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🎈お題①:「海の底にある古い劇場」



「私の噺を聞いていただきたいのです。
でもそれは、信じてもらえぬ噺かも知れません。」
と、語り出したのは、最近知合った男だ
「良いです、聞きます」
と、僕は好奇心を丸出しにしたまま、
彼の噺を聞くことにした。
「それは、去年の出来事ですが、
海底にピアノが沈んでいるのです」

「ピアノが沈んでいる?
誰かが捨てたのかなぁ」
と、普通にある様な事を何故この男は話してくるのか
解らぬまま、僕は聞き耳を立てていた

「それが、捨てられたピアノでは無いのです!
ピアノがある場所がですね、劇場なのです。
その中にピアノがあるのです。」

「劇場だって?
何故海の中に劇場があるんだ?」
と、少し大きな声で反応してしまった。
「そうなんですよ。本当に不思議なんですけど、
海の底に劇場があり、ピアノが置いてあるんです。
きっとそれは、古代の文明が海の底に沈んだのだと思いますよ。そうで無いと説明がつきません。」

「なるほど、古代文明が海の底に沈んでしまったのか?
で、君は何故そんな所に行けたんだ?」

「それはですね、助けた亀に連れて行ってもらったのです」

「助けた亀に?!
竜宮城では無くて・_・〆
海底にある劇場に
連れて行かれた!?・_・〆」

「ねぇ、私の噺信じられないでしょう」

「・_・〆。」

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