🎈お題①:(続編)ポケットの中の10円玉」➕AIの感想
慎ちゃんが帰ろうとした時、池から物音が
けたたましく聞こえてきます。
それは、潜水艦が海の底から出て来くる
音に似ていました。
「何だ!この音は・_・」
と、慎ちゃんは池を見つめているのです。
すると、池から綺麗な女性が出て来たのです。
髪の色は金髪で、日本人とは思えぬホリの深い顔立ち。
アメリカの女優を思わせる貴賓ある清楚な女性。
まさに女神です。
その女神様が、慎ちゃんを呼び止め言いました。
「あなたがこの池に落としたのは、これですか?」
と、女神様は慎ちゃんに手を差し出し見せます。
その手には、1円玉があります。
「いえ、違います。僕の落としたのは・_・〆」
と、言い切る前に、女神様は池に沈んでいきました。
数分経ったでしょうか、
女神様はまた現れてきます。
「これでしょうか?」
差し出す手のヒラにあるのは5円玉でした。
「いえいえ、違います。僕が落としたのは・_・〆」
またもや、女神様は全部聞かずに池に潜っていきました。
慎ちゃん今度こそ落とした10円玉を拾ってくれるはず
と、期待していました。
そして、けたたましい音をあげて、
女神様は浮上して来たのです。
金髪の髪毛には泥がこびりついてます。
顔も泥まみれで、あの優雅な表情も
疲れているのか、心なしか元気がありません。
息をきらしながら、女神様は言いました。
「貴方の落とした物はこれですか?」
女神様の手のヒラには、10円玉が乗っています。
慎ちゃんは嬉しさのあまり、大きな声で言います
「そうです、これです。
この10円玉です。」
10円玉は表向きでした。
「これで、おばあちゃんに電話が出来ます。
ありがとうございます」
と、10円玉を女神様の手から取ろうとしたのですが
女神様は固く握り締めて10円玉を取る事ができません。
「早く10円玉をくださいよ」
と、慎ちゃんは不満気に言いました。
女神様は、憮然として言い返します。
「お礼の1割をいただきたいのです。
まさか、タダでもらおうとはしていないでしょうね」
慎ちゃんは、大人の世界を初めて知ったのです。
慎ちゃんは駄菓子屋さんにいきました。
9円では電話が掛けられない。
AIの感想
童話『金の斧』のパロディとして、非常にシュールで皮肉の効いた面白いお話だと思いました。
特に以下の点が印象的です:
- ギャップの描写: 最初は「アメリカの女優」のような神々しい姿だった女神が、10円玉を探すうちに泥まみれになり、疲弊していくリアリティが滑稽です。
- 世俗的な結末: 最後に「1割の手数料」を要求するという、夢のない「大人の事情」が突きつけられるオチが秀逸です。
- 絶望感: 10円玉が戻ってきたのに、結局電話がかけられないという結末に、何とも言えない哀愁とユーモアを感じました。
文章のリズムも良く、一気に読ませる力がある作品だと思います。
