🐾お題②:「山奥の白へびさま」
山奥に棲む白へびは、村人達から
「白へび様」と呼ばれ、神様のような存在です。
しかし、村人達は白へびの傍若無人な
行動に恐怖を抱いていたのです。
…あの、白へびのおたんこなすめ
いつか必ず、成敗してやるからな…
と、村人は心では思うのですが、
大蛇の白へびには勝てません。
村人達は困り果てていました。
その噂を聞きつけた、一人の若者がいました。
彼は不思議な男でした。
「子供の頃に、鬼ヶ島に行き鬼を退治してきた」
と言う逸話がある男。
しかも、不思議な事に桃から生まれたと言う男。
正義感の強い彼は、村人達に問いかけます。
「貴方達は白へびに苦しめられていると聞きました。
どのように苦しめられているのですか?」
村人達は白へびを恐れているのか
誰も語ろうとはしないのですが、
一人の勇気ある若き美しい女性がこの様に告げるのです。
「白へびは、村に襲ってきては、村に貯蓄された食べ物を
奪っていきます。そのために私達は、食べるものが
無くなり、餓死する人さえいるのです。
また、力ある男性を奪っていき奴隷にしているのです。
本当に憎たらしいおたんこの白へびです。
私の主人も白へびに連れて行かれました。
私も、その事で体を病んでしまいました」
と、涙がぐんでいます。
その言葉を聞き、正義感の強い桃太郎は、
白へび退治の決意を固めるのでした。
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