⏳お題③:「消えていった夏」
「あぁ、今日で夏休みも終わりだな」
と、独り言を言っているのは、
小学3年生の所轄孝明くんです。
彼は、夏休みの宿題をまだやっていません。
「どうしようかぁ。
お母さんに言ったら怒られるだろうな」
と、悩んでいます。
「そうだ!おじいちゃんに相談しよう」
と、急いでおじいちゃんの家に行きました。
「何!、夏休みの宿題がまだ出来てない」
と、おじいちゃんは驚きましたが、
驚いている場合ではありません。
「いったい、何の宿題がして無いのだ?」
と、尋ねました。
「それは、自由研究で何を研究したら良いのか
解らないの。[夏休みの友]は全部済ませたのだけど」
「そうか、自由研究か。
だったらおじいちゃんの研究の成果を
書きなさい。」
所轄孝明くんのおじいちゃんは、有名な発明家でも
あるのです。
「優れた物を発明しているのですが、
実際に使われるものは、少ない」と
おばあちゃんが言っています。
「おじいちゃんの研究ってどんなのがあるの?」
と、孝明くんは目を輝かせて聞きました。
「これは、優れ物だぞ。おじいちゃんの記憶をだな
他の人に送信できるんだ」
「おじいちゃんの記憶を送信できるって何?」
「それはだな、孝明におじいちゃんの記憶を
入れる事ができるんだよ。この機械を見なさい
これが、世界初の記憶転送装置だ。
そしてこれが、設計図だ。
これを、夏休みの自由研究として発表しなさい」
孝明くんの目の前にあるのは、色んな配線をされた
ヘッドギアでした。
孝明くんはおじいちゃんの研究の成果をもらって
自由研究としたのですが、誰人にも信用されてはいません。
追伸
この小説の後に「僕の名前は所轄孝明」(小説パート2)
が続くのですが、この小説は4年前に掲載しました。
ご興味があれば、お読みいただければ、嬉しいです。
私の初期の作品です。
