俺的Game of The Year 2025
OGOTY(Oreteki Game of the Year)だ! 今年はちょっと少なめですが、大型タイトルの出すぎによるものであり、ゲームタイトル自体は例年通りの数をプレイ済み。ジャンル分けと選考基準は完全に筆者個人の主観に基づいており、所属組織等は一切関係ございません。また、ネタバレを含む場合があるのでご了承ください。
Best "Curious" Game:The Children of Clay
考古学者である主人公が、友人から送られてきた遺物を様々な角度から分析し、その秘密を明らかにするゲーム。プレイ時間は極めて短いが、短編ホラーとして非常に秀逸。日本ではなじみの薄い東欧の文化に紐づいたロアがその奇妙さ、不気味さを際立たせている。「あれ、これもしかして相当ヤバいシロモノなのでは……」と思わせる臨場感は本物。なんと無料。これは遊ぶしかないね。
Best "Solution" Game:Assassin's Creed Shadows
言わずと知れたアサシンクリードシリーズの最新作。インターネットでは何だかんだと話題になってしまった本作だが(悪い意味で)、実はここ最近のシリーズにおける課題をかなりきれいに解決できているのではないかと筆者は考えている。特にOrigins以降の本シリーズは、剣戟アクションが主体となり、初期のようなステルスアクションはサブ要素、つまり「ステルス「も」できる」程度の存在になりつつあった。確かに剣戟アクションの方がセールス的にはウケるのだろうが、一方で筆者のようにステルスがしたいファンもいるはずだ(現にMirageのような原点回帰風のスピンオフも出ている)。これを解決するために、Shadowsでは剣戟アクション担当の弥助とステルスアクション担当の奈緒江のW主人公制を導入して、どちらかだけをプレイするスタイルでも概ね成立するようにしたのだと推測している。これはかなり良い回答だと個人的には考えており、この点があまり評価されていないのは残念だ。日本が舞台とあって日本人には比較的馴染みやすく(関西在住なら特に)、シリーズ入門にもおすすめの一作。
Best "Loyalty" Game:Metal Gear Solid 3 Δ
古典的名作MGS3のリメイクタイトル。……と言いつつ、実態は毛の生えたリマスターに近い。なぜなら、グラフィッククオリティの向上以外はほとんど原作準拠だからだ。その再現度はあまりにも忠実であり、そういう意味では原作体験を全く損なっておらず、むしろそのまま強化されていると言っていいだろう。もちろん、小島秀夫なきKONAMIメタルギアチームが熟慮に熟慮を重ねた結果この形の「リメイク」になったのだろうし、それを否定するつもりはない(実際開発チームは極めて真摯にファンに向き合っていたと感じる)。だが、もうちょっと冒険してもよかったのではないか。その冒険の中で、これからのメタルギアの方向性を示してくれてもよかったのではないかと思う。何にせよ、今後のKONAMIには是非期待したいものだ。
Best "Wilderness" Game:Ghost of Yotei
Ghost of Tsushimaで名をあげたSucker Punch Productionsが送る続編タイトル。舞台は江戸初期の北海道で、主人公の篤は仇である斎藤とその一味を追い、羊蹄山の麓をはじめ蝦夷地のあちこちを駆け巡る。前作から変わらない、重厚かつ気持ちのいいパリィを中心としたアクションスタイルに加えて、本作は比類なき冒険感を味わわせてくれる。UIが最小限に抑えられている点は前作と同じだが、今作ではマップの密度が極めて高く、何かありそうな場所に何かあるのはもちろんのこと、道中にも様々なインタラクションポイントが出現し、移動そのものがクエストのトリガーと化している。オープンワールドゲームとしては標準的な広さのマップも、その密度によって他の超大作オープンワールドと比肩する体験の濃度を創出しているのだ。Tsushimaが好きだった人はもちろん、広大な土地を気ままに馬で走りたい人にもおすすめ。
Best "Gigant" Game:Europa Universalis V
https://store.steampowered.com/app/3450310/Europa_Universalis_V/?l=japanese
前作Europa Universalis IV以来12年ぶりの新作。Paradox社のゲームにしては珍しく、リリース時点で圧倒的な完成度を誇る。いや、あまりにも完成度が高すぎて、ゲーム要素の把握が全く進まない。それほどまでに巨大なゲームなのだ。本作は14世紀から19世紀までの約500年間、1つの国を選んで内政や戦争に励み、勢力を拡大していくというゲームなのだが、いかんせん大ボリュームかつ後半の処理負荷が激しく、今のところ筆者の周囲で19世紀はおろか18世紀を迎えた人間は皆無だ。だが、国家運営の難解さとままならなさの再現度で言えば、Paradox社のどのシミュレーションゲームよりも高いだろう。せっかく育て上げた国が疫病や災害で滅んだり、後継者不在で王朝が変わったりするのを見るのは悲しいものだ。そういう意味で君主気分を味わいたい人は是非。
Game of the Year:該当なし
なんと今年は該当なしとなった。ここに挙げたゲームを含めて今年は大作が豊富だったのに、該当なしとは何ぞやという感じだが、いかんせん大作が多すぎるが故に筆者の手が全く回っていないのだ。どうか許してほしい。
来年以降、Switch2が本気を出してくるはずなので、そちらにも期待したい。
上記の他、2025年にプレイしたゲームの中で特筆すべきものを下記に列挙する。
・ELDEN RING Night Reign:気づいたら手癖でやってしまう中毒性
・救国のスネジンカ:前作から変わらぬ味わい
・未解決事件は終わらせないといけないから:あまりにも素晴らしいストーリー展開
・トワと神樹の祈り子たち:和風ローグライクと見せかけた刀鍛冶ゲー
・Stellar Blade:アクションの爽快さは随一
・Rise of the Ronin:面白いんだけどTeam Ninjaは坂本龍馬を信じすぎかもしれない
※本記事は以下の企画に参加しています。
