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主催イベント、3日前の想いを綴る

3日後の4月19日、Podcastフェス「ポップコーンがはじけるように」を京都で開催します。

昨年から何度もオンラインで打ち合わせを重ねて、「みんなでPodcastの公開収録をしよう」というアイデアの種から、「どんなコンセプトで、誰に来てほしいだろう」という根を育み、「どんなことをしたら、何を届けたら楽しんでいただけるだろう」という問いの水をやり、栄養を与え、やがて芽が出て、少しずつ茎が伸びて……。ようやく花が開くぞ、というところまで来られました。

集まったメンバーは当然それぞれ仕事をしているし、住んでいる場所もバラバラで、準備期間中はお互い「忙しくててんやわんや」なタイミングもあったと思います。

それでも誰かが必ずこの「ポプはじ」のことを考えていて、何かしら準備や宣伝のために手を動かしていて、あきらめずに形にしようとしてきたから本番を迎えられるんだなぁ、と改めて嬉しい気持ちでいっぱいです。

準備している間、イベントに対する視点や気付くポイント、気になるところも全く異なるメンバーだな、としみじみ感じていました。だから役割分担も自然とそれぞれの強みが活きる形でできたし、より良いものにしていけたんだと思います。

素敵なゲストの方、協力してくださる方にも恵まれて、おかげさまで提供できるコンテンツはかなり充実したものになりました。

大人になってから、こういう“仕事以外"のことに真剣に取り組むのは、正直とても大変です。私自身はZINE制作やハーブティーのブレンドなど、それに近しい活動をふだんもしていますが、今回イベントという形態、かつ初めて集まるメンバーで準備しているということもあり、いつもと勝手が違うところも多く、心の中では四苦八苦していました。それでも、慣れないことにチームで挑むのは、とても楽しくて、成長できる機会なんだということにも気づけました。

少し自分の話を挟みますが、私は幼少期からどうにも人付き合いが苦手で、「コミュ障」という言葉が世に浸透してからは、自分を守る盾のように「コミュ障」を自称してきました。かつての私は雑談をする意味がわからなかったし、ゴールが見えない話に参加すると、不透明さと相手の感情の起伏にいちいち緊張していました。

かといってゴールがある話に参加しても、うまくいかないんです。例えば、学祭の準備とか部活動の話し合いとか、そういう場でも私は何度も失敗を重ねてきました。

「目的がそれなら最適解はこれじゃん」「これをこうして、あなたがこれをやって私がこれをやって、いついつまでになになにを準備すればいいでしょ」という一方的な思考を、相手の感情や事情を無視して、つい押し付けてしまいます。それがいかに相手の心に負担をかけるか学んでからは、「黙る」という極端な姿勢を貫いていたこともありました。

そういう私にとって、ほぼスタンドプレーで完結するライターの仕事は実に心地よく、自分自身が最適だと思う形を追求すれば、それがお客様の満足につながるということに救われていました。

それにお客様とのコミュニケーションは目的ベースで行われるものだから、合理性の軸と目指すゴールさえズレていなければ、相手に心理的負担をかけることも少ない。インタビューだって、聞き手という立場に徹することができる。「インタビューが上手」と褒められることが多く、すなおに嬉しい一方、それは「コミュニケーションが上手」と同義ではないことを、自分が一番よくわかっていました。

「コミュ障」という盾をつかう必要のない世界を手に入れたものの、盾を捨てたわけではなかった私に転機をくれたのが、万葉さんと始めたPodcast「スナックテレカン」です。

リアルタイムで、なんの脈絡もなく話す場。本来、一番苦手なことを勢いで始めました。こんなに続くとは思ってなかったけど、もうすぐ100回です。

相手の万葉さんは、私が何を話しても柔らかく受け止めてくれるし、話した言葉の奥や先に、受け止めやすいボールを投げてくれる人です。隔月で収録するこのPodcastの場が、少しずつ私の中の「コミュ障」という盾を溶かしていってくれました。今まで大嫌いだった自分の話すリズム、声、内面、思考の道すじが、だんだん好きになっていきました。

そして、このPodcast「スナックテレカン」をやっていたことが、巡り巡って運んでくれた出会いこそ、今回「ポップコーンがはじけるように」を共に開催することになったメンバーのえなりさん、たかしおさん、そして周さんです。

今までの失敗を振り返り、最初はびくついていました。「また嫌われるんじゃないか」「場の雰囲気を乱したらどうしよう」と。でも、準備が進むにつれて「この人たちだったら大丈夫」と思えるようになり、のびのびと自分の意見を言いつつ、より良いイベントを目指すことができるようになっていきました。

このイベント準備期間を通じて、私は「コミュ障」という盾を、ようやく完全に手放せた気がします。メンバーの皆さんに感謝すると共に、Podcastに出会えてよかったという気持ちでいっぱいです。

そういう状態で、現地に来てくださるお客様に出会えるのが、今すごく楽しみです。どんな場になるだろう、どんな話ができるだろう、とわくわくしています。

オンラインMTGが終わったあとに撮影した1枚

私の心の中では、もうすでにポップコーンが四方八方に弾けていますが、本番を迎えることで、そこにいる皆さんと一緒に、もっともっと弾けられたらいいな、と思っています。

どうぞよろしくお願いします!

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宿木雪樹(やどりぎゆき) 読んでいただき、ありがとうございました!もしコンテンツに「いい!」と感じていただいたら、ほんの少しでもサポートしていただけたらとってもとっても嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。