付かせてくれたayanさんに感謝のきもちをこめて。

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