(続)もう一つの音の無い世界の歌姫
メアリーは去っていった蝶々を観て気づくのでした。
…私の声は、蝶々達には聴こえるのかもしれない…
と、もう一度蝶々達を呼び戻そう
♪ちょちょ蝶々よ来い。
こっちの水は甘いぞ。
あっちの水は苦いぞ。
ちょちょ蝶々よ来い。
メアリーの歌声が聞こえたのでしょうか。
蝶々達はメアリーの頭上で舞踊ります。
…やはり、私の歌声は蝶々に聴こえるのだわ…
その時メアリーに思いがけない事が
浮かびあがります。
…もしかすると、彼を呼び出せるかもしれない。
彼を呼び出せれば、悪名高きサッチーを
排除できるかも知れない。
彼女を排除できるならば、
国民に幸福が戻ってくるわ。
やってみよう。
伝説の彼に呼びかけてみよう。
もうあの人達は死んでしまったのだから
私しかできないわ…
メアリーの想いは遠い海の向こうの島に向けられます。
そして彼女は歌うのです。
♪モスラーやモスラ。
イノサザムヤイドム・・・_・
そうです、小人の双子の姉妹
ザ・ピーナツが歌っていた
モスラを呼び出す歌を歌ったのです。
(この事を知っている人はかなりのお歳です)
メアリーは心を込めてモスラー
に呼びかけます。
その歌声はモスラーに届いてはいるのですが、
モスラーは動こうともしません。
何故でしょうか?
悲しいことにモスラーは蝶々では無く
蛾だったのでした。
蛾では、メアリーの歌声を聴くことはできません。
残念な事に
悪名高きサッチーの政権はまだまだ続きます。
